からかい上手の高木さん~Extra stories~   作:山いもごはん

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お隣

私と西片は、教室では隣同士の席に座っている。窓際の一番後ろが彼の席で、その右隣が私。私は彼をからかったときの反応が大好きで、それを見ているだけで楽しくなってくる。だから、授業中や登下校時、家に帰ってからのメールに至るまで、文字通り朝から晩までからかい続けている。だけど、そうやってからかっているうちに、いつしか私は彼のことを異性として好きになっていた。だけど、いわゆる彼氏彼女の関係だったり、付き合っているというまでの関係じゃない。

「西片、用事がないなら一緒に帰ろーよ。」

「いいよ、高木さん。」

 

私と西片が一緒に帰るときは、2人で並んで歩いている。ただ、私は自分の自転車を押しながら、だけど。いつも、私が彼の隣に来るように自転車を押してるの、彼は気付いてるのかな。

そんな風に私が彼の気持ちに思いを馳せている時、右側の通りから人影が現れた。

それは、私と同じようにセーラー服の女の子だった。だけど、たぶん違う学校の子だ。

私がその女の子に対して、その程度の興味しか示さなかったこととは対照的に、その女の子はこちらに強い興味を示した。いや、こちらに、というよりも、私の隣にいる彼に対して。

「西片君?」

「え……?わぁっ、久しぶり!元気だった?」

2人は、当然のように正面からお互いの両手を取り合い、ぶんぶんと上下に振った。

「あの、西片。その人は?」

西片の紹介によれば、彼女は小学生の時の同級生らしい。身長は私たちよりも少し低いぐらい。ふわっとしたショートボブに、くりっとした大きな目に長いまつ毛、それに全身に漂う清潔感も相まって、とてもかわいらしい子だった。

「で、こっちが今の同級生の高木さん。」

「初めまして。」

私たちは、お互いに挨拶をする。

「ね、西片君。」

「ん?なに?」

「高木さんって、綺麗な人だね。」

「はぁっ!?なっ!なに言ってんの!?急に!」

驚いたのは私もだ。西片が言わなければ、私が同じ言葉を言っていたかも知れない。

正直なところ、私自身、自分の外見はそれほど悪くはないと思っている。それに、みだしなみにもおしゃれにもちゃんと気を使っている。ただ、胸は小さいけど。だけど、同じ年の、それも自分がかわいいと思った女の子に言われると、途端に気恥ずかしくなってくる。

なんとなく、私にからかわれる西片の気持ちがわかったような気がする。ごめんね西片。でも今後も手加減はしないよ。

「急にもなにも、綺麗だって思ったことないの?1回も?付き合ってるんでしょ?2人。」

「付き合ってないよ!全然!そんなの!オレたちそんなんじゃないし!」

彼女が困ったような顔でこちらを見る。

「まぁ、付き合ってはないですよ。」

私はそう答えた。事実だし。

「ふむ……そうですか……。」

それから、西片と彼女は思い出話に花を咲かせていた。

「西片、長くなりそうだから、私先に帰るね。」

「うん、ごめんね高木さん。」

「高木さん、ごめんなさい。」

西片と彼女からの謝罪の言葉を受け、私は自転車に乗って家路についた。

 

私は家に帰って、宿題をして、ご飯を食べて、お風呂に入った。そして、お風呂に入りながら、改めて気持ちを整理した。

考えるまでもない。これは嫉妬だ。ごく自然に西片と手をつなげること。それは、私がどれほど強く望んでも、目の前に高い壁があって、手に入れられないものだ。だけど、その壁を簡単に飛び越えて、手に入れることができる人がいる。それが、とても悔しい。私にとって、西片は、いつの間にか嫉妬の対象になるほどの人になってたのかな。

お風呂から出てケータイを見ても、彼からの着信もメールもない。私は、明かりを消す気力もないままベッドに倒れこんだ。

 

翌日の放課後、私は西片に声をかけた。

「ね、ヒマなら一緒に帰ろうよ。」

「ごめん、今日はちょっと約束があって……。」

「昨日の子?」

「うん、なんだか話が盛り上がっちゃって……。」

「わかった。じゃあ、私1人で帰るね。」

「うん。それじゃ、また明日ね。」

私は、自転車置き場に行き、自分の自転車を出した。

いつもの道を通ると、また彼女に出会うかも知れない。そう思った私は、自転車に乗り、道を迂回して帰った。

 

そんな日が、3日ほど続いた頃。

私は西片をからかうことも少なくなり、また帰りに彼を誘うこともなくなっていた。

こういうのでも、失恋っていうのかな。

今日も迂回路を通りながら、私はそんなことを考えていた。

私は、こういうことにはあんまり左右されない人間だと思っていたけど……。

彼女はかわいいし、西片のことをからかわないだろうし、西片のことを嫌っている様子もない。正直、西片にはもったいないぐらいの女の子だと思う。

久しぶりに会って、一緒に帰りながらおしゃべりしてたら、そりゃあ好きにもなるよ。

なんだか……なんだかな……。

なんとなくいつもの神社に行きたくなったけど、いつもと違う道を通っているし。

私……これ……本当に……無理かも知れない……。

涙を流すまではいかないまでも、ちょっとしたきっかけで溢れてしまうかも知れない。

それに……私、あの2人が上手くいかなければいいって思ってる。

あははは、私、本当にイヤな女だ。

 

もう、このまま、消えちゃいたい。

 

そんなことを思っても、現実には消えるわけにはいかない。

一昨日や昨日と同じように、今日はやってくる。

彼女に出会ったあの日から、1週間が経っていた。今日も西片に声をかけることもなく、1人で帰る。自転車を押して校門に向かうと、彼女の姿があった。

西片と待ち合わせしてるのかな。相手の学校で待ち合わせなんて、きっと、もう、2人は付き合ってるんだろうな。

結局、私自身が臆病だったせいで、こんな結末になってしまった。

見たくない。彼女のことは1秒だって見たくない。だけど、校外に出るには彼女の横を通らないといけない。

そして、彼女の横を通り過ぎようとした時、不意に呼び止められた。

「高木さん。」

彼女のことを見たくはないけど、名前を呼ばれてはさすがに無視するわけにはいかない。私は彼女に顔を向けた。

すると、彼女はゆっくりとお辞儀をし、続けてこう言った。

「こんにちは。少し、お話しませんか?」

 

私が迂回に使っていた道に面したところにある公園に入り、2人でベンチに座る。

いつもの帰り道だと、西片に見られる可能性があるからだ。

宣戦布告ってやつかな。だとすると、2人はまだ付き合うところまでは行ってないのかも。だけど、私って、他の女の子と取り合うほど西片のこと好きなのかな。

私は、連日の悪い妄想に取り憑かれ、すっかりネガティブになってしまっていた。

そんなことを考えていると、彼女が話し始めた。

「私、3年生の時から、西片君のこと好きだったんです。」

3年生……。私がどんなにがんばったって、一緒にいた時間の長さは変えようがない。

「卒業するまでの4年間かな。私は、彼の優しさが、ずっと好きだったんです。」

目が潤んできた。最後まで話を聞いたら、きっと私は泣いてしまう。

「それで、この間再会して、久しぶりに彼と話すようになって。」

もういいや、なにもかもがどうでもいいや。私、西片のこと、こんなに好きだったんだ。だけど、もういいや。彼女の話を最後までちゃんと聞いて、ちゃんと諦めよう。

「やっぱり私は彼のこと、好きなんだなって。」

その一言で、私の涙腺は崩壊した。涙が一筋、流れ出た。

「なんてことは、全然ありませんから。」

私は、彼女の言っていることがわからず面食らう。

「……は?」

「あ……え?あ、ごめんなさい!まさか泣くと思ってなくて……。本当にごめんなさい!」

もしかして、私、からかわれた……?

「でも、高木さんみたいに綺麗な人だと、泣き顔もやっぱり綺麗なんですね。」

その一言に、私は今度は笑いをこらえきれなくなった。

「え……?え?あ……あははっ!あはははっ!あははっ!あはははっ!」

つられて彼女も笑う。

「あはははっ!あははははっ!あははっ!」

そして、私は思ったことを口にした。

「あはははっ!はー。私たち、笑い方そっくりだね。」

 

「西片君のこと好きだったのは本当だよ。3年生から6年生までっていうのも本当。」

一緒にバカみたいに笑ったせいで、私たちはすっかり友達同士のように話していた。

「だけど、中学校に入るとまた小学校とは違う人間関係になるでしょ。そりゃ、西片君のことを思い出すことはあるけど、偶然会ったからってすぐに恋心が復活したりはしないよー。それに私、今は学校に好きな男の子もいるから、西片君の入る余地はないかなー。」

私が悩んでいたことがわかったのか、彼女はしっかりと私のフォローをしてくれる。本当にいい子だ。なのに私はいじけてばかりで。ほんと、情けない。

「じゃあ、なんで西片と一緒に帰ったりしてたの?」

「まー、単純に懐かしくなったからだねー。やっぱり好きだった人が今どうしてるのか、それなりには気になるでしょ?」

彼女は、とてもかわいらしい笑顔でそう言った。

「私も、小学生の時は、西片君にすきすきーって言ったり、西片君の隣は私なんだーくらいに思ってたんだけど。彼、残念ながらあんな感じでしょ?」

あんな感じ、すごくわかる。彼女も大変だったに違いない。

「それで、結局大した戦果も残せないまま卒業しちゃったわけですよ。」

とても西片っぽい。彼女がかわいそうになるぐらい西片っぽい。

「だけど、この1週間、彼と一緒に帰りながらおしゃべりしてても、高木さんのことばっかりで。と言っても、ほとんどがこんな風にからかわれたとか、いつかこんな風にリベンジしてやる、とかだけど。」

その様子が目に浮かぶ。この子も苦労したことだろう。なんだか申し訳ない。

「それで、西片君に、そんなにからかわれるのがイヤなのにどうして高木さんと一緒にいるの、って聞いたんだよー。そしたら、一緒にいたらリベンジのチャンスが生まれるに違いないから、って自信たっぷりに言うんだよ。」

「あはは……。」

私も苦笑いするしかない。

「私、もうおかしくって。彼の話聞いてたら、彼自身も気付いてないんだもん。高木さんと一緒にいたい理由。リベンジってのは、彼自身がそう思い込んでる言い訳に過ぎないと思うよ。あるいは、恥ずかしいからそう言ってるだけか。今、西片君が、彼自身の意思で積極的に隣にいたいって思ってるのは、高木さんだけだと思うよー。少なくとも、以前の私に対する様子とは全然違うもん。」

本当に、西片は私と一緒にいたいって思ってくれてるのかな。本人に聞いても、きっと顔真っ赤にしてはぐらかすだけだろうし……。

「高木さんがどう思ってるかはわからないけど、西片君の隣が似合うのは、高木さんしかいないと思うよ。西片君を4年間見てきた私はそう思うなー。」

「じゃあ、西片はどういう理由で私の隣にいたいと思ってくれてるのかな?」

彼女は少しだけ考える素振りをし、答えた。

「私は外から見てたからわかったけど、答えは高木さんにも教えてあげない。これから2人で一緒に見つけていけばいいんじゃないかな?2人には、まだまだ時間があるんだから。」

彼女は、私が本当に欲しい言葉をくれる。西片と上手くいかなければいいのに、と思ってた自分が恥ずかしい。

「だから高木さん、これからも西片君をよろしくお願いします。」

彼女はそう言った後で、少し考え込んだ。

「ん……これだと上から目線だな……。ちょっと違うな……。」

そして、納得のいく答えが得られたようだ。

「高木さん、1週間、西片君を貸してくれてありがとう。今日、ちゃんと返すね。」

すっかりモノ扱いされている西片に、2人でひとしきり笑う。

「あの、ありがとね。」

「んーん、先に西片君借りたのは私だから。でも、どういたしまして。」

彼女は本当に素敵な子だ。私が言うのもなんだけど、どうして西片はこんなにいい子の好意に応えてあげなかったんだろう。正直バカじゃないかと思う。

「隣、取られちゃダメだよ?私が言うまでもないと思うけど。」

 

「じゃあ、そろそろ帰ろっか。」

「そうだね。今日は、ほんとにありがとね。」

「ううん、私も西片君がどうしてるのか気になってたし。でも、高木さんは不安になってたよね。ごめんね。」

「不安なんて、そんな……。」

「何言ってんの。女同士、隠すことでもないでしょ?そういうときはね、溜め込まないで言葉にするのが一番だよー。」

それもそうかも知れない。

「そうだね……。不安だったよ。もう、すっごい不安!自分がこんな風になっちゃうのかってぐらい!もう!西片のバカ!」

私は、西片のように大声で叫んだ。

「あははっ。そういう高木さんも素敵だと思うよー。その不安の分だけ、西片君のことが好きってことだからねー。」

「そういえば、私が彼のこと好きだって、どうしてわかったの?1回しか会ってないし、付き合ってるっていうのも否定したのに。」

「確かに1回しか会ってないけど、1回会ったらわかるよー。高木さんの表情、実は結構わかりやすいんだよ?」

「なっ……。そ……そうなの?」

完全に西片と同じ反応をしてしまった。恥ずかしい。

「うん。他のことはどうだかわからないけど、少なくとも西片君のことについてはね。だってほら、私も同じだったし。」

「あははっ。そうだね。」

そして、また2人でひとしきり笑う。

私は、彼女に対して質問をした。ある程度、答えに確信を持った質問を。

「ね、私たち、友達になれると思う?」

すると、彼女は少し考える素振りをして答えた。

「んー。高木さんと友達になると、もれなく西片君がついてくるでしょ?今は彼のことなんとも思ってなくても、もしも万が一、また彼のことを好きになったときのこと考えるとなー。最初っから失恋してる恋愛なんてイヤだから、友達にはなれないかも。」

「あははっ。思ったとおりだ。逆の立場だったら、私もきっと同じ答えしてたよ。」

「じゃあ、私たち、笑い方だけじゃなくて、考え方まで似てるのかもねー。だけど、高木さんのことは好きだよ。西片君がいなかったらすぐに友達になったよー。」

「あはははっ。私たち、西片がいなかったら会わなかったのにね。」

 

「じゃあ、今度こそ帰ろっか。」

「そうだね……だいぶ遅くなっちゃったし。そういえば、西片にはなんて言うの?急に一緒に帰らなくなったら不自然じゃない?」

「あー、彼にはもう、今日から委員会で遅くなるから、って言ってあるから。彼はきっとそれを疑いもなく信じちゃって、今日は1人でとぼとぼと帰ったんじゃないかなー。なんせおっちょこちょいで間抜けだからねー。それに、また偶然でもない限り、これからも会うつもりもないしね。」

「そうやって言葉にしちゃうと、彼、結構残念な人だよね。」

「そう。残念な人なんだよ。でも、そんな彼を好きになった私たちの方が残念かもねー。」

「あははっ、確かにそうかも。」

「じゃあ、1週間、ありがとね。……っていうのも変だけど。ありがとね。あと、不安にさせてごめんね。」

「ううん。私も、自分じゃわからないこと教えてもらったし。ありがとね。」

「それじゃあね。」

「うん。じゃあ、ね。」

そうして私たちは、別々の方向に帰っていった。きっと、もう会うことはないだろう。

 

そして、翌日の放課後。

私は帰る準備をしていた。

すると、隣席から声が聞こえてきた。

「あの……高木さん。今日さ、一緒に……帰らない?」

西片から誘ってくるなんて、ほとんどないことだ。それも、私が誘導してやっと誘ってくれるぐらいだったのに。

西片は私の隣にいたいと思ってくれてるのか、なんて、今までは考えもしなかった。だけど、少なくとも今は、一緒に帰ろうと誘ってくれている。だから、少なくとも今は、彼は私の隣にいたいと、そう思ってくれているに違いない。そう、うぬぼれてもいいのかな。

「一緒に帰ってもいいけど、例の彼女はいいの?」

「だっ……だから彼女なんかじゃないって!その……昨日からなんかの委員会で忙しくなって、一緒に帰れなくなったんだって。」

完全に信じ切っている。さすがに彼女は4年も彼のことを見ていない。

「そっかー。じゃあ西片は、その彼女にふられたから私のとこに来たってこと?」

「そっ!そんなんじゃ……ないけどさ……。」

後半はなぜか妙に小声で話す。

「ないけど?」

「ないけど……その……やっぱり、高木さんと帰る方が楽しいかな、って……。」

少し目が潤んでしまった。私は、攻撃力は高いけど防御力はとにかく低いのだ。

だけど、ここは持ち前の攻撃力で攻める。

「つまり、私と一緒に帰りたいってこと?」

「そっ……!そういう意味じゃ……!」

と、西片はそこまで言って、少し黙ってゆっくりと話し始める。

「そうだよ……。高木さんと一緒に帰りたいんだよ……。」

まずい……。そんなこと言われたら……ほんとに泣きそうだよ……。

でも、涙をこらえていつもの私の調子で話す。

「ふーん。どうしよっかなー?私、1週間もほっとかれたしなー。」

「なっ!それは……そう、だけど……。」

「あはっ。冗談だよ。一緒に帰ろ。それに、1週間もあったんだから、西片、何か仕掛けてきてくれるんだろうなー。あー、楽しみ。」

「うぐっ……!」

「あれぇ?図星?」

 

私と西片は、2人で並んで歩いている。ただ、私は自分の自転車を押しながら、だけど。

「そう言えば例の彼女、かわいい子だったよね。」

「彼女じゃないけど。そうだよね。オレもそう思う。」

なにこの人。私が綺麗って言われたときは全力で否定したのに。

「委員会が忙しくなるから、こういうときは男手が欲しいってぼやいてたよ。」

「へー。男子が少ない委員会なのかな?」

「いや、女子校だからね。」

ん?女子校?

「彼女、女子校なの?」

「そうだよ。言ってなかったっけ?」

その途端、どうしようもなく笑いが込み上げてきた。

「あはははっ!あははははっ!あははっ!」

『学校に好きな男の子がいる』。ほんとにもう、完敗だ。

西片の隣、譲ってくれてありがとね。

「高木さん?」

「ごめん。ちょっと思い出し笑い。」

「ずいぶん大きな思い出し笑いだったけど……。大丈夫?」

「あー、ごめん。大丈夫大丈夫。帰ろっか。」

 

こうして。私は今日も、西片の隣を歩いて帰るのでした。







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