※門の名前も捏造。
でも通常大きな街であれば、方位毎に有るもんじゃ無いかと。
※キャラ名とヘルプメッセージを書き忘れていたので追記しました。
一体何故こうなったンだか・・・
俺は今、帝国魔法省長官と名乗ったじじいと対面している。
「私はフールーダ・パラダインと言う。よく来てくれたガフガリオン殿」
来てくれたも何も、晩飯食ってたら衛兵と騎士が来て
「フールーダ様があなたを呼んでいる、直ちに出頭願いたい。」
なんて言って来たンだ。
強制では無いと言いつつ、断れる状況でもなかった。
酒場の中は静まりかえって、誰もが固まっていた。俺は食い終わって、よく冷えたエールを味わっていたンだってのによ。
隣にいたヒューゴとヒューゴの親父のブリッドは顔を真っ青にしてたし、クライブは鳩が豆鉄砲食らったみたいな顔してやがった。
「すぐにか?」
と聞けば
「フールーダ様から至急と仰せ使っています。」
フールーダって言えば、今日聞かされた帝国の重鎮だったなと考えて。行かねえと面倒な事になると嫌でも理解した。
「分かったよ、せめてこの一杯だけでも飲ませてくれ。」
そう答え、席を立った。
■■■■
時は遡り
正午過ぎ、人や馬車でごった返す帝都南西門でのこと。
昼過ぎに帝都アーウィンタールへ着いた。
大きな門があり、通行人用の列と商人用の馬車等の列に別れていた。
門では商人は専用の通行証が無いと、専用窓口で通行証の発行をしてから入るとクライブが言っていた。
「ガフガリオンさんはこっちですよ。」
とクライブが俺の手を引いて言った。
「通行人は帝都の住人以外の者で、尚且つ通行証の無い者は受付で通行証の発行が必要になります。」
そうクライブは説明し衛兵の方へ向かった。
「お疲れ様です。市街地衛兵隊、隊長の息子のクライブです。お世話になってます。」
「ああ、クライブ君か久しぶりだな。どうしたんだい?」
どうやら顔見知りのようだ。
「実は帝国外の遠方の国からの方がいらしているので、受付と帝都内での緒注意の説明をお願いしたいんです。」
「ああ、いいよ。どなただい?」
衛兵が尋ねてきた。
「俺だ。」
言いつつ人混みから前へ出たら・・・
「!!騎士様。何処の国のお方でしょうかっ?現在、衛兵隊指揮官は不在ですので貴方様の様な高貴な身分のお方への担当が出来る者が不在でありますっ!」
いきなり、ぎょっとしたように背筋を伸ばし硬い口調で言った。
「失礼ながら、衛兵隊指揮官が戻るまでお待ちになって頂けますでしょうか。お時間が無いようでしたら、誠に申し訳無いのですが、平民用窓口ででの受付となってしまいます。」
と申し訳無さそうに言った。
「ああ、何か勘違いさせてしまったか?俺は貴族では無いから平民用の窓口でいいぞ。」
とそう言うと。
「あ、あ、いえ。失礼しました。ですが、その様なお召し物ですし何処かのお国の騎士様ですよね?誠に申し難いのですが、平民用窓口での応対ですと、他の利用者が萎縮してしまいます。それに他国からの賓客を粗末な窓口で対応したなど、衛兵隊の沽券に関わります故。誠に申し訳無いのですが、お時間は取らせませんので貴族用窓口での受付をお願いいたします。」
と、お願いしますお願いしますと心の声が聞こえて来そうなほどで言われてしまった。
「まあ、面子の事もあるしな。了解した。どちらで待て良いか?」
衛兵隊の面子もあるし、こちらも相応の言葉使いにしンとな。
「では、私、マクニールが先導致します。(いやいや、貴族じゃ無いにしても上級騎士は間違い無いよ、非礼がバレたら首が飛んじまうよぉ。)失礼、おーいアマンダここは頼むぞ。では行きましょう。」
マクニールと名乗った衛兵が先導しようとして、
「俺達はどうしたら?」
とクライブが聞いて。
「あ。同行してくれ。」
マクニールはどうやら失念していたようだ。
先導され、行った先は個室になっていた。さほど広くは無いが、従者を連れて入室するタイプのようだ。
「では、貴族用窓口にご案内致します。現在は使用者が居ませんのでクライブ君達も入室してくれ。」
入室しテーブルを挟んで両側にソファーがあり、壁際には従者用と見られる椅子が6脚あった。
「では、こちらに掛けてお待ち下さい。」
俺はソファーに座った。クライブ達は迷った後、従者用の椅子に座った。
「指揮官を呼んで参ります。10分程度お待ち下さい。」
そう言い退室した。
「っはぁ・・・。アレか?この鎧のせいなンか?」
思わず俺は口に出した。
「ですね。そんな立派な鎧なんて貴族か上級の騎士かって感じです。」
と染々クライブが言った。
「貴族用の窓口ってこんなふうになってんだなー。一生縁が無いと思ってたよ。」
と呑気な感想をヘッケランが言い。
「まあ、こんな時じゃ無いと入れないわな。」
とヒューゴが同意した。
「まあ、暇だし。今度はお前達の事を聞かせてくれ。」
と俺が聞いた。
「そうですね。じゃあ何か話しましょうか・・・。」
そうして、担当者が来るまで雑談をする事にしたンだ。
ブリッド「町に売っているアイテムは、まちまち!な~んちゃって・・・。」
マクニール「心にもないことを考えている最中です。」
アマンダ「私は5人姉妹の次女です!」
リフレクトメイルとか着てたら普通にどっかの貴族か上級騎士だとでも思うんじゃね?と思ってこんな感じです。
ザルバックがクリスタルメイルだったし、店売りの同ランクがリフレクトメイルなんだし。
平民用と貴族用の窓口が別れてるのは当然として、平民用に立派な鎧を着用した騎士が居たら萎縮するし受付も滞るだろうと思います。
参考にしたネタとか特定のは無いですが、なんかどっかでこんな風にやってる小説があったなと。