意:2
Dichiarare Due
夜空に浮かぶ月の光が、アンツィオ高校学園艦のローマ風建築物を照らし、薄っすらと影が地面に伸びている。
ペスカトーレが腰掛けているのは、スペイン階段風階段。この学園艦でも比較的高い位置にあるため、アンツィオの街並みを見渡すことができる。階段の下には船首まで伸びる大通りが、階段の上にはパンテオン風神殿がある。
「ふぅ・・・・・・」
その階段の上あたりにペスカトーレは腰かけて、街並みを見下ろしながら先ほどまでの祝賀会のことを思い出す。
今日、ペスカトーレの親友・アルデンテは、想い人であるカルパッチョとめでたく恋人同士となって付き合うことになった。
それは親友としても喜ばしい限りだ。何しろ、総選挙で1位になれず失意のどん底に沈んでいたアルデンテが、恋心を抱いていたカルパッチョと無事に付き合うことができ、輝きを取り戻したのだから。そうでなくとも親友に恋人ができたのは、それだけでも喜ばしい。
アルデンテがカルパッチョに告白した後、ペパロニ主体で祝賀会という名の屋台街の食べ歩きをして、統帥アンチョビ特製のパスタをご馳走になって、ついさっきアンチョビから解散を告げられたのだ。そしてペスカトーレは、なんとなく夜風に当たりたい気分だったのでここに来ている。アルデンテとカルパッチョは一緒にどこかへ行ってしまったので、今は2人だけの時間を静かに楽しんでいるのだろう。
そこまで考えて、ペスカトーレは思う。
(俺は、どうするかな・・・・・・)
ペスカトーレもアルデンテ同様、好きな人―――アマレットに告白することを目標に掲げて、屋台での客引きを懸命にやってきた。
そのアマレットも総選挙期間中、アルデンテが頼んだことでペスカトーレと共に客引きをしてくれていた。アマレットが傍で見てくれていたものだから、ペスカトーレは良いところを見せようと思っていつも以上に明るい笑顔と声で客引きをした。
総選挙の前にペスカトーレは、アルデンテに『1位になったらアマレットに告白する』と宣言した。アルデンテにはそれが真剣なものには聞こえなかったかもしれないが、ペスカトーレは至極真面目に宣言していたのだ。
そしてその宣言を現実のものとするために、実際の総選挙で頑張ってきた。
しかし結果は、言わずもがな。
アルデンテはカルパッチョと直接話をして認められるまで、1位になれなかったことを悔やみ絶望して、告白することを諦め塞ぎ込んでしまっていた。
親友がそんなことになってしまったのだから、ペスカトーレだけが『頑張ったから悔しくないし、2位でも別にいいよね』と割り切って告白するなどできるはずもなかった。それは違うと、ペスカトーレでも分かっている。
「・・・・・・・・・・・・」
そして正直言って、ペスカトーレも心の中では落ち込んでいた。
あの『総選挙で1位になったら告白する』という言葉には、もちろんちゃんと意味もあった。
ペスカトーレは、自分がアンツィオの校風であるノリと勢いに染まりきってしまっていて、ちゃらんぽらんな性格をしているという自覚はある。
そんな自分が例え真剣に告白をしたとしても、相手は信じずに疑い、受け入れてくれない可能性が高かった。
ましてやその相手は、付き合いが長く、軽口を幾度となく叩き合ってきたアマレット。冗談と流されることの方が十分考えられた。
だから『この総選挙で1位になったら告白をする』と自分を追い詰めて、そして1位になって自分がどれだけ真剣なのかを知ってほしかった。
アルデンテが、2位以下では自分には実績がつかずカルパッチョには釣り合わないだろうと思っていたように、ペスカトーレも1位でなければ信用性が無いと思っていた。
だから1位になれなかった今、告白できないアマレットへの想いが胸の中で燻り、消化できていないのだ。
「・・・・・・・・・・・・はぁ」
何度目かの溜め息を吐くペスカトーレ。
これから自分は、どうするべきなんだろう。
この想いはどうすれば、どこにぶつければいいんだろう。
アマレットへの想いは無かったことにして、またいつものように接するのが賢明なのだろうか。
だが、それはこの恋心を忘れるということになり、それには膨大な時間を要するだろう。もしかしたら、アマレットへの恋心など一生忘れられないのかもしれない。
なら、大声でもあげれば少しでも軽くなるだろうか?
そんなとりとめもないことを考えて、叫ぶならパンテオン風神殿だと思い立ち上がる。そして階段を見上げると。
「やっほ~」
そこにいたのは、いつものように気さくに手を挙げて挨拶をしてくるアマレットだった。
ペスカトーレは内心でひどく焦ったが、どうにか同じように手を挙げて挨拶をし、平静を装う。そして再び、階段に座り直した。今までずっとアマレットのことを―――アマレットへの恋心をどうするか考えていたから、その本人が急に姿を見せて気持ちの準備ができていなかったのだ。
「隣、いい?」
「どーぞ」
アマレットはペスカトーレに許可を貰ってから隣に座る。
ペスカトーレは知らないことだが、アマレットはペスカトーレのことを意識していて―――ぶっちゃけ好きだったので、隣に座ることですら恥ずかしかった。けど、それを悟られてはならぬと肝に銘じていて、何でもないように振る舞っている。
「楽しかったねぇ、祝賀会」
「ああ、そうだな」
とりあえずアマレットは、他愛も無い話をして気持ちを紛らわせることにする。ペスカトーレも一応は反応を示してくれたので、ひとまず安心した。
「アルデンテ、パッチョ姐と付き合うことができて本当によかった・・・・・・」
「そうだなぁ。カルパッチョさんが認めてくれて、ホントに安心した。やつれたアルデンテなんて、見たくないからな・・・」
ペスカトーレの言葉を聞いて、アマレットは先ほどアルデンテを今日初めて見た時のことを思い出す。とてもやつれていて、どう見ても只事ではないということが分かった。あんなアルデンテは、今まで見たこともない。
そのアルデンテの姿を思い浮かべて、アマレットはふと思う。
(ペスカトーレは・・・どうなんだろう・・・?)
アルデンテはアンツィオでは人一倍真面目だったから、あの屋台総選挙の投票結果を受けて人との繋がりを一時的に断ち切るほどに落胆していた。カルパッチョがあの時、アルデンテのことを認め告白を受けていなかったら、もしかしたらアルデンテはアンツィオを去っていたかもしれない。
そしてペスカトーレもまた、あの結果を見て落ち込んでいたのはアマレットも見ていた。その落ち込んでいる理由は、親友たるアルデンテが塞ぎ込むぐらい絶望してしまっているから、だけではないとアマレットは思う。
加えて、総選挙期間中はペスカトーレもいつも以上に明るく、そして真剣で真面目に客引きをしていたから、ペスカトーレも何らかの目標を持って1位を目指していたのだと思う。
しかし結果は知っての通り2位だった。だから、今目の前のペスカトーレも普段のように振舞ってはいるが、心の中ではアルデンテのようにひどく落胆しているのかもしれない。
今は大丈夫だとしても、いずれは後悔の念や悲しさに、そしてショックが増していって、いずれはアルデンテのようになってしまうかもしれなかった。
そうなった時のことを想像すると、アマレットの背中に寒気が走る。
そんなことにだけは、絶対にさせたくなかった。
アマレットは、客引きをしている時に見たペスカトーレの笑顔が好きだった。いつも陽気な性格のペスカトーレのことが好きだった。
だから、あの時のアルデンテのように、ペスカトーレが落ち込んでいる姿など見たくない。
そう思ったアマレットは。
「・・・ねえ、ペスカトーレ」
「ん?」
「ちょっと、いい?」
『何に対する許可だろう?』とペスカトーレが思う間もなく、アマレットがペスカトーレの手を優しく握った。普段から竹を割ったような性格で、大胆なところがあるアマレットだが、そっと優しく握るその行動は普段のアマレットからは想像できないものだ。
手を握ったアマレットとて何も思わないわけではない。自分が意識している人といきなり手を繋いでしまって、緊張しているし、恥ずかしいが、それでも逃げたりなどせずに、アマレットは口を開く。
「・・・ちょっと、聞いてくれる?私の話・・・」
「・・・・・・ああ」
ペスカトーレは今なお、アマレットの突然の行動に対して驚きを隠せない。おまけに、恋をしているアマレットと手を繋いでいるという今の状況に心臓は高鳴っていて、放っておくとどうにかなってしまいそうだった。
その昂る気持ちから目を背ける形で、ペスカトーレはアマレットの話に耳を傾けることにした。
「私さ、総選挙でアルデンテから頼まれて・・・初めて屋台に立ったんだよね」
「ああ・・・そういや、アマレットって誰かの屋台を手伝ったりしたことはなかったか」
「うん、そう。営業スマイルとか、料理とか、そんな得意じゃなかったし・・・。でも、アルデンテから真剣に頼まれて、それで断らないわけにもいかなかったから、引き受けたんだ」
アマレットは、ペスカトーレの手を握りながら夜空を見上げて、続ける。
「それから、ペスカトーレと客引きをして・・・覚えてる?最初の日にペスカトーレに聞いたこと」
「・・・なんで俺が、あんなに誰にでも笑顔で接客できるのか、ってやつ?」
「そうそれ。でさ、『アルデンテの作ったラザニアの美味しさを、皆に知ってもらいたい』ってペスカトーレは答えたでしょ?」
「ああ」
それは紛れもない事実だ。カッコつけるために言ったわけではない。
そもそも、ペスカトーレが一番最初にアルデンテが作ったラザニアを食べたのは、1年生の頃の調理実習の授業の時だ。まだペスカトーレとアルデンテはそこまで接点が無かったが、アルデンテの作ったラザニアにペスカトーレは感銘を受けて、そこから交友関係を築き始めて、親友にまで発展した。
そのアルデンテが、将来の夢のために屋台を開きたいと言った時は、背中を押してそれを応援した。それに、アルデンテの作ったラザニアの美味しさを皆にも知ってもらうために、ペスカトーレも客引きとして協力した。
けれど、ぶっきらぼうな顔で宣伝しても客は寄ってこない。だからペスカトーレは、どんな時でも笑顔で、はきはきとした声で客引きをしている。人の緊張感をほぐすには明るい声と表情と思ってのことと、そしてマナーとしてでもあった。
「それを聞いた時、ペスカトーレって本当に友達思いなんだなって、私は思った」
「・・・・・・」
「友達の・・・親友の良さを知ってもらいたくてそこまで行動できるのは、純粋にすごいと思う」
皮肉でも、比喩でもない、そんなのよりもずっとストレートな言葉。
普段とは違うような状況で告げられたその言葉に、ペスカトーレは少しばかり恥ずかしくなってくる。いかにノリがよくて陽気なペスカトーレでも、面と向かって女の子から褒められるのは恥ずかしいので、アマレットから目を逸らしてしまう。
「それでね・・・。そんなペスカトーレはずっと笑顔で客引きしてて、それで明るく声を張り上げていて・・・・・・。それが、私には輝いて見えた」
いつになく、ややつっかえ気味なアマレットの言葉を、ペスカトーレは静かに待つ。
「いつからか・・・・・・ペスカトーレの笑顔が頭から離れなくなってね。それで、意識しだしたんだ・・・・・・」
ペスカトーレが勢いよくアマレットの顔を見る。
そのアマレットは、恥ずかしさと嬉しさを共に孕んでいるように見える。その顔も、ペスカトーレは一度も見たことがない。
「ペスカトーレ」
「・・・・・・」
アマレットは、真っ直ぐな瞳でペスカトーレを見つめる。
そして、口を開いた。
「私は、あんたのことが好き。友達思いなところも、笑顔が素敵なところも、全部好き」
その自分の中の想いを、アマレットは間違いなくペスカトーレに告げた。
その想いを聞き届けて、ペスカトーレは天を仰ぐ。
少し前のペスカトーレなら、飛び跳ねて、迷うことなく『もちろん!』と返事をしていただろう。
だが、今は少し状況が違う。こちらから告白しようと決意していたのにそれが打ち砕かれて、どうすればいいんだと悩んでいたところだったのだから。
「・・・・・・返事をする前に、ちょっと俺の話を聞いてほしい」
だが、その悩んでいたことをアマレットに対して隠し通し続けるのは難しい。それに、隠しながらアマレットと付き合うのは、罪悪感がとてつもない。
だから包み隠さず、全てを打ち明けることにした。
「俺・・・あの総選挙に参加する前に決めたことがあったんだよ」
「?」
「アルデンテが1位になったらカルパッチョさんに告白するって決めた風に、俺も1位になったら『ある人』に告白するって決めてた」
そのペスカトーレの言葉に、隣に座るアマレットが息を呑んだのには気づいている。だが、それでも続ける。
「俺はほら・・・いつもちゃらんぽらんな感じだから、告白したところで信用してもらえないんじゃないかって思ってた」
「・・・・・・」
「だから、総選挙で1位になって、俺がどれだけ真剣だったのかって知ってもらって、それで告白しようと思ってたんだよ」
結果はあの通りだったけどな、とペスカトーレは肩をすくめて苦笑する。
「俺だって、1位になるためにでも多くの人から投票券を貰おうとして、いつも以上に頑張って客引きをしたよ」
ペスカトーレが寂しげに、階段の下に広がる街並みを見下ろす。
「アルデンテは、1位じゃないって知ったら告白することを諦めた。それで、俺だけ2位でもいいから告白するっていうのは、なんかフェアじゃないって思って、告白は止めようと思ってた」
そう言ってから、ペスカトーレはアマレットのことを改めて見る。
「・・・・・・でも、まさかその『好きな人』の方から告白されるとは、思わなかったぞ」
「・・・・・・え」
ペスカトーレの言葉に、アマレットの口がぽかんと開く。だが、ほどなくしてその言葉の意味を理解して、アマレットの顔がぼっと赤くなる。
「本当は・・・・・・1位になってから言うつもりだったんだけど、言うよ」
ペスカトーレは自分で言ったように、目標を達成して、達成感を抱きながら自分から告白したかった。
だが、今ここでアマレットから告白された以上、答えないわけにはいかなかったから、ペスカトーレはアマレットの告白に対する返事を告げる。
「俺も、アマレットのことが好きだよ」
アマレットの思考が、ペスカトーレの言葉を理解することだけに集中して、脳を動かす。
だが、そこまで小難しく考えずとも、ペスカトーレの言葉は十分すぎるぐらい真っ直ぐな言葉だった。
アマレットは、熱くなる頬を軽く掻きつつも、静かに笑う。
「本当は1位になって、俺の方からって思ってたけど・・・・・・アルデンテには悪いことをした」
1位になれなかったにもかかわらず、おまけにアマレットに認められたかどうかもわからないのに告白をしてしまったことで、アルデンテを裏切ったような気持ちに苛まれるペスカトーレ。思わず、頭を抱えて大きく息を吐いてしまう。
そんなペスカトーレの肩を、アマレットは優しく抱き寄せた。
またしてもペスカトーレは困惑する。今まで意識していなかった柔らかい感触とか甘い香りとかが一気にペスカトーレを包み込んだのだから。
「大丈夫・・・大丈夫だから」
安心感の溢れるアマレットの言葉に、ペスカトーレの心の中にある緊張や罪悪感が緩む。
「そこまでペスカトーレが考えてくれていて、私のことを真剣に考えてくれて1位を目指してたっていう気持ちだけで、私は嬉しいよ」
言い聞かせるように、あやすように告げるアマレットの言葉に、ペスカトーレの涙腺が緩む。頭の中で堰き止められていた悔しさや悲しさ、情けなさが一気に涙という形で溢れ出す。
「ありがとうね、ペスカトーレ」
その言葉に、ペスカトーレも堪えが利かなくなって、アマレットに身体を預ける形で涙を流した。
夏休みで観光客も多い中、今この時だけ、このスペイン階段風階段に誰も来なかったのは、幸いだった。
だからペスカトーレは、好きな人の前で、みっともなく泣いた。
多分、アンツィオに入学して以来、初めて泣いたと思う。
ペスカトーレは涙が収まったところでアマレットから身体を離し、涙で濡れた顔を拭く。
「・・・悪い、変なところ見せて」
「いいって。それにしてもあんなに泣くなんて、あんたも結構子供っぽいとこあるんだねぇ」
「ほっとけ」
いつものように軽口を叩き合うペスカトーレとアマレット。総選挙以前はずっと交わしていたようなやり取りだったのに、なぜか新鮮に思えてしまって2人して笑う。
「・・・・・・私たち、恋人同士ってことなんだよね」
「あー・・・多分」
今度はお互いに自らの想いを告げて、ストレートに『好き』と告げたことを思い出し、2人して顔を赤くする。
ペスカトーレはアマレットの方を横目に見てみるが、彼女は手をもじもじと動かして地面に視線を落としている。ペスカトーレと目を合わせようとはしていなかった。
「・・・・・・でも、俺は」
「?」
「前みたいな友達みたいなノリで、付き合いたいと思ってる」
ペスカトーレの少し遠慮気味な言葉に、アマレットは頭に疑問符を浮かべる。
「俺が好きなアマレットは・・・こう・・・普段みたいにさっぱりとした性格だから。俺と付き合ってるからって変に意識したり気を遣ったりしないで・・・普段通りの感じで付き合いたい」
そこでペスカトーレがもう一度アマレットのことを見ると、彼女は呆けたような顔だった。それでペスカトーレも、アホなことを言ってしまったと後悔した。
「・・・なんか、自分の理想押し付けてるみたいで感じ悪いな。ごめん、忘れてくれ」
恥ずかしそうに、そして申し訳なさそうに顔を逸らすペスカトーレの肩を、アマレットはバシッと叩く。その力が地味に強かったので、ペスカトーレは抗議の声と視線を向ける。
「何するんだよ・・・」
「いやぁ、ずいぶんと可愛らしくて嬉しいことを言ってくれたから、そのお礼ってことで」
「これがお礼ってどういう―――」
ペスカトーレがさらに追及しようとするが、その前にアマレットが唇を重ねてきたことで阻まれてしまった。
月明かりの下で、2人はしばしの間キスを交わす。
やがて、アマレットの方から静かに顔を離す。その顔は、初めてのことで恥ずかしかったのがわかるぐらい、真っ赤だ。
「・・・それじゃ、これからはいつも通りってことで」
そしてアマレットは立ち上がり、『おやすみ~』と言って手を振りながら階段を下りていく。
そんなアマレットの後姿を、ペスカトーレはただ呆然と眺める。やがて、自分の口に手をやり、先ほどのアマレットとのキスを思い出す。
「・・・・・・・・・・・・あー」
嬉しかったり恥ずかしかったりという気持ちがない交ぜになった、ため息交じりの声を洩らす。今の自分の顔は、みっともないぐらい緩んでいるのだろう。
自分で言っておいてなんだが、ペスカトーレは果たして明日から今まで通りアマレットと接することができるのかどうか、不安でならなかった。
思わず空を見上げてみれば、輝く三日月がそんなペスカトーレのことを笑っているように見えた。
今更ですが、学園艦内のイタリア風建築物のそれぞれの位置は、
完全筆者オリジナルです。当てにしないでください。
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