俺がクー・フーリンなのは絶対に間違っている   作:神崎真

7 / 7
センター試験1時間前に初投稿です。(更新遅れてすいませんでしたァァァァ!!本編じゃないけど許してつかぁさい!!)


死後の珍道中
IFもしも第四次で〜


 英霊達もすなる聖杯戦争という物を、借り物の我が身でもしてみんと、いや、みむとだっけ?……元ネタの続きを忘れたわ。

 

 とにかく、オラリオをクー・フーリンとして駆け抜け、気がつけばうっかり英雄だ。そして現在、日本の冬木にて行われる『第4次聖杯戦争』で槍兵(ランサー)として召喚された。本来なら、この聖杯戦争で召喚されるランサーは俺でも(クー・フーリン)でも無い、だがマスターは時計塔のロードのケイネス・エルメロイ・アーチボルトと合っている。おそらく、(ランサー)が代わっただけで他は俺の知る、第4次聖杯戦争(Fate/Zero)と相違ない。

 まぁ、召喚された事には文句しかないが、ぐちぐち言ってても意味が無い。終わりの時まで槍を振るうだけさ……ステータスクソザコだけど。

 

 状況説明終了(閑話休題)。そして今俺は、倉庫街にて敵サーヴァントを誘い出していた。彼此数時間、ずっと待ちぼうけを喰らっていたが、それももう報われた。

 響く足音は二つ。足音の軽さからして片方は女、もう片方は男の様にも思えるが、鳴り響く金属音から鎧を着た女と判断する。

 原作通りなら、彼女らはセイバー陣営のマスター(仮)とサーヴァントセイバー。

 俺は閉じていた瞳を開いて、壁から背を離した。

 

「よお、いい夜だな。此度の英霊連中はどいつもこいつも腰抜けしかいねえと思ったが、アンタら違うみたいだな」

 

 ニヒルに決めて、アインツベルンのマスター(仮)と青いセイバーさんを…ハ?黒?え、なんでオルタってるの君?

 

「戦闘を開始する」

 

「え?ちょおま」

 

 刹那、セイバーの姿が消える。目を見開き、闇夜に紛れた黒いバトルスーツを、僅かに視界が捉えた。それを目で追っていては()()()()()()。頭上に槍を構えて、間一髪のところで、その不可視の剣を防ぐ。

 

 頭上には剣を槍に叩きつけているセイバーの姿。

 状況が悪すぎる。此方は全力で槍を支えなければ、そのまま体を真っ二つにされてしまうのに対し、アッチは全く本気じゃない。

 

「ほう」

 

 セイバーが感嘆の声をあげると共に、彼女の魔力が剣の勢いを強くした。当然、弱体化しきった俺の筋力では止めきれない。辛うじて剣を逸らすも、俺の体は地面へと叩きつけられた。

 

「死ね」

 

 魔力で強化された蹴りを地面を転がる事で躱しながら、槍を棒高跳びの様に使って宙に飛び上がり、落下しながら槍を構える。セイバーは受け止めるために剣で頭上をカバーしようとするが、甘い。俺は空を蹴ることで落下の速度を速め、セイバーが剣を構えると同時に着地する。

 

「お返しだ、礼はいらねえぜ」

 

 渾身の力を持って振るった槍で、セイバーを薙ぎ払った。欲を言えば、無防備な腹に突きを入れたかったが、生憎使()()()()()()()()の為、突きを放つには持ち方を変える必要があり、それをしていては間に合わなかった。だが、コンテナに突っ込んだ奴は、ある程度ダメージを負ったことだろう。

 

「んあ?….…チッ!」

 

 うなじに走ったピリピリとした直感に従い、大きく後ろに飛ぶ。その行動は正解だった。数瞬前までいた場所が、魔力による衝撃波によって大きく削り取られれたからだ。

 次に、セイバーがコンテナから弾丸のような速さで突っ込んでくるが、体勢が悪かったためか、さっきより遅い。迫るセイバーに対抗するために、槍を構えた。

 

 

 

 

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

 

 

 

 自身が召喚したサーヴァントとの戦闘を使い魔越しに見ていた、ケイネスは自身のサーヴァントの評価を改めていた。

 

(相手のステータスの多くはA 、この聖杯戦争いきなり敗北かと思ったが……)

 

 ケイネスの予想に反し、ランサーはステータスに大きな差があるセイバー相手に善戦しているのだ。

 ステータスには一切頼らない。生前の経験を最大限まで活かした『巧さ』が今のランサーの最大限の武器だ。

 

(実に惜しい。あれ程の英霊をもし万全の状態で召喚できていたなら、私の勝利は揺るがなかっただろうに。……いや、マスター同士の覇を競いあった上での勝利にのみ価値はある、か)

 

 ケイネスの思惑を他所に、セイバーとランサー、両者の対決はより激しさを増していった。

 

 

 

 

***

 

 

 ()()()()が撃ち合い、甲高い音を響かせる。

 両者の対決に決着がつく様子はなかった。セイバーの攻撃は躱され、逸らされ有効打を与えられず、ランサーは防戦一方で攻める暇がない。

 

「チッ、ちょこまかと」

「そう褒めるなよ…って、ヤベ」

 

 ランサーの手から槍が弾き飛ばされる。致命的な隙、ソレをセイバーは見逃さない。

 

「貰ったぞ」

 

 横薙ぎに振るわれる不可視の聖剣。ランサーは大きく上体を後ろに逸らすことで回避し、そのまま地面を蹴って宙を舞う。槍を再び手にしたランサーは、大きく距離を取る。

 

(ゲイ・ボルクを、いや、せめてルーンを使えればワンチャンあるんだがなぁ)

 

 ランサーは自身の獲物を恨めしそうに見つめる。()()の輝きを放つソレは、ブルブルと震えて敵との死合を催促しているようだ。

 ────『憤怒の恐槍(ドゥ・バッハ)』ソレがその槍の真名だ。

 

 どんな状況でもゲイ・ボルクであれば、因果逆転の呪いで確殺できる。ルーン魔術があれば、ステータスの補強ができる。しかし、前者は此度の召喚の際にゲイ・ボルクを持ってこれず、後者はクラスがランサーの為、使えないことはないが魔力の消費に釣り合わない。その上、ステータスはクソ雑魚ナメクジ。

 圧倒的不利な状況、しかし彼の表情にはどこか余裕がある。

 

(だが時間を稼げば、他のサーヴァント達が乱入してくるはずだ。だから、早く来てくれ征服王!!あ、英雄王は座したままお帰りくださいって、今髪掠めたァッ!?)

 

 失礼、内心は大混乱だ。

 

 




クー・フーリン(アナザーワールド)
クラス ランサー
筋力D 俊敏C+
耐久E 魔力E
幸運E 宝具C+
(知名度補正が皆無なのと、並行世界からの強引な召喚のため、ステータスが大幅に弱体。)

本編の更新はもう少し待ってください。(具体的には2月の終わりくらいまで)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

疾風と正義の女神と正義の味方(作者:たい焼き)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

14巻を読んでいたら書きたくなったので書いてみました。▼アストレア様と紅い弓兵を合わせてみたら面白いんじゃないかという思いつきで出来ています。


総合評価:4792/評価:8.12/連載:10話/更新日時:2020年06月30日(火) 19:00 小説情報

紅き外套 オラリオへ行く(作者:クグイ)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

エミヤが答えを得た中で、新たな意志を携えた状態で、ダンまちの世界にぶち込んだらどのようになるか、オリジナル展開で頑張っていく物語です。▼注意!この作品は基本作者の思い描くものを書いていくのでさすがにこれは違いすぎやしねぇかという意見以外は申し訳ありませんが反映しかねます。また、弱体化に関しまして性格以外は基本オリキャラ化となっております。それが苦手やふざけん…


総合評価:3622/評価:6.89/連載:13話/更新日時:2016年07月28日(木) 21:37 小説情報

ダンジョンにバゲ子がいるのは間違っているだろうか?(作者:猪のような)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

妖精騎士ガウェインの力と姿を持った転生者君がオラリオでベル君と一緒に頑張るお話。アヴァロン・ル・フェを終わらせて書きたい衝動が溢れ出てしまった…けど反省も後悔もしない。最初は妖精騎士ランスロットをベル君の姉として捩じ込もうとしたが、アイツチートだからガウェインにしたよ…もっとダンまちとFateのクロスオーバー作品増えて欲しいな!


総合評価:3898/評価:7.52/連載:22話/更新日時:2023年04月12日(水) 01:26 小説情報

オラリオのオカマ道(作者:雪兎ですが?)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

ぱっと思いついただけの駄文です。▼もしかしたら続くかも


総合評価:456/評価:9.09/連載:2話/更新日時:2026年02月08日(日) 18:11 小説情報

ヘラクレス(中身転生者)in オラリオ(作者:アウン)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

ヘラクレス(中身転生者)がダンまちに来る話。▼展開は書きながら考えます。▼*クロスオーバーは念の為


総合評価:490/評価:6.73/連載:3話/更新日時:2026年02月05日(木) 00:19 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>