インフィニット・ストラトス 白衣の男と白き戦艦   作:大極光

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こんばんは皆様、大極光です。

今回は日常回になります。




第8話 ヴァルトフォーゲル家のお買い物

クラス代表戦の休み明け

 

IS学園 1年1組教室

 

エーレンは珍しく授業開始ギリギリで教室に入る。

なぜなら朝からエミリアに会いに行っていたからだ。

そしてその後すぐに千冬が教室に入って来る。

 

千冬「諸君、おはよう。 SHRを始める。 まず最初にヴァルトフォーゲル妹が先日の襲撃事件で怪我をしたため、来週まで休みだ。 織斑も今日から1週間休みだがこっちは健康なので心配は無用だ」

 

エミリアが怪我をしたという事を千冬が言うとクラスがざわめく。

 

クラスメイト1「え? エミリアちゃんが怪我? 」

 

クラスメイト2「大丈夫かな…? 」

 

千冬「静かにしろ!」

 

が、千冬の一声で再び静かになる教室。

 

千冬「よし、連絡は以上だ。 それとヴァルトフォーゲル兄」

 

エーレン「はい? 何でしょう? 」

 

千冬「妹が心配なのは分かるが授業には遅れるなよ? 」

 

エーレン「分かりました」

 

千冬「宜しい、では授業を始める」

 

 

 

 

 

 

午前中の授業終了後…

 

午前の授業が終わり、昼休みになる。

エーレンはいつも通り貴重品をポケットにいれ、教室を出ていこうとする。

そこに…

 

セシリア「エーレンさん、お昼ご一緒にどうですか? 」

 

セシリアが昼食に誘って来るが…

 

エーレン「すみません、せっかくですが先約がありまして…」

 

セシリア「…! なるほど、なら仕方ないですね、ではまたの機会に」

 

エーレンが向いている方向で何となく察したのかそのまま引き下がるセシリア、エーレンも返事をしたあとエーレンの目的地、エミリアの病室に向かった。

 

 

 

 

 

数分後…

 

エーレン「エミリア? いるかい? 」

 

エーレンはあの後、購買で自分の昼食とエミリアに果物などを買ってから病室に来ていた。

 

エミリア「居るよ〜、お兄ちゃん♪」

 

そう言い上半身だけ起き上がり、エーレンに抱きつくエミリア。

 

エーレン「よしよし、待った? 」

 

エミリア「全然、待ってないよ」

 

エーレン「そう? ならいいけどね。 あ、そうそうはいこれお土産」

 

そう言ってさっき買ってきた果物とプリンを差し出す。

 

エミリア「ありがとうお兄ちゃん、果物はあとにしようかな? 」

 

エーレン「はいよ」

 

そう言いつつ、果物を備え付けの冷蔵庫にいれ、昼食を摂る2人。

 

エーレン「そうだエミリア、日曜は買い物に行かないかい? 」

 

エミリア「え? お兄ちゃんと2人で? 」

 

エーレン「その予定だけど? ギュエールさんでも誘う? 」

 

エミリア「だ、ダメ! お兄ちゃんと2人が良いの!」

 

首を左右に思い切り振りながら答えるエミリア。

エーレンも特に問題ないので頷いておいた。

 

 

 

 

 

授業開始10分前…

 

エーレン「じゃあそろそろ戻るよ」

 

エミリア「うん! 日曜日楽しみにしてるよ!」

 

そう言って病室をあとにするエーレン。

なお、授業には間に合った模様。

 

 

 

 

 

 

放課後…

 

IS学園 生徒会室

 

楯無「それで虚ちゃん、どうなったの? 」

 

放課後の生徒会室では楯無が虚にエーレン達の調査結果を聞いていた。

 

虚「はい、日本政府を介して彼らの情報開始を求めたところ、3人の履歴書を提出してくれました。またヴァルトフォーゲル君の事を研究所の人間に聞き込みをしましたがオタクだのシスコンだのまるで分からない情報ばかりで…」

 

楯無「えぇ……」

 

楯無は頭が痛そうだった。

 

虚「ただあの戦艦、ゼーロスや3人のISはヴァルトフォーゲル君が設計したものらしいです」

 

楯無「え? つまり彼は資材さえあれば…」

 

虚「はい、武装を作ることが出来ます」

 

楯無「まあ、彼はハシラジマの所長だしこれはね…、他の2人は?

 

楯無はエーレンに関してはひとまず保留にし、エミリアとギュエールについて聞く。

 

虚「はい、まずヴァルトフォーゲルさんの方ですが彼女は海軍の協力者であり、正式な軍属ではないようです。 戦艦ゼーロスのメンタルモデルとして、約2年間戦って来たみたいです。剣術を習っていたらしく、その腕前はこちらで言う織斑先生クラスと思われます」

 

楯無「織斑先生クラスの剣技って…、ごめん続けて? 」

 

あまりの腕前に驚く楯無。

だが話が進まないため続きを聞く。

 

虚「次にサザンクロスさんですが彼女は射撃の名手らしいです。 その腕は拳銃から艦砲まで通用するようで同じく2年間ゼーロスの副長兼火器管制を担当して来たみたいですね」

 

楯無「ありがとう虚ちゃん。 …もう一度彼とは話してみないとね…、今彼が何処にいるかわかる? 」

 

虚「流石にそこまでは…」

 

楯無「よね…、仕方ないわね、自分で探すわ」

 

そう言って立ち上がり、生徒会室を出ていこうとするが…

 

ガシッ

 

虚「どこへ行こうと言うのです? 」

 

肩を掴まれた楯無は恐る恐る振り返るとそこには笑顔の虚がいたがその目は笑っていなかった。

 

楯無「え…? ほ、ほらあれよ、ヴァルトフォーゲルくんとお話を…」

 

虚「まず書類を片付けてから行ってください」

 

握る力をさらに強くする虚。

 

楯無「えぇ… でも…」

 

虚「イイデスネ? 」

 

楯無「アッハイ」

 

こうして楯無の脱走計画は失敗に終わった。

 

 

 

 

 

同時刻…

 

IS学園 IS整備ガレージ

 

エーレンは授業が終わるとすぐに教室を出て、エミリアの病室に行ったがこの後夜まで退院に向けた検査があるとの事なのでエーレンはエミリアからアドラーを修理して欲しいと言われたため、エーレンはエミリアを結衣に任せ、整備ガレージに来ていた。

 

エーレン「良し、では始めますか」

 

エーレンは機体ハンガーにアドラーを展開し、損傷の具合を目と各種観測機器を用いて調べていく。

 

エーレン「ふむ、駆動系がすり減っているのと、一番の損傷はこれか…」

 

そう言ってエーレンが見たのは右脚部の切り傷、一夏の零落白夜に斬られた後だった。

 

エーレン「これは予備パーツと交換しましょうかね」

 

エーレンは携帯を取り出し、ハシラジマの研究所に連絡を入れる。

 

束『はいはーい、どうしたのかなえーくん? 』

 

電話に出たのはドクトルではなく束だった。

 

エーレン『あれ、束さん? ドクトル達はどうしました? 」

 

束『なんか北極がどーのこーの言って調査しに行ったよ? 』

 

エーレン「(北極… なんだろう、何かあったはず…)」

 

エーレンは何かが引っかかったが思い出せないため、とりあえず保留にしておいた。

 

束『それよりえーくん… りっちゃんの具合はどうなの…? 』

 

束の声のトーンが大幅に下がり、エミリアの様子を聞いてくる。

 

エーレン『エミリアですか? 順調に治ってますが… それが何か? 』

 

束『実はあの無人機、束さんの前の研究所に置いてあった物なの…、多分盗まれた内の1機だと思う…』

 

エーレン『なっ!? 』

 

エーレンは驚きのあまり声を上げる。

 

エーレン『それで何機くらい強奪されたんです? 』

 

束『100機くらいかな…』

 

エーレン『100機… 約3個大隊ですか…、まあ今の所はそれらを追跡するしかないでしょう』

 

束『うん…、ごめんねえーくん、私のせいでりっちゃんがあんなことに…』

 

エーレン『お気になさらず、エミリアも束さんを恨んでいませんよ、もちろん僕もですが。 それにどのような力であれ、それを行使する方に責任があるのであって、開発者の束さんの責任ではありませんよ』

 

エーレンも敵の捕虜から散々言われて来たため、その自論を束に述べる。

 

束『うん、ありがとうえーくん、少し楽になったよ。 ごめんね時間とらせて、要件は何? 』

 

エーレン『おっとそうでした、実はアドラーが破損したため、駆動系と右脚部の予備パーツを送ってほしいのです』

 

束『ふむふむ、予備パーツっと。 おーけい、すぐに送るよ』

 

そう言って電話が切れる。

程なくして、パーツが詰まったコンテナがヘリで届けられ、エーレンは集中するためにヘッドホンを携帯に接続し、作業用BGMを流しながらアドラーの修理に取り掛かった。

 

完全な余談だがこの時エーレンが聞いていたのが「イギリス征討歌」だったりする。

 

 

 

 

 

 

数日後…

 

日曜日 午前11:15

 

IS学園 一年生寮 エーレンの部屋

 

エーレン「良し、これで準備は出来た。 あとはエミリアを迎えにいくだけだな」

 

そう言ってエーレンは様々な荷物を持って、部屋を出る。

 

 

 

 

 

数分後…

 

IS学園 保健室前

 

あの後、エーレンは駐車場に行き、車に車椅子を積んだあとエミリアを迎えにいくために保健室に来ていた。

 

エーレン「エミリア、迎えに来たよ」

 

ノックして部屋に入るエーレン。

部屋には結衣もいた。

 

結衣「あれ? ヴァルトフォーゲルくん、貸出しした車椅子はどうしたの? 」

 

結衣は貸した車椅子をエーレンが持っていなかったため、不思議に思い、エーレンに聞く。

 

エーレン「車まですぐなのでおぶった方が良いかなと思いまして」

 

結衣「ああそうか、ヴァルトフォーゲルくん免許持ってたもんね」

 

結衣は納得し、頷く。

 

結衣「じゃあ、一応退院だけど定期的にここに来てください。 私が良いと判断するまではね」

 

エーレン「分かりました」

 

エミリア「はーい、またね三笠先生!」

 

結衣「うん、またね」

 

そう言ってエーレンとエミリアは病室をあとにする。

ちなみにエミリアの荷物は既に運び出されている。

 

エーレン「ごめんね、おんぶ嫌かもしれないけど車まで我慢してね」

 

エミリア「大丈夫、全然嫌じゃないよ(むしろご褒美かも…)」

 

 

 

 

 

数分後…

 

IS学園 駐車場

 

エーレンはエミリアを助手席に座らせ、車を発進させる。

 

エミリア「お兄ちゃんとお買い物〜♪」

 

エミリアは今日という日を待ち望んでいたのか、かなり上機嫌だった。

 

エーレン「そうそう、エミリアにも学園から商品券が来てるから着いたら渡すよ」

 

エミリア「商品券? 何で? 」

 

エミリアは首を傾げながらエーレンを見上げる。

何が言いたいのかというとエーレンにとって今のエミリアは破壊力抜群なのだ。

 

エーレン「(可愛い…ってダメダメ、今は運転中っと)何か知らないけど今回の襲撃事件の鎮静化に貢献したから学園からのお礼だってさ」

 

エミリア「なるほどね〜」

 

そんな話をしていると目的地であるショッピングモール レゾナンスが見えてきた。

 

エーレン「もうそろそろか… エミリア、着いたらまず昼食にしよっか」

 

エミリア「はーい」

 

 

 

 

 

数分後…

 

ショッピングモール レゾナンス 立体駐車場内

 

エーレンはレゾナンスの立体駐車場に愛車であるベンツを停め、後部座席から車椅子を出し、座席部分を開いてそこにエミリアを座らせる。

 

エーレン「エミリア、具合はどう? 」

 

エミリア「快適だよ」

 

エーレン「おけ、なら行こうか」

 

そう言ってエーレンは車椅子を押し、建物内に入って行く。

 

 

 

 

 

またまた数分後…

 

ショッピングモール レゾナンス エレベーターホール

 

エーレンも下調べはしたとはいえ、来るのは初めてなので置いてあったマップを見ながら進んで行く。

 

エーレン「分かっていたとはいたがやっぱり広いな…」

 

もちろんハシラジマほどの広さでは無いのだがそれでもレゾナンスは十分広い、初見では油断しているとすぐに迷子になりそうだった。

 

エーレン「レストランなども多いから迷うな…。 エミリア、何か食べたいものとかある? 」

 

エーレンは自分では決められないため、エミリアに判断を委ねた。

 

エミリア「うーん、じゃあここでどう? 」

 

エミリアがエーレンの見せたパンフレットの中からイタリア料理の店を指さした。

 

エーレン「ならそこにしますかね」

 

そう言ってその店にむかって歩くエーレン。

 

 

 

 

 

 

またまた数分後…

 

目的地

 

エーレンとエミリアは目的のレストランに入った。

幸い空いていたため、すぐに席に案内された。

 

 

 

 

 

数分後…

 

エーレン「混む前にこれて良かったね」

 

エミリア「そうだね」

 

ちなみに2人の料理は既に来ていた。

2人ともランチメニューを注文し、2人で分けようという事でピザを1枚注文した。

 

エミリア「それでお兄ちゃん、この後の予定は? 」

 

エーレン「特に考えてないよ、エミリアが行きたい所に行こうと思っているよ」

 

僕は電気屋に行ければ良いかな と付け加えるエーレン。

 

エミリア「なら服見に行っても良い? 」

 

エーレン「なら行こうか」

 

 

 

 

 

 

数十分後…

 

レゾナンス 洋服店

 

エミリア「お兄ちゃん、これとかどうかな? 」

 

そう言って黒色の服を見せてくる。

 

エーレン「うーん… エミリアは白色の方が似合うと思うんだけどな」

 

エミリア「じゃあこっちかな… 迷うな〜」

 

エーレン「? 気になるのがあれば買ってあげるよ? 」

 

エーレンは迷っているなら対象商品を全部買えば良いと思っていたため、エミリアの悩みが分からなかった。

 

エミリア「え? 良いの!? 」

 

エーレン「うん、なかなか連れて行ってあげられないからね。 たまには良いでしょう、それに僕金持ちだし」

 

実際エーレンは研究所の所長に加え、海自隊員を掛け持ちしているため、どっちかの給料がそのまま残るという形になっているため、それなりに貯金はあるのだ。

 

エーレン「じゃあ会計済ませようか」

 

そう言って商品をカウンターへ持っていくエーレン。

ちなみに金額は6桁に達したがエーレンは特に気にしていなかった模様。

 

 

 

 

 

数時間後…

 

IS学園へ向かう道

 

あの後、買い物を一通り済ませたエーレンとエミリアは帰路についていた。

 

エーレン「しまった、エミリアのパジャマ買うの忘れた」

 

エミリア「そう? じゃあさ、お兄ちゃんの服どれかちょうだい」

 

エーレン「え? そんなので良いの? 」

 

エミリア「うん!」

 

エーレン「なら良いけど…」

 

そんな会話をしながら帰る2人であった。

そしてその夜からエミリアはエーレンの私服をパジャマ代わりにして寝るのであった。

 




今回はここまでです。

書いていて思いました、私日常回書くの下手なのではと…

次回 インフィニット・ストラトス 白衣の男と白き戦艦
第9話 西洋の地より来たる者

誤字や脱字、アドバイス、質問、おかしな表現などがあれば教えてください、お待ちしております。
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