さよなら、ガフガリオン。   作:詠むひと

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ヘッケランの実家の記述とか無いし捏造です。


マータイト商会

「さて、次はヘッケランの所だな。さ、ヘッケラン連れてけ。」

 とりあえずヘッケランに先導させよう。まあいい次は商人の所だし、街を歩いて見た中でもそうそう変わらンだろうと思う。

 

 

「そういやマータイト商会って合併したんだっけ?」

 そう聞くのはヒューゴだ。

 

「そうだよ、ついこないだ二つ吸収合併したよ。」

 商会が別の商会を吸収するのは時々聞くが、吸収したって事はヘッケランの実家は大きな商会を経営でもしてるンだかな。

 

「お前の所は大きい商会なのか?」

 

「うーん、帝都では中堅くらいかな。個人商店とか小規模の商店吸収してってるけど、大きいって程の規模でも無いかな。吸収してるけど元の商店は元の店主に経営して貰って、うちで一括で仕入れと経営状況の把握してるだけみたいな。」

 詳しくは聞いて無いけど、とヘッケランは言い。

 

「何て言うか、共同での経営って言うか。個人商店じゃ大口の仕事があっても商品の仕入れが出来なくて仕事を逃しちゃうって事があってさ。全体で一つの商会のように動けば大口の仕事も逃さないし、商会内の別の店が得意な仕事の情報があったらそっちに回したりその逆に情報を貰ったりして助けあって仕事する為のものらしいよ。そこに商人組合が関わって更に広い範囲で仕事をやり取りするんだけど、まだ色々と模索中だってさ。」

 

 うーン、何とも複雑な感じになっているな。

 

「もともと、大商会に太刀打ち出来ずに徐々に経営が圧迫されてく商会が幾つも有ってさ。組合としても独占状態は良くないって考え方らしくてさ、個々の商会の形を維持した状態でなおかつ経営を黒字化したいって事で色々やってるよ。」

 

「この件はうちと同規模くらいの商会が幾つかで中核になって運用してくらしい。なんか国も関わってるみたいでどうなってるのかよく分からない。」

 ヘッケラン言い終えつつも、首を捻っている。

 

 なンか、思ったより大事みたいだな。

「なンて言うか、国自体が目まぐるしく動いているように感じるンだが。」

 

「そうですね。現在の皇帝陛下が即位されてからと言うもの、国自体も変わってるようですけど、何より帝都内の色々な事柄が国主導で改革の嵐ですよ。」

 ついて行く方は大変だ。とクライブが苦笑いしながら言う。

 

「あと、そうですね。変わったって言えば、帝国魔法学園だよ。何をどうやったのか知らないけど、法国の神官による神学が増えたんだよね。」

 クライブが言うには。

 

・六大神の教えを説く

・神聖文字の修得

・法国神官による、信仰系魔法詠唱者の育成

・対モンスター、対ビーストマンとの戦闘技能士の修得及び練度の向上

 

「親父が他の地区との衛兵隊の連絡会で聞かされたんだけど。法国曰く、近い将来人類の生存は再び脅かされるから国家の垣根を越えた人材の育成が必要とされる時代が来る。人類の繁栄こそが法国の最大の目的であり、その為には法国の知識と技術を伝授し人類の力を底上げしていく。って連絡会で騎士団の人が言ってたって。」

 大変だねー、と他人事の様にクライブはいう。

 

 いや、お前等の歳で何言ってやがる。

 

「まあそんな感じで衛兵隊の方も、法国から人が頻繁に来るから周知よろしくって言われたんだとさ。」

 

 

 さっき掲示板で見た義勇兵の事と言い。これからは、国を越えた協力が必要なくらい追い詰められるって事か。この見るからに繁栄してます、って風景を見てると全くピンと来ないが。

 

 

 

 

 

 

「いらっしゃいませマータイト商会にようこそおいでくださいました。」

 歳は二十歳くらいだろうか。俺達を金髪の美人が出迎えた。彼女はジョディといい、ヘッケランの一番上の兄の婚約者だそうだ。再来月、正式に結婚するそうだ。

 

「ジョディさん、こっちはいつのも2人だけど、この人はガフガリオンさん。今日帝国に来た外国の方で、今は帝都を案内してるとこなんだ。」

 

「そうなんですか。では改めて。ヘッケランの義姉のジョディです。主に接客業を担当しています、商品で何かお困りの点がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。」

 

 血は繋がって無いが、何処と無くヘッケランと似た空気を感じるな。さっぱりしてると言うか。

 

「じゃあ、店内を見させて貰うが良いかな?」

 

「はい、こちらへどうぞ。」

 

 店内に入ると出入口に台がありそこで精算するようだ。珍しいな、商品のサンプルを客が手に取って見られるようになっているのか。その事を聞くと。

 

「商品の出来や風合い等を直接確認中していただくことで、当商会の誠実さをアピールする為です。今までですと、店員に言って商品を見てから買うと言う手間があり買わない場合でも一度、商品を取りに行く手間がありましたから。それを商品サンプルで品を手に取って確認し、購入時になったら新品を手に取り購入します。」

 

「直接手に取って見れるので以前よりも購入後のクレームも減りましたし。効果は出ていると思いますよ。」

 ジョディは微笑みながらそう言った。

 

「他の商店と相談しながらだと色んな意見が出て、私達だけじゃ思い付かないような事もあるんですよ。」

 

 

 現状、不足している物資はコレと言ってないが、予備で火打石と武具の手入れ用の油と布キレ革袋等を買っていこう。ああ、あと。

「財布は取り扱っているか?」

 

「こちらにございます。」

 

 使えれば何でも良いな、黒い革のでいいか。

 

「ではコレを買う。」

 

 そして購入した物を仕舞っていると。

 

「!!ガフガリオンさん?それ、え、どこに消えてってるんですか?」

 ヘッケランが驚きながら聞いてきた。何かオカシインか?

 

「?どうした。」

 何を驚いてるンだ、誰でも持ってるだろうに。

 

「どうしたも何も、その仕舞ってる先は魔法の袋とか何ですか?」

 

「??袋?いや、そンなのは持って無いぞ。」

 ?本当になンの事だ。

 

「あーもう。だから、買った物を仕舞って消えていくのはどこに行ってるんですかって事ですよ。」

 ヘッケランは頭を掻きむしっている。

 

「コレかぁ?こんなンが不思議なんておかしなもンだな。こんなン普通だろう。」

 

「ああっ、何で伝わらないんだ。そんなの普通の人は持って無いんですよ。そんなのは高価な魔法の袋とか鞄でしかできないんです。」

 ヘッケランは今にも叫びだしそうだ。

 

「コレはイヴァリースの住人なら普通に出来るぞ?お前等は無いン?」

 

 イヴァリースの住人にとっては謎収納は別に謎でもない常識扱いで誰も語ろう等と言う発想すら無い。

 

「はぁ、なんというか。イヴァリースは魔境なんですね。こっちにはそんな便利な物なんて使える人なんて居ないですよ・・・。」

 ヘッケランは心底疲れた様に言った。

 

「ほー、ンじゃあこっちで使ってると魔法の鞄でも持ってる様に思われるのか。って事は盗人が狙って来る訳か。」

 

「そうですよ、だから」「じゃあ殺して身ぐるみ剥げば儲かるな。」」

 

「いやいやいや、何でそうなるんですか。普通見られない様にとか。」

 

「面倒だ。いい小遣い稼ぎにもなるしな。」

 

 それを聞いたヘッケランは「あ、この人やべぇ。」と内心思った。

 

「さて、買うもン買ったし次行くか。」

 まあ、内容は品揃えが豊富ではあるが普通に道具屋だったな。

 

「じゃあ今度はうちに。あ、そうだ。ヘッケラン、お前は店の手伝いは良いのか?」

 

「ああ、夕方からだからまだいいよ。」

 チラッとジョディを見て言うヘッケラン。

 

「うん、まだこっちは良いから友達と遊んで来なよ。」

 微笑みながら言うジョディ。

 

 

「じゃあガフガリオンさん、今度はうちの鍛冶屋に行きましょう。」

 

 

ジョディが手を振る中鍛冶屋へ向かった。

 

 

 

 




ジョディ「私の実家は骨肉店です。」

店の陳列の件はFFTのショップの背景からです。

謎収納ってほんとどこに仕舞ってるんだろう。
チョコボの不思議なダンジョンだと翼に袋を着けていたけど。

更新遅れたのは、不思議なデータディスクでアビリティとアイテムいっぱいにデータで新たに始めたからです。
盗賊の砦で骸旅団の白魔二人を勧誘したり、踊るとものまね士だけで敵を倒してみたりとかやってました。
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