【G-5支部■■■■書】
実験対象 ロナン、リード
彼らには運動に不自由しない程度に海軍基地内の一般人と同等の自由権を与えてください。ただし実験対象および閲覧権限のない海兵には彼らへの制限について察せられることのないように。
適切な寝具、風呂、医療施設は海兵と同じくいつでも使用できるようにしてください。食べ物は海兵と同等のもので構いませんが、それ以上を要求するのなら観察と報告を。おやつに関しては何でも構いません。
好物などの調査も報告に入っています。オリジナルとの比較を行うため、特に対象者ロナンによる観察と報告を必ず行うように。
外出許可は主に取れるようにしてください。ただし単独での移動は禁止します。
大佐以上の海兵を監視役として行動を共にするように徹底してください。
玩具は基本的に許可しますが、武器は却下します。
ですが実験対象からの玩具の要求に関しては報告してください。
海兵からのプレゼントは報告しなくていいです。
対象者ロナンにおける海兵の手伝い要求は許可します。ただし対象者ロナンのドジはオリジナル生来のものですので、基本的に大事故に発展するような手伝いはさせないように徹底を。もちろん海兵しか入ることのできない部屋の入出は禁止しています。ですが手伝いについては海兵が常に監視できる状況ならば一時的に許可します。
【手伝い禁止事項一覧】
キッチン、訓練場、重要書類保管庫、商店街、海―――――――
また新しく禁止事項に記載をすることを許可します。対象者ロナン自身が傷つくようなこと、および事故や事件、災害を発生させないよう気を付けてください。
オリジナルの記憶保持についての詳細を報告してください。彼らの記憶がどの程度あるのかを知る必要があります。
記憶については積極的に調査する必要はありません。意図的に記憶を思い出させようとするような行為は避けてください。
ただ何気ない言葉の中にオリジナルの記憶が隠されている可能性があります。
対象者ロナンとオリジナルである■■■■■の言動と記憶比較を行ってください。対象者リードについては睡眠による夢の報告と言動に注意をお願いします。
睡眠によってどのような夢を見たのかを調査してください。
彼らの夢が記憶の一部であることが対象者ロナンの証言から明らかになっています。一部分でもどのような夢を見ているのかを確認し、現実ではないと証言してください。
閲覧権限のない海兵には観察と調査を兼ねていると説明し、報告をするように。夢でしかないような有り得ない記録でも構いません。報告は徹底してください。
なお、対象者ロナンにおけるオリジナルの記憶保持は重度を越しています。最終的な■■段階にはまだ達成していないことが明らかになっていますが、必要であればDr.ベガパンクへの依頼を許可します。
記憶をこれ以上思い出させないよう一般海兵にも注意を促してください。ただし彼らには詳細を知る必要がありません。記憶の混濁についてははっきりと注意をし、対象者ロナンの自己の確立を行うように。
また、対象者ロナンの海軍本部への移動は申請中です。海軍本部におけるオリジナルの記憶が多くあるため、■■段階に達成する可能性があると考え現在Dr.ベガパンクによる調査が行われています。自己喪失に至らぬよう注意してください。
対象者リードに関しては記憶保持の経度がまだ未調査です。
リードについては脱走の恐れがあるため、記憶がなくても管理を徹底してください。なお脱走する場合は五体満足でなくても構わないので必ず捕獲をしてください。
対象者ロナンが単独で脱走しても追わなくて構いません。捕獲も出来る範囲で構いません。
ですが対象者リードを抱えての脱走であれば捕獲を徹底してください。ただし対象者ロナンの殺害行為は基本的に認められていません。
【対象者リードにおける報告書】
オリジナルの記憶と差異が出ていることが一部明らかになっています。麦わら帽子をじっと見つめている。手配書の中の麦わらの一味を懐かしそうに見つめていると報告がありました。
実験段階によっては白ひげへの興味があるかどうか確かめるように。ただし対象者リードの自己喪失になるようであれば即座に中止してください。調査は確実に行わなくて結構です。
今までに報告された資料をまとめておいてください。
なお、閲覧権限はG-5支部基地長ヴェルゴ中将にあります。
基地に所属するスモーカー中将の閲覧権限は許可申請中です。
許可が下り次第ヴェルゴ中将から指示を出します。