自由に歩む【数多の記録】〇番目-オーバーロードの世界-   作:えーきち

6 / 6
異世界突入編2

 

歩の想定外の行動から、

なんとか復旧した、マーレとアウラ。

そんな2人と歩は、

スタッフ·オブ·アインズ·ウール·ゴウンの能力確認を

自身で召喚したモンスター相手に行うモモンガの様子を眺めていた。

 

「歩様はやらないんですか?」

「そうだね~、そろそろかな…」

歩がそう呟くと、モモンガの能力確認が終わったところであった。

 

--------------------------------------------

少し時間を遡り、円卓の間での会話。

 

「モモンガさん、守護者達を呼び出したのはいいですが、時間があるようですけど?」

「ちょっと試したい事がありまして、第六階層の円形闘技場がちょうどいいなと。」

モモンガはスタッフ·オブ·アインズ·ウール·ゴウンの性能確認と、魔法の使用感などを試すために、階層守護者の集合までの時間に猶予を作っていた。

 

「歩さんも魔法とか、刀を実際振った感覚を確かめておいた方がいいんじゃないですか?

たぶん時間の余裕はあるので。」

「そうですね、少し動かしておきます。」

「あ、あの仮面は使わないようにして下さいね…ナザリックが崩壊する可能性もあるので…」

モモンガが言う仮面とは、死神の虚化の能力の事である。

以前、大群にナザリック地下大墳墓へ攻め込まれた際に、使用するまでもなかったが、歩の機嫌が非常に悪く、つい使用してしまい、敵にとっての大惨事をお見舞いした事がある。

その事を知るモモンガが、心配しての一言であった。

 

-------------------------------------------

 

歩は虚化の力を使う気など一切ないため、

能力確認が終わったモモンガと入れ替わりで、

表情も変えずスタスタと歩く。

 

モモンガはそんな歩の表情が、

少しだけ怖くなり、再度声をかけてしまった。

「あれは使わないですよね?」

 

普通であれば、これほどに念を押さなかったであろうが、歩の見た目は人間種と同様で、今は現実と化し表情は変化するのが当たり前だとモモンガは思う。

そんな中、表情を崩す事のない歩に、色んな意味で恐怖を感じているのも事実。

思わず、といった感じで、そんな言葉が出てしまった。

 

そんな言葉に、歩の時折でる悪戯心が擽られてしまった。

 

「仮面は使わないですよ…」

なんとなく、【仮面は】を強調されたように感じたが、モモンガの心境で気づけるはずもなく…。

 

モモンガとスレ違い、背中合わせとなった歩の姿は、一瞬にして白に変わった。

いや、死覇装は変わらないので、黒い部分も見えてはいるが、白い布を一枚羽織っていた。

 

隊長羽織。

背中には、【0】の文字。

零ではなく、数字の【0】。

※この意味は、BLEACHの世界編で語ろうと思う。

 

歩はその足を止め、

ゆっくりと刀を引き抜いた。

モモンガの召喚したモンスターに向け、

その刀の切先を向ける。

 

一方、モモンガが待機地点につき、

歩の方に振り向いた瞬間、隊長羽織を見て小さく言葉を漏らした。

「何かイヤな予感が…」

 

「卍解…神殺鎗(かみしにのやり)」

ただ何かを読むかの如く、あっさりと、

そう言葉にしたが、何も起こらない。

 

否、何も起きていないように見えてしまった。

 

 

何も起きなかった事に、安堵するモモンガであったが、その安堵も一瞬にして消え去ることとなる。

 

アガギャァア!

そんな悲鳴をあげるかの如く、叫び声を発し、

モモンガの用意したモンスターが、苦しみ出した。

かと思えば、モンスターの後側の闘技場の一部が砂煙をあげながら崩壊し、

更にその先の森林の木々が倒れゆく。

モンスターは消滅し、円形闘技場の一部は崩壊、

森林には切株の道が一直線に続き…。

 

「歩さん!?」

モモンガは驚きのあまり、名を呼ぶ事しか出来ず…、

精神異常無効の能力が発動する

 

 

「ボクハ キット ナニモ シテナイ」

いつもの無表情さと変わらぬまま、

カタコトの言葉で否定するものの、

微かに笑い、誰かのツッコミ待ちのように感じた、モモンガ達であった。

 




BLEACHがわかる方は、神殺鎗の持ち主をご存じのはずですが、
何故、歩が持っているかは、BLEACH編(GWぐらいからゆっくり書き始めたいなぁとか思ってます)で。
ある程度、オバロ編が書き終わったら、他の世界のも書いて行きます。
現状行かせたい世界での大体の筋書きや、キャラ設定、能力などは決まっているので。
長くお付き合い頂ければ幸いです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。