さよなら、ガフガリオン。   作:詠むひと

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久しぶりにFFTやってたら、なんとなく書きたくなったので。


chapter1
別れの日


 

「さよなら、ガフガリオン。」

 

 

 その日、一人の戦士が逝った。

 

 ライオネル城、城門前での戦い。この戦いはやはり避けられなかった。戦いたくなんて無かった。でも、やはり、やるしかなかった。

 

 

 僕にとってガフガリオンは、恩人であり師匠でもあった。

 

 あの日、ジークデン砦での戦闘後僕は騎士団から脱走した。

 僕は現実を受け入れられず逃げ出し放浪し、ガフガリオンに出会った。

 

 

「行く宛てがねえンなら、俺達の所に来るか?」

 

 僕は、いわゆる貴族のボンボン、世間知らずの坊っちゃんとそう言われても仕方ないだろう。僕の知る世間は狭い、市勢の事なんて全く分かって無かった。分かった気になっていただけだったんだ。

 今ならわかる、骸旅団との戦いでの彼等の言い分に対して僕が言った事は、持てる者から見た言葉でしか無かった。彼等の事を知った気になって、上から見下ろしていたんだ。

 

 飢える事も、寒さに震える事も無く当たり前に享受していた。その当たり前、それが平民にとっては当たり前では無い。知っているだけで実感も体験もしていない者からの傲慢な物言いだったんだ。

 

 

「家畜に神は居ない」

 

 そんなアルガスの言葉に反感を覚えたけれど、彼等にとっては僕も同じ貴族でしか無いと言うこと。

 

 だから脱走しても自分でなんとか出来るって、自分の正しい道を見つける事が出来るって思ってた。身元も定かでない騎士崩れが信用なんてされるわけ無い、そんな簡単な事すら知らなかった。

 

 現実は甘く無かった。自分一人じゃ何も出来なかった。

 

「お前、士官学校の出だろう。戦い方が分かってンだったら、とりあえずうちに来い。」

 

 そう言われ、僕はその手を取った。

 

 それから傭兵としガフガリオンの元で働き、学んだ。ガフガリオンは事ある毎に僕に甘ちゃんだと言った、学ぶべき事は多い。今は道を見付けられないからガフガリオンに着いていこうと。

 

 

 そして、あの日、あの時。

 オーボンヌ修道院で彼を見たあの時、僕の進むべき道は決まったんだろう。

 

 

 

 それから、すれ違い意見を違いここまで来た。

 

 僕は変えたかったのに変えられず、やはりガフガリオンは頷いてくれず。

 

 殺し合った。

 

 

 そして、僕はこの手で。

 

 この剣で、恩人を。

 

 ガフガリオンを殺した。

 

 何を思っても、今更だ。

 

 でも、それでも僕はガフガリオンに味方になって欲しかった。

 僕の言葉はやはり届かなかった。ガフガリオンも僕を説得しようとしたけど、僕はそれに耳を貸さず僕の道を進もうとした。

 

 僕は、本当に正しい道を進んでいるのだろうか。

 

 ガフガリオン、それでも僕はこのまま進むよ。僕はこの世界を知ってるなんて自惚れた果てに貴方を殺してしまったんだ。

 

 もう、迷わない。僕はラムザとしてこのままこの世界で生きていく。

 

 

「さよなら、ガフガリオン。貴方の事は忘れない。」

 

 

 

 




・ラムザの中の人は転生者で、レベルを上げて物理で殴るタイプの脳筋で全員のレベルを上げたと言う設定。

・ライオネル城門前での戦闘ではガフガリオンが本来Lv.18だったところ、脳筋ラムザによりLv.65まで上昇したと言う設定。

・ゲーム上でもおこぼれjpポイントを利用したりしてjobチェンジとレベル上げは可能です。ゼイレキレの滝で忍者にして「投げる」で刀を無限増殖とか出来ます。詳しくはググってください。


文章を書くって難しいもんですね。
最低ラインの1000文字でもなかなか難しいですね。


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