インフィニット・ストラトス~【英雄】の迷い込んだ世界~ 作:芳奈揚羽
隕石(着陸ユニット)の落下シーンを書いては消し書いては消しを繰り返して十数回。ちょっと隕石の落下イメージが掴めなくて書けませんでした。・・・で、結局落下した後からスタート。
しかも、コメントには書きましたが、落下してきた直後の記述が見つからなくて、完全に想像、妄想です。「おい、落下シーンこんなんじゃねぇだろ!」とか思うカモしれませんが許してください。
side ラウラ・ボーデヴィッヒ
高層ビル程の大きさがある巨大隕石を、周囲にあまり被害を出さずに地上に下ろす事に成功した私たちは、喜びに満ち溢れていた。本来なら馴れ合う筈のない他国の軍人とも、ISごしに抱き合う者が出る程である。
・・・しかし、それも致し方ないことだと思い、説教などはしない。・・・なぜならば、私も内心では飛び跳ねるくらいには喜んでいるのだから。・・・・・・私も、あの学園に通う事で、何かが変わったのかもしれんな。
今回の作戦は、今までの中でも特に危険な物だった。最高レベルだったと言ってもいい。
銃弾飛び交う戦場に飛び込むわけでもなければ、違法な研究をしている研究所に乗り込むわけでもない。だが、それらと変わらない・・・ヘタをすれば、それよりも上、それ程の危険性を持った作戦であり、一歩間違えればこの辺一帯が焦土と化していた可能性だってあったのだ。ISの絶対防御だって、あの質量の隕石に衝突されたり、ましてや押しつぶされたりすれば間違いなく命を落とす。あくまで絶対防御は、シールドエネルギーを過剰に放出して、操縦者が致命傷に陥るのを防ぐ能力しかない。
それは、IS同士の戦闘や、戦闘機などの他の兵器との戦闘でなら絶大な効果を発揮するだろうが、全てのシールドエネルギーを費やしても防御しきれない攻撃や、継続してダメージを受け続ける攻撃には効果が薄いのだ。
その意味で、今回の作戦目標であるこの隕石は、我々の天敵とも言える存在であった。普段IS乗りは命の危険に晒される事が、普通の兵士よりも少ない―――だからこそIS学園などという、中学を卒業したばかりの小娘が通う事の可能な学園が運営できるのだが―――為、久々に命を掛けた実戦において、ただの一人も脱落者が出なかった事は僥倖だ。
「・・・しかし、あの嫌な予感は杞憂だったか。」
各国の上層部は何かを企んでいるのかもしれないなどと考えていたのだが・・・いや、本当に何かを企んでいたのかもしれないが、私たちに影響が出ないのならそれはそれでいい。後は偉い人間の仕事である。私たちに与えられた仕事は終わったのだから・・・早く嫁に会いたい物だ。
・・・などと、この時の私は愚かにも気を抜きすぎていたのだ。
★★★
ピシリ・・・と音がしたと思うと、唐突に隕石に罅が走った。
『・・・!』
何の前触れも無かった為に驚いた我々だが、良く良く考えれば、宇宙空間を飛来してきた挙句に大気圏に突入したのだ、岩に罅位は入るだろうと思った。
「各自、AIC起動準備!この質量の隕石が割れたら破片も相当な量になる!いくらISでも、それだけの量を受けるのは危険だ!」
運悪くまだ隕石の近くに待機していた我々は、降り注ぐ岩石から身を守る為に、自身の上方に向けてAICを展開する。これで、少なくとも押しつぶされる危険性は無くなった筈だ。
流石に、割れた破片が地面に降り注ぐのまではどうしようもない。暫くは破片の撤去で人が住めない地域になるだろうが、我々の責任ではない。
「・・・なんだコレは?」
崩れゆく隕石を見つめていた私は、可笑しな事を発見した。・・・岩が崩れた場所から、ダークブルーに鈍く輝くナニカが見えているのだ。・・・拡大して見るとそれは金属のように見えた。
「ちょ・・・っ!なんだよこれ!?」
「・・・嫌な予感がする・・・・・・。」
まるでゆで卵のようだ・・・と思った。岩盤という名の殻が外れると、そこに存在したのは鈍く輝く
「・・・・・・人工物?」
どう見てもソレは人工の・・・少なくとも知性あるナニカによって作られたであろうソレの壁が・・・ドロリと崩れ去った。
「え・・・?」
という声が突然聞こえたかと思うと、ゴキャッ!という金属がひしゃげるような音が鳴り響き、隕石の近くに居た部隊のISから反応が消えた。
「・・・は?」
あまりに突然の状況の変化に、誰もついて行けなかった。兵士としては作戦場所で気を抜く、茫然自失となるなどは最低の行いではあるが、一歩間違えれば地域環境を変化させるレベルの大災害が起きる可能性すらもあった今回のミッションを無事成功させたことで、皆例外なく安堵し、精神的に疲弊しきっていたのだ。それに加えて先程からの不可解な現象。我々の精神は、未知という名の毒物によってこれ以上ないほどに弱らされていた。
だから、目に映るこの巨大な
「■■■■■■■!!!!」
優に十メートル以上はあるであろう緑色をした四足歩行の化け物。歪な星型のような形をした鋼殻のような物が付いたその怪物が叫んだと同時に、その場所から一番近くに居た私の部隊に突進してきたことで、私の意識は漸く覚醒した。
「・・・っ!全機、退避ーーーーーー!!!」
私の命令と共に、その怪物の近くに居た全ての機体が飛び立つ。・・・しかし、
「きゃぁ!!」
飛び立つのが一瞬遅れた部下の機体が、その怪物と衝突する。
ゴシャ・・・
また、先程の鈍い音が響く。しかし、何が起きたのか今回は見ることが出来た・・・いや、出来てしまった。
「一撃で・・・シールドを抜いたと言うのか・・・!?」
ただの体当たり。なんの変哲もない、原始的なその攻撃は、現代最強の兵器を鉄屑に変えた。
衝突された瞬間、あのISの絶対防御が発動した事は、共有している情報で分かっている。しかし、彼女は運が悪かったというべきなのか・・・衝突された衝撃で地面に叩きつけられた後に、あの巨体に踏み潰されたのだ。
「・・・何、これ・・・・・・!?」
怖い。怖い、怖い、怖い怖い怖い怖い怖い!!
今まで経験したことの無いほどの恐怖が私を縛る。たったの一体。その一体に、最強の兵器が成すすべもなく破壊されたのだ。ISの特徴とも言えるシールドも役に立つとは思えない。運が良ければ一撃は耐えられるだろうが、その瞬間戦闘不能になるほどの負傷を負うかも知れない。・・・そうなれば、後は蹂躙されるのを待つだけなんじゃないのか・・・?
「たい・・・ちょ・・・・・・。」
恐怖で叫びだしそうになった瞬間に、途切れ途切れの通信が入った。
「・・・!」
その声が聴こえた瞬間、私の意識は覚醒する。
「・・・っ!惚けているな!黒兎隊はAICにより化物の動きを抑えるぞ!ウォーケン隊は済まないが戦線離脱した機体の救助に向かってくれ、まだ息があるかもしれん!
その他の機体は我々黒兎隊が奴を食い止めている間に攻撃しろ!」
その叫びによって、あまりにも想定外の事態に停止していた他の面々も動き始める。
『了解!』
我々は、はるか後方で動きを止め、此方に方向転換しようとしている化け物に向かって全速力で飛んだ。
「止まれーーーーーー!!!」
今回の作戦によって、全ての機体にAICを搭載したと言っても、所詮は付け焼刃。本来のAICの半分程度の性能しか出せない事は、既に分かっていた。それは当然なのだ。我々のISは、このAICを最大限に使いこなせるように最初から設計されている。AICを使いこなすためだけに創られた機体と言ってもいい。だから、他国の機体がコレを積んだところで、思う存分に使いこなせない事は明白。逆に、我々が他国の第三世代兵器を搭載したとしても、その性能を思う存分発揮することなど不可能なのだ。
だからこそ、部下をやられた怒りはあれど、足止めに徹する。我々がコイツを足止めすることで、被害を結果的に少なく出来るのなら、彼女もそれを望んでいる筈だ。
「■■■■ーーーーー!?」
我々のAICによって一切の動きを止められた化物は、前後左右から友軍による攻撃を浴びせられた。そのうち、前方からの攻撃は、恐ろしいことに殆ど弾き返していたのだが、その他の部位にはちゃんと攻撃が通るらしい。
「■■■■■■■■■■■■■■■!!!!」
そして、抵抗らしい抵抗がなくなり・・・ほぼ全員が持っていた武装のマガジンを一つ使い果たした時、それは起こった。
「気をつけろ!出てくるぞ!」
後方で救助に当たっていたウォーケン隊から悲鳴が上がり・・・振り返った私は見てしまった。
あのダークブルーの物体から、先程の化け物がゾロゾロと出てくるのを。その数は10?20?いいや、まだ足りない。そんなチンケな数ではない。
凡そ100。それだけの数の化け物が、大地を埋め尽くさんとしていた。
この時、私は私の直感が正しかったことを知る。
「・・・本当に、卵だったのか・・・。」
上層部が何らかの意図を持ってコイツラを地球に降下させたことと、あのダークブルーの球体は正しく卵、もしくは巣のような物だった事を。
・・・嘘だと疑われるかもしれませんが、一応報告しておきます。
・・・・・・また仕事場の副店長が変わります。
昨日仕事場に行ったら、転勤のお知らせとかでその人が居なくなって新しい人が来ると書いてあり、私も今(゚д゚)な状態です。
・・・だって、その人が前の副店長と変わってからまだ一ヶ月たってないんだよ!?しかも、店長も2、3ヶ月前に変わったばっかりなのに、何で!?何で!?
ということで、15日以降はまた更新が遅れそうです。・・・どういうことなの?
あと、コメントで指摘してもらった部分については修正しました。有難う御座います。忘れている事が多々あると思うので、これからも何か有れば宜しくお願いします。