インフィニット・ストラトス 白衣の男と白き戦艦   作:大極光

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こんばんは皆様、大極光です。

いよいよIS勢との対面です。

今回はゼーロスがISと蹂r…ゲフンゲフン戦闘を行います


第1話 漂泊の戦艦

????年??月??日

 

現在地???

 

特一等級空中戦闘母艦 ゼーロス艦橋

 

???「……ちゃん、起きて、お兄ちゃん!」

 

エーレン「うん? エミリア?」

 

エーレンは妹の呼ぶ声で目を覚ました。

 

ギュエール「艦長、大丈夫ですか?」

 

ギュエールが覗き込んでくる。

 

エーレン「ええ、大丈夫です、ここは… ゼーロスの艦橋ですか…」

 

少しずつ脳がまわりはじめ、記憶が鮮明に思い出される。

 

エーレン「そうだ、確かゼーロスごとリヴァイアサンの爆発に巻き込まれて… え? だとしたらここはどこです? 流石のゼーロスでもあの爆発には耐えられないはず…」

 

そう、あの時のゼーロスはリヴァイアサンとの戦闘で傷つき、光学障壁を展開できずにいた、この艦は一応戦艦なので装甲もあるがリヴァイアサンの攻撃でボロボロ、防げるはずがないのだ。

 

ギュエール「それが驚くべきことに爆発の被害が皆無なんです」

 

それを聞いたエーレンのやっと本調子に戻ってきた思考が再び止まった。

 

エーレン「……はい? 爆発の余波の被害無し? 冗談でしょう?」

 

そんなはずないのだ。

あの爆発だ、艦橋が残っていること自体奇跡なのに爆発被害無しとの報告、訳が分からないのだ。

 

エーレン「まあ、その辺は後で調査しましょう、それよりも今のことです。 エミリア、この艦の現在位置は?」

 

エーレンは一旦思考を切り替えゼーロスの母港、キール港への帰還しようとしたがまたしても意味不明な事を愛する妹から告げられる。

 

エミリア「それがお兄ちゃん、ジゼルの信号を受信出来ないんだよ。 こっちが壊れてるわけじゃ無いから多分衛星に何か問題があるんじゃないかな? 詳しいことは分からないけど…」

 

エーレン「え? それこそ爆発の被害じゃないのかい?」

 

ギュエール「それは有り得ません、さきほどお伝えした通り爆発の被害は有りませんし、それ以前の損傷も修理班が資材生成機を動かして電子系統を最優先に修理してくれました… 修理班から報告です、たった今全ての修理が完了したとのことです」

 

ゼーロスは単艦での作戦行動を要求されるので核融合炉と核分裂炉を使用した資材生成機と食料プラントが艦載されていて、こうして即席で修理が出来るのだ。

 

エーレン「(うちの修理班優秀ですね、後で酒でも持っていきますか)なら本当に衛星が見つからないのですか? 信じられませんね」

 

ギュエール「私もです、さらにこちらも原因不明ですが時計が2045年を示してまして、アナログの調査でわかった本艦の現在位置もどういう訳が太平洋の真ん中なのです」

 

エーレンは少し頭痛がしてきた、爆発に巻き込まれたと思ったら被害無しで修理班が直したにも関わらず、各種計器は無茶苦茶な数字を示し、挙句の果てには大西洋にいたはずのゼーロスが太平洋のど真ん中に浮かんでいるのだ。

 

エーレン「色々わかりませんが全て後に調査しましょう。 とにかく一旦本国に帰還しましょう。 副長、ひとまず報告のため、同盟国日本の横須賀基地に入港します、航路を出して下さい」

 

エーレンはとりあえずドイツ本国に艦の生存を伝えるため、横須賀基地に向かうことを決定した。

 

ギュエール「わかりました… 航路出ました、巡航で12時間といったところです」

 

エーレン「わかりました。機関始動、巡航速度を維持し、日本の勢力圏までは光学迷彩を展開、目標は日本海軍横須賀基地です、ゼーロス発進!」

 

ギュエール「了解、機関始動。 巡航で横須賀基地を目指します」

 

エミリア「はーい、光学迷彩展開」

 

ゼーロスのフラッペンが回転し、瞬く間にゼーロスの巡航速度の80knotに加速する、そして光学迷彩が展開され、ゼーロスは夜陰に溶けるように見えなくなった。

 

ギュエール「これであと12時間待つだけですね」

 

エーレン「そうですね、ギュエールさんもお疲れでしょう、僕がここに居ますので休んで下さい」

 

エーレンはさっきまで眠っていた?のであまり眠くないのだ

 

ギュエール「私は大丈夫ですよ、それより艦長こそ良いのですか? エミリアちゃんを寝かさないといけないのでは?」

 

ギュエールもエーレンと同じような状態だったため眠気はないのだ

 

エーレン「まあ、そう言わずに、寝不足は美容の天敵ですよ。 それにエミリアならほら」

 

ギュエール「はい?」

 

ギュエールが艦長席を覗き込むとエーレンの膝の上で気持ち良さそうに寝るエミリアの姿があった。

 

エーレン「こういう訳ですから休んで下さい、戦闘になったらギュエールさんの射撃が必要なんですから、その時になって倒れられでもしたらこちらが沈んでしまいます」

 

ギュエール「そこまで言われるのでしたら少し休ませて頂きます、時間には戻りますので」

 

そういい、艦橋を退室するギュエール。

おやすみなさい と一声掛け、妹を起こさないように各種計器を確認するエーレン。

 

こうしてゼーロスの波乱の1日が終了した。

 

 

 

 

翌朝 午前7時30分…

 

ゼーロス艦橋では既に朝食を終えた3人がいた。

 

エミリア「もうすぐだね」

 

ゼーロスは昨晩午前4時に日本の勢力圏に到達、光学迷彩を解除して航行していた。

 

エーレン「そうだね。ギュエールさん、そろそろ横須賀基地と連絡がつくのでは?」

 

ゼーロスはまもなく日本の排他的経済水域の外縁部を越え、日本との交信可能区域に入るはずだった。

 

ギュエール「私もそう思い先程から試しているのですが未だに繋がりません」

 

エーレン「まあ、まだ外縁部ですしね、気長に待ちましょう。 この艦は日本にも本国から伝えてあるでしょうし識別反応もあります、いきなり攻撃はされないでしょう」

 

この時エーレンは楽観していた、この予想が後に崩れる事をエーレンはまだ知らない。

 

数時間 横須賀基地まで残り70Km…

 

ギュエール「あと三十分くらいですね」

 

エミリア「でもなんで通信が繋がらないんだろう?」

 

エミリアの言う通り、ゼーロスは横須賀基地から70kmの地点にいるのに未だに日本と通信が出来ずにいた。

 

エーレン「おかしいですね、ここまで来て通信が繋がらないとは… さすがに同盟国とはいえ通信無しで領海に入るのは不味いですね… 60knotまで減速、様子を見ましょう」

 

通信が繋がらずにこれ以上進むのは国際関係上危険と判断したエーレンは速度を落とさせた。

 

エミリア「はーい、速度60knotまで減速しま… ッ! レーダーに感あり、飛行物体がこの艦に向けて飛行中、数は4機!」

 

減速した直後、ゼーロスの対空レーダーは4つの飛行物体を捉えた。

 

エーレン「日本の航空機かい?」

 

エミリア「だけど識別反応が無いよ?」

 

識別反応が無い、つまり敵でも味方でもないアンノウンなのだ。

 

ギュエール「目標を光学で捉えました、メインモニターに写します」

 

そしてメインモニターに写った飛行物体を見てエーレン達は首を傾げる。

 

エーレン「なんですか、あれ?」

 

モニターに写った飛行物体はMSに似ていたがMSより遥かに小さく、また装甲も最低限度しかついておらず搭乗しているパイロットさえ見えるほどの不思議なものだった。

 

ギュエール「日本の新型MSでしょうか?」

 

MSを専門とするギュエールでさえも判断しかねていた。

 

エミリア「でもなんだか弱そう」

 

ゼーロスの全長は896mに対して向こうは10mにも満たない、弱く見えて当然だった。

 

エーレン「見た目で判断しては行けないよ、何せあの日本の新型なんだからね。 でもなんでだろう? 長距離通信が使えないからわざわざ来てくれたのかな?」

 

ギュエール「しかしその為だけに最新鋭機を投入しますか… 不明機のから通信です、どうしますか?」

 

エーレン「繋げてください、話を聞かない限り何もできませんからね」

 

わかりました、繋げます とギュエールから言われたあと不明機からの通信が聞こえてきた。

 

???1『こちらは日本国自衛隊、第206IS小隊です。 所属不明艦に告ぎます、この先は日本国の領海です、直ちに停船し、所属と艦名、目的を明らかにしてください』

 

エーレン「(やはり日本か、しかし艦旗で同盟国ぐらいはわかるでしょうに所属不明艦って、まあ、この艦は本国の最重要機密だったし情報がまわってなかったのでしょう)『こちらはドイツ第三帝国海軍 第7空中機動艦隊所属 特一等級空中戦闘母艦 ゼーロスです、本国との通信のために日独伊三国同盟に則り貴国の横須賀基地への入港を目的としています』」

 

エーレンは不審に思ったが指示に従い、情報を公開した。

 

???1『なるほ…』

 

先程の通信をしてきた人物から返信が来たがそれが途中で遮られ、別の人物から通信が入る。

 

???2『あなたふざけてるの?ナチスなんて一世紀前に亡んじゃってるし、当時のナチスに空中機動艦隊なんて言うものはないわよ? もう少しマシな嘘をつきなさい』

 

その通信に対し、攻撃的な口調と祖国は既に亡んでいると言われた事に少し頭にきたエーレンは挑発気味に返答する。

 

エーレン『そちらこそふざけているのでは? 日本国に自衛隊なんて言う武装組織は存在しませんし、ドイツが亡国? 世界のどこにドイツを亡国に出来る勢力があるのです? もう少し笑える嘘を言ってください』

 

???2『なによ、男のくせに偉そうなこと言ってんじゃないわよ! もういいわ、これより私たちは領海侵犯をしようとする武装勢力に対して自衛のために攻撃を行います、降伏するなら今のうちよ』

 

???1.『ちょっとあなた達、戦争はじめるてもり!?』

 

???4『隊長は黙っててください』

 

???3『そうよ、そんなただ大きいだけの戦艦でISに勝てるわけがないわ、戦うだけ無駄よ?』

 

それを聞いたエーレンは笑いをこらえながら返答する。

 

エーレン『降伏しろ? 戦うだけ無駄? ご冗談を。 そんな機体でこの艦に勝利する、本気でそんなことをあなた方は考えているのですか? ならばこちらは自衛権を行使して本艦の脅威を排除します』

 

その通信が終わると隊長機と思われる機体以外の3機が武装を展開してゼーロスに接近してきた。

 

ギュエール「日本機、戦闘状態に突入して接近中、数は3機です」

 

それを聞いたエーレンはマイクを置き、指示を飛ばす。

 

エーレン「始まってしまった以上、本艦の脅威を排除する。 総員戦闘配置! 取舵いっぱい! 副砲で迎撃しろ! MS小隊は緊急電磁射出機(リニア・レール)で発艦! 副砲の撃ちそこねたものを迎撃しろ!」

 

エーレンの指示の直後、ISから砲撃が始まるが戦車砲クラスの攻撃力しかないISの武装では対艦戦闘、それも対超兵器を想定して造られたゼーロスの装甲には無意味であり、エミリアにより既に展開されていた各種フィールドの前にあっけなく弾かれる。

 

エミリア「え? 防御重力場すら貫通しないの?」

 

あれだけ意気込んでいたのだから防御重力場とディストーションフィールドくらいは貫通するものだと思われていたがそんなことはなかったため、驚愕する声をあげるエミリア、エーレン達も同感だった。

 

ギュエール「MS第111小隊、発艦完了しました。 副砲も誘導モードで発射可能、照準も完了しています、撃ちますか?」

 

エーレン「……撃ち方はじめ」

 

ギュエール「撃て!」

 

ギュエールの照準とレーダーの情報を元に発射された3基の誘導荷電粒子砲は攻撃してきたIS3機のうち2機に命中、爆発した。

 

ギュエール「副砲命中、2機を撃墜、1機は命中ぜす、健在で… なっ!? 爆煙の中から人が! 人が落ちていきます!」

 

エーレン「何だと!?『 第111小隊! 聞こえているか!?』」

 

第111小隊 隊長機『はい、聞こえています』

 

エーレン『たった今撃墜した機体から、パイロットと思われる人間が落下中だ。 救出してくれ!』

 

第111小隊 隊長機『なんですと!? わかりました、救出に向かいます! おい、誰でもいい、1人一緒に来てくれ!』

 

第111小隊 僚機 『了解!』

 

直後第111小隊の内、2機が急降下し、落下していた人間を救助する。

 

ギュエール「どうにかなったようですね」

 

エーレン「しかし搭乗者を必ず生還させる機体ですか、さすがは日本、面白いものを造りますね」

 

エミリア「お兄ちゃん、その辺は後にしたら? まだ後1機残っているんだよ?」

 

おっといけませんね、つい癖で とエーレンはエミリアの声で現実に引き戻され、そう言った後、指示を飛ばす。

 

エーレン「艦首魚雷発射管、1番に侵蝕魚雷装填、装填後発射、第111小隊には再び搭乗者の救出準備をする様に伝達、仕留めます」

 

エーレンの指示の元、ギュエールは通信と照準を行い、エミリアは艦首魚雷発射管に侵蝕魚雷を装填する。

 

ギュエール「発射準備完了」

 

エーレン「発射」

 

ギュエール「撃て!」

 

放たれた魚雷は真っ直ぐ敵機に向かい、直撃こそしなかったものの近接信管が作動、敵のスラスターに命中し爆発、落下していったが第111小隊のオーディーンMにより救出された。

 

ギュエール「敵機撃墜、状況終了です」

 

敵小隊4機の内、攻撃してきた3機を撃墜、隊長機と思われる機体は撤退した。

 

エーレン「了解、お疲れ様でした」

 

エミリア「お兄ちゃん、私は〜?」

 

エーレン「エミリアもよく頑張った、偉いぞ」

 

そう言ってエミリアの頭を撫でるエーレン。

 

ギュエール「艦長、救出した3名はどうしますか?」

 

報告によると、3人とも外傷はあまり見られないが意識不明との事だった。

 

エーレン「医務室に運んでください、意識が回復しない事にはどうしようもありません」

 

わかりました とギュエールは通信機を操作しながら言う。

 

エミリア「お兄ちゃん、これからどうするの?」

 

エーレン「日本から攻撃を受けた以上入港は厳しいと思うからねこの海域に停船、しばらく向こうの様子見をしようと思ってるよ」

 

エミリア「はーい、機関停止、この海域に留まります」

 

ゼーロスのフラッペンが停止し、艦体がゆっくりと止まった。

 

ギュエール「艦長、先に昼食をとってきてください、昨晩は私が先に休ませてもらっているので」

 

エーレンが時計を確認すると正午を過ぎたあたりだった

 

エーレン「もうそんな時間ですか、では先に食べてきます、行くよエミリア」

 

エミリア「はーい」

 

そういいエミリアと手をつなぎながら艦橋を出ていくエーレン。

それを見送りつつ、今回の戦闘での消費弾薬、被害などをまとめてゆくギュエール。

ゼーロスにとっては今回の戦闘もただ敵の新型を撃ち落とした程度の認識だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これが世界中を震撼させる事になっていたがエーレン達が知るのはもう少し後のことである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方…

 

第206IS小隊 隊長機

 

???1「報告しなければ… 偏光制御射撃(フレキシブル)を使える砲にブラックホールのようなものを意図的に発生させる誘導弾に加え、IS?を少なくとも4機は保有している。 あんなのを本格的に敵に回せば少なくとも日本は壊滅する…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてまた別の場所

 

???「何あの戦艦、ISを一撃で撃ち落とすなんて… それにあのISモドキも気になるし… よし、くーちゃん、出かけるよ〜」

 

???「畏まりました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日は再び波乱の1日となるがゼーロスの面々はまだそれを知らない…

 




今回はここまでです。

次回はエーレン達と世界最強の対面です。

次回、インフィニット・ストラトス 白衣の男と白き戦艦
第2話 「学びの地へ」

誤字や脱字、アドバイスなどがあれば教えてください、お待ちしております。
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