イナズマイレブン転生記~2人のサッカーバカの伝説~ 作:七竹真
1-0で試合再開。
「エイナム!」
アルファからエイナムにボールが渡る。
「レイザ!」
今度はレイザか!俺は、レイザの前に立ちはだかる。
「ふっ、無駄なことを」
そういって俺に向かってくる。
「オフェンスコマンド04『スピニングアッパー』!」
俺はレイザにぶつけられたボールで体が何回も空中回転し、地面に叩きつけられる。
「神矢(さん)(君)!」
「ぐはっ!」
腹から空気が出る。ザノウのキックの何倍も強ぇ。
再びエイナムにボールが渡り、必殺シュートを円堂に向かって打つ。
「シュートコマンド06『プラズマボール』!!」
ピンクの雷をまとったシュートが円堂に襲いかかる!俺のイナズマショットに似ているのは気のせいか?足生えてるし違うか。とても強いシュートだけど円堂は決して逃げるような奴じゃない。あいつなら絶対に止めてボールを繋いでくれる。
「今度も、止める!!ゴッドハンド!」
しかし無情にもゴッドハンドは粉々に粉砕されてしまった。1-1。振り出しだ。
「ドンマイドンマイ!取り返していこーぜ!」
「ああ!」
とりあえず、アルファにボールが渡ったら負けゲー。取られんようにせんとな。
「1点取られては取り返す白熱の展開になってまいりました。さぁ、テンマーズ、いったいどうする?」
矢島さんの笛で、試合が再開する。負けてられねぇぞ。
「ミキシトランス!ティラノ!」
ボールを回した途端フェイがミキシマックスをする。浅黒い肌に紅い目、薄桃色の髪に変化した。そして天馬にパス。
「天馬!」
天馬にボールが渡った。
「絶対に負けられない!アグレッシブビート!」
一瞬時が止まったように思えた。そう思ったら、ネタンとジーニーの二人を抜いていた。すげぇな。
「神矢さん!」
俺にパスが回ってくる。だが俺は、それをスルーし、フェイへのパスにする。
「!!」
一瞬フェイは驚いたような顔をしたが、すぐにゴール前に迫る。そして、シュートを打つ体制に入り、
「古代の牙!」
ティラノサウルスの力をまとったそのシュートは、ザノウのドーンシャウトを突き破り、ゴールする!
「いいぞ!フェイ!」
「よくやったぞフェイ!」
円堂と、自称大監督が喜ぶ。その時、笛の音がまた鳴る。
「ここで前半終了だ~。1点をリードするテンマーズ、果たしてそのリードを守れるのか!?」
「ふぅ。やっと前半が終わった」
「ホントだな。あいつらのシュートで手がまだふるえてるぜ!」
「でも、まだ奴らは本気を出してない」
フェイがそういう。
「!化身アームドだね」
そう天馬が言った。ああ、あの神童先輩が似合わないやつね。
「化身?アームド?」
円堂が不思議そうに聞く。
「うん。化身と言ってね、自分の力を高めるものが出せる人がいるんだけど、それを鎧のように纏うことを化身アームドっていうんだ」
たしか天空の支配者鳳凰か。
「くぅぅぅ!本気のあいつらと戦うのか!楽しみだぜ!」
「・・・円堂。やっぱお前は馬鹿だわ。サッカーバカだ」
「おーい!!」
不意にそんな声が聞こえた。何事かと振り向いてみれば試合の観戦席に誰かがいた。
「この試合、俺も入れて貰えないかな?」
天馬はその姿に見覚えがあるようで喜色を込めた声をあげる。アルファも何かを呟く。
「剣城---!」
天馬、違うよ。よく見て!違うよ!
「Yes、何者か判明。剣城京介のインタラプト修正をした結果のエラーだ」
「エラーなら正すまでです」
アルファの言葉にエイナムが反応する。
そして彼が降りてくる。彼は―――
「剣城!!来てくれたんだな!!・・・あれ?剣城?」
「俺は君の知っている京介ではない。京介の兄、剣城優一だ」
やっぱりだ。天馬の
「優一さん?」
「天馬君だね」
「足は・・・もう大丈夫なんですか?」
そういや、ケガしてたな。
「話は後だ。今はあいつらと戦おう」
「はいっ!!」
・・・なんか円堂と木野が置いてけぼりを食らってる気もするが、円堂に言っても分かんないだろうし、まぁいいか。木野のほうは、大監督さん(笑)が何とかしてくれるって、信じてる。
円堂が誰なのか疑問に思っているようでフェイが簡潔に説明している。無駄だぞ、フェイ。円堂にその手の話をしてもまったく意味がない。理解力ないもんな。味方とだけ言えば良いと思うよ?木野は、普通に理解できてるっぽいけど。
そうして優一さん(呼び捨てのほうが良いのか?本来なら歳下なわけだし)が加わり、試合再開。優一さんがFWに入り、俺はMFに下がる。いっけー、ペンドラゴン!
「俺、優一さんとサッカーできて嬉しいです!」
「俺もだ。それに・・・あなたたちと一緒にプレイできるなんて」
天馬と言葉を交えた後、視線を俺と円堂に交互に向ける。11年後、俺達ってそんなに凄いのかな?
「守りは任せてくださーい!!」
円堂の声が聞こえる。そして、試合再開!!
優一さんはあっという間に相手からボールを奪い、敵地へ攻め入る。凄いな。これがあの人のサッカーか。相当努力したんだろうな。どっちかっていうと、豪炎寺みたいな天才肌の弟よりも、円堂とかみたいな努力型っぽいしな。
「神矢さんっ!!」
メダム、クオール、クオスが壁を作ったので俺にバックパス。
「おうっ!」
しかしここで俺に最も厄介な奴が立ち塞がる。
「行かせはしない」
そうアルファだ。だが俺も引くわけにはいかない。ここで勝って、雷門中学にサッカー部を創るんだ。
「フッ!」
跳んだ!まさか…!
「天空の支配者 鳳凰!アームド!」
「何とアルファ、化身アームドだ!果たして、神矢はこれにどうやって対抗する~⁉」
うるせぇ、矢島!と思った瞬間に、吹っ飛ばされる。
そしてシュート態勢へ。
「シュートコマンド01『スピニングトランザム』」
「えんど―――っっ!!」「円堂さーん!!」「円堂さん!」「円堂君!」
「絶対に止めてみせる。あいつらにボールを回すんだ!!」
そういった円堂の背中から、黒い影が見える。その影は、黄色い巨大な魔神を形成した。
「魔神 グレイトォォォォォオ!!」
アルファも流石のことに驚いたのか、目を見開く。
「グレイトォォォオ・ザ・ハンドォォォォォオ!!!!!!!」
シュゥゥゥゥ
「と!止めた~!円堂が新たな化身を出して対抗した~!これは心強いぞ~!」
「え、円堂さんが化身⁉」
「パラレルワールドの共鳴現象だよ!天馬!」
「神矢ぁ!」
俺にボールが投げられる。俺も負けちゃいられない!
「止めてみせる」
エイナムが立ちふさがる。
「俺たちは、絶対にあきらめるわけにはいかないんだ!」
そう言った途端、身体からパワーがあふれてくる。
「天翔ける稲妻 ライメイ!!」
「こ、今度は神矢さんが!」
「うぉぉぉぉおおお!」
エイナムを吹っ飛ばし、ドリブルで上がっていく。
「これで決める!」
そう言って、天高く飛び立つ。
「イナズマストリィィィーーーーーム!!」
雷を纏った嵐がザノウに襲い掛かる!
「!!き、キーパーコマ うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「ゴール!神矢が1点返してきました!」
「すごいぞ!神矢!」
「円堂だって!」
そうお互いをたたえあう。すると優一さんが、
「油断しないで。まだ試合は、終わってませんよ」
確かに。でもこの試合、負ける気がしねぇ!
今日の格言「俺たちは、絶対にあきらめるわけにはいかないんだ!」 以上!
オリジナル技、化身紹介
天翔ける稲妻 ライメイ(山)
本作オリジナル化身。雷を纏った龍みたいな感じ。白竜の聖獣とは違い、東洋の龍の形状をしている。招雷の青龍とは、また違った感じ。色は黄色や青白い色。
ゲーム風説明文
雷を纏い、雷鳴をとどろかす龍の化身。その雷を食らったら、ひとたまりもないぞ!
KP220
イナズマストリーム(無)
本作オリジナル技。風神の舞とジェットストリームが合わさった感じ。
ゲーム風説明文
超巨大な嵐のシュート!敵をみんな蹴散らして行け!
必要KP85