徐々に暑くなってきましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
東京は基本的に連日暑くて私は目を回しております。
色々リアルが忙しくてこうしんできていませんでしたが、これからはちょくちょく上げて行こうと思っています。
さて、話は変わりますが、この小説に評価を付けてくださった方の一人が気になることを書いていました。
内容をそのまま書くことはこの場では致しませんが、ざっくりいうと他作品のめちゃくちゃ強いキャラを考え無しに主人公として出してしまえば、原作の主人公はただの賑やかしにしかならない。といった感じです。
かなりざっくりなので本文はもうちょっと色々深いお話だったお思います。
こっちはあくまで趣味で書いてんだから原作への愛だとか地雷だとかほざかれても知らんわ。そんなんで評価1なんぞ付けられたらたまらん。
と言ってしまうのは簡単なんですが、確かにそれもそうだなーと思ったので色々自分なりに考えてみました。
どうやら私の書いた小説軒並みその方の嫌いなパターンにしっかりとマッチしてしまったようでして、あわわわって感じでしたが、言いたいことも結構わかる感じでしたので色々頑張ってみようと思います。(?)
長々と前書きに失礼いたしました。
もしこの小説を見てくださっている中に自分も作品を書いているという方は一度この問題について考えてみてはいかがでしょうか。
長々書きすぎて自分でも何かいてるかわかんなくなってきたな・・・・・。
では本編へどうぞ!
※若干のFGO二章ネタバレがあります
「プロ相手に有象無象じゃ全く歯が立たない。それはわかる。だがあのガキはなんだ?さっきはあの階段の上から一瞬でここまで間合いを詰めてきやがった。脳無が居なかったらどうなってたと思ってる。あんな化け物がガキどもの中に居るなんて聞いてないぞ」
苛立ちを込めてガリガリ、ガリガリと首筋を掻く。
ボロボロと皮膚が剥がれて地面に落ちた。
「というかなんで俺が子守なんかしなくちゃいけないんだ?」
忌々しいという感情を目一杯込めて自分の隣にただ立っているだけの少女に目を向ける。
先生はこのガキを興味深い個性だとかで今回の作戦で機能テストをするとかなんとか言ってた。
最初は俺にどうこうしろとか言われるのかと思ったが、別に何もする必要はないと言う。
ただ近くに置いておくだけで俺に危険が迫れば盾になる、らしい。
俺としても別に面倒が掛からない上で役に立つならどうでもいい。
光を失った瞳でどこか空中を見つめる人形のようなガキ。
全くしゃべらず、微動だにせず、だがそれでも呼吸に合わせて小さく肩が動いている。
本当に生きた人形のようだ。
「気持ちわりぃ」
それだけ言って興味の薄れた少女から雑魚どもを蹴散らしてこちらへ近づいてくるイレーザーヘッドと生徒に目を向ける。
そうだ。
こんな気味の悪いガキにかまっている暇はない。
楽しい楽しいゲームはこれからなんだから。
目の前で倒れていくヴィランを何人目か数えるのも面倒になった頃、敵の本命と思われる手だらけの男が動き出した。
こちらではなく相澤先生の方へ向かっている。
そのヴィランは見た目お世辞にも肉弾戦が得意とは言えない細い体つきをしていた。
肌の色は不健康さを主張するように白い。
まぁ、体つきが肉弾戦に向いていなさそうというのは相澤先生も同じなのだが、ヴィラン相手に相澤先生がそうそう遅れを取るとは思えない。
先生ならきっと大丈夫。
そう思っていた矢先に予想外の光景が目に入った。
ボディに一撃を入れようとした相澤先生の肘をヴィランは手で受け止めた。
すると相澤先生の服の表面に妙な異変が起こりだした。
表面が劣化していっているのか、原理はわからないが表面からボロボロになっていく。
その影響は服のみにとどまらず相澤先生の肘がどんどん崩壊していった。
気がつけばあっという間に内部の肉が露出している。
「先生!!」
「くッ…!」
相澤先生は開いていた左手でヴィランに一発入れ、ひるんだ隙に大きく距離を取った。
そこへ先程までの雑魚の残りが畳みかけるが、無事な左腕だけで何とか撃退する。
二人で無力化を行っていたおかげで随分数が減っているのが功を奏した。
今なら俺と先生は広場の端と端に居るが、なんとか合流できるだろう。
途中で飛びかかってきた異形系のヴィランを殴り飛ばし、急いで先生の元まで駆け寄る。
息の荒い相澤先生の肘に応急手当を行使し、何とか傷を回復させた。
治療が終わると同時にグラリと視界揺れた。
流石に魔術を多用しすぎたか。
だが、今はそんなことは言っていられない。
「すまん、助かった。この状況で片腕を潰されるわけには――おい藤丸、お前鼻血出てるぞ。ヴィランにやられたのか」
「えっ?」
先生に指摘されるのと同時に地面へ赤い雫が落ちていく。
それはパタタッと音を立てて足元に小さな水溜まりを作った。
下を向くと頭が振られただけの小さな勢いで通常の鼻血の数倍の量が一度にこぼれ落ちる。
これもう『ポタポタ』なんて可愛い効果音じゃなく、『べちゃっ』て感じだな。
「ああ、これは俺の個性の反動なんで別に怪我した訳じゃないです。それに現状俺は後ろに下がるつもりないですしね」
「――そうか。あの手だらけの側に控えてる少女、お前の知り合いか?」
「はい。恐らく何らかの個性で自我を封じられてると思います。何とかして助け出したいです」
「それが本当ならあの子はプロヒーローとして救うべき対象だ。だが、あくまで俺が優先するのは生徒の、お前の無事だ。そこを忘れるな」
「あははっ、善処します」
「とりあえずあの手だらけを無力化して――」
相澤先生が俺に何か指示を出そうとしたとき、背筋にさっきのヴィラン出現時のような寒気が走った。
慌てて先生を突き飛ばすと同時に体が宙に浮くのを感じた。
そのまま中央の噴水に向かって投げ飛ばされる。
空中で何とか体制を立て直して噴水に直撃は防いだが、思いっ切り水の中に落ちる。
ああ、せっかくの一張羅がびしょ濡れだ。
俺の場合は能力を再使用するだけで元に戻るけどね。
即座に水の中から飛び出し、俺を投げ飛ばしたであろう相手を見る。
先程まで俺と相澤先生が立っていた場所には、胴体に対して驚くほどほそ長い手足のついた脳みそがむき出しになったヴィラン。
「脳みそ二体目か……。こっちの個体は気配遮断でもできるのかな?」
こいつに対しては俺の能力だと今打開策はぱっと思いつかない。
というかそもそも最初にあの靄から出てきた時点でこんな奴いただろうか。
それこそ気配遮断でこっちに気取らせないようにしていたとか?
いや、今そこは重要じゃない。
現状この場に居るんだから撃退しなくてはいけないことに変わりはないんだ。
力はさっき俺をはじき返した奴と比べれば全然だが、こちらに気取らせないように接近してこられるのは厄介だ。
相澤先生の個性で奴の個性を消してもらって対処するのがこの場でのベストか。
それを相澤先生も考えたのか、俺を追撃する前に先生が仕掛けた。
あの細い手足で殴り合いというのは考えにくい。
あくまであの個体の旨味は気配遮断なんだろう。
となれば近接戦闘では相澤先生に分がある。
しかし、ちらりと様子を見ると、手だらけの男は自分の背後に控えさせていた先程のパワー型の脳みそに何か指示を出していた。
ここからでは聞き取れないが、大体想像はつく。
「二体で挟ませるつもりか。やっぱりプロヒーローを警戒してるみたいだな」
確かにあのパワーとガタイで先生の視線を遮ってしまえば先生の個性の範囲から気配遮断の脳みそが消えることになる。
段々あの個体の運用方法が見えてきた。
だが、それはあくまで警戒対象が相澤先生だけだった場合の話だ。
地面を蹴って相澤先生とパワー型の脳みその直線状に割って入る。
「向こうには行かせないよ。ここから先は通さない」
「あああ、邪魔だな、お前。なんなんだよ」
「俺としてはむしろこっちの質問に答えてもらいたいんだけど。まぁ、質問というか要望なんだけどさ。その子をこっちに渡してくれないかな」
「その子だ?このガキの事を言ってるのか?」
そう言いながら手だらけの男はマシュを指差す。
「そうだよ」
「お前に何か関係あるのか?」
「さぁ、どうだろうね」
「いちいちうざいなお前。こっちが聞いてんだから答えればいいんだよ。あああああ、クソ、クソ、クソ、鬱陶しい鬱陶しい鬱陶しい……!」
手だらけの男はガリガリと首を掻きむしりながらうめき声を出し、溢れる怒りを隠そうとしない。
というかさっきの個性、触れた箇所に効果を及ぼすものだと思ったんだけど、自分自身には効かないのかな?
躊躇なく掻き毟っている辺り大丈夫なのはわかるんだけど。
個性のオンオフが出来る発動型か。
というかそう難しいことを考えてるつもりはないはずなのにどうも上手く考えがまとまらない。
何か頭がぼうっとする感じがする。
そのせいか感情がダイレクトに行動に繋がってしまっているような感じだ。
俺の体調のことはともかく、数秒間その状態で睨み合うが突然手だらけの男が首を掻く動作を止める。
何かを思いついたのか呆けた顔になるが、すぐに悪意に満ちた笑みへと変わった。
まるでいいことを思いついた、と言わんばかりの上機嫌で口を開く。
「お前、脳無と一緒にあいつを――――殺せ」
「……はい、マスター」
その言葉と共にマシュが盾を出現させた。
そして後ろに控えていたパワー型の『脳無』と呼ばれたヴィランも前に出てくる。
だが、俺は何よりマシュがあの男をマスターと呼んだことに大きなショックを受けていた。
あいつは君のマスターなんかじゃない。
君のマスターは俺じゃないのか。
そう叫びたくなるのを必死に飲み下す。
さっきみたいな感情任せの行動はできない。
だと言うのに未だ思考に靄がかかったような違和感は晴れない。
血液が足りないのか、それとも個性の反動か、あるいは――。
後ろからは未だ戦闘音が聞こえる。
目の前のヴィラン達から視線を逸らすのはハイリスクすぎて出来ないが、相澤先生がまだ戦っているのは間違いない。
恐らくそうかからないうちに向こうの戦闘は終わるだろうが、ここから先へマシュと脳みそのどちらかを通せば相澤先生が大きく不利になる。
「となるとやっぱりここで止めるしかない、よなぁ」
目の前の二人を同時に相手にする覚悟を決めて構えた時、手だらけの男の横にここに奴らが来た時に出てきた靄が現れる。
どうやらあれがヴィラン達をここへ侵入させた切り札のようだ。
「黒霧、13号はやったのか?」
「行動不能にはできたものの、散らし損ねた生徒が下りまして……。一名、逃げられました」
すると諦めたように「ゲームオーバーだ」と言い、手だらけの男が項垂れる。
どうやら上に居たうちの誰かがうまくここを抜け出したらしい。
だが、ここまで用意周到に襲ってきたのにこうも簡単にあきらめるのか?
奴の言動はどうも腑に落ちない。
その上奴の目はまだ完全には諦めてはいないように見える。
「その前に、平和の象徴としての矜持を少しでも――」
手だらけの男の動きの一挙手一投足に注視しすぎていたせいで、奴が視線を向けた方向へと自分の視線も向いてしまった。
その先には恐らく水難エリアから逃げて来たであろう緑谷達。
ハッと我に返った時にはすでに手だらけの男は動いていた。
急いで追いかけようと体を動かすが、突きさすような痛みが体の内部から走る。
どうもさっきの無茶な魔術の行使と中途半端な治療でつないでいた内臓の内のどれかの傷が開きかけているらしい。
「まずい!」
そう無意識的に声が出た時にはすでに蛙吹の顔へと手だらけの男の手が伸びていた。
しかし、先ほどの相澤先生のように蛙吹の顔が崩れるようなことは起きない。
「ちっ、邪魔ばっかりしやがる。イレイザーヘッド」
そう手だらけの男が発するとほぼ同時に相澤先生が小さくうめき声を上げた。
後ろを振り返ると、相澤先生が腹部を抑えながらも手だらけの男を視界に入れている。
先程までの脳みその姿はない。
どうやら相澤先生の能力で手だらけの男の個性を消したようだ。
だが、その代わり先程までいた気配遮断に近いことができるであろう脳みそを見失ってしまった。
相澤先生が抑えている腹部は恐らくその見失った個体一撃入れられたのだろう。
だが、相澤先生が作ってくれたその一瞬を俺達は見逃さなかった。
緑谷が水面から勢いよく飛び出し、手だらけの男に向けて拳を振るう。
俺も緑谷とほぼ同時に彼らの元へ走り出した。
だが、予想外にも緑谷の拳は俺を後ろから追い抜いたパワー型の脳みそに遮られてしまった。
「クッソ、早いなもう!」
パワー型の脳みその全力スピードがあれだとしたら俺は今の体の状態では追いつけそうもない。
だが、向こうが再度攻撃に移る前に間に割って入ることは出来た。
痛みを堪えながら刀を構え、緑谷たちに声をかける。
「三人ともとにかく陸へ上がれ!相澤先生が向こうでまだ戦ってる。君達は他の生徒の救援に向かってくれ!」
「そ、それじゃあ藤丸君はどうするの!?」
「そうだぜ藤丸!お前はどうすんだよ!こんな化け物共相手に戦うってのか!?」
「藤丸ちゃん……」
緑谷、峯田、蛙吹はそれぞれ心配の声を上げてくれるが、正直言って今この状況じゃ足手まといだ。
三人を庇いながら戦えるほどの余裕は今の俺にはない。
元からこと戦闘に置いては才能のかけらもない俺だ。
この土壇場で覚醒できるような器の持ち主でもない。
緑谷たちに指示を出し、いざここからどうしようかというところで手だらけの男と目があった。
「またお前かよ。本ッ当鬱陶しいな。早く消えてくれ」
もう完全にさっき言ってた撤退とか頭にないじゃないか!
と叫びたくなるのを我慢して相変わらずまとまらない考えをなんとか形にする。
段々この手だらけの男の思考が読めてきた。
瞬間的な感情で動く短絡的なタイプだ。
一番力を持っちゃいけない奴だけど……俺の憶測が正しければこの襲撃の事実的な首謀者はこいつじゃない。
こいつの後ろに黒幕が居るはずだ。
それこそ、どこかのダディみたいな。
「とにかく、三人とも早くどこか別の場所に行ってくれ。正直言って三人を守りながらあの二人を相手にするのはかなりキツイ。けど今は相澤先生も君らを守れるような状況じゃなさそうだ」
相澤先生は未だ先程見失った脳みそと戦闘中。
一度個性を消してしまえば勝負は決まるが、常に視界から消えるように動いているようで、未だ捕捉できていない。
その上俺達に近づいてきた時のように足音を全く立てずに移動しているのであれば尚厄介だ。
そこで思いついた苦肉の策『他の生徒の救出』。
相澤先生の居る入り口方向へ行けば姿の見えない脳みそに攻撃される可能性もある。
あの個体もパワー型の脳みそ程でないにしろ俺を十数メートルほど投げ飛ばす程度の筋力はあるのだから、彼らがそのパワーで不意に殴りつけられれば無事では済まないことは明らか。
となればここでも入り口でもない方向へ逃がす必要がある。
そうすると残った選択肢はもっと奥へ進むだ。
これ以上の策は現状思いつかない。
今段階ではこれがベストに思える。
すると再び手だらけの男が話しかけてきた。
「お友達がそんなに大事なのか?」
「まぁね。俺は人との縁が何より強い力になるって身を持って知ってるからさ」
「あぁそうかい。じゃあ予定変更だ。お前ら、あの三人を殺せ」
それを聞いて顔を思い切り顰める。
墓穴をほった感はなんとも否めないが、さっきのマシュの時といい人の嫌がることを的確にやってくる奴だ。
急に標的にされて驚いているであろう後ろの三人に指示を飛ばす。
「こっちも予定変更だ。俺の後ろから絶対に動くな!」
パワー型の脳みそがこちらへ向けて走ってくる。
そしてその後ろを追う形でマシュもこちらへ向かっているのが見えた。
こっちが防戦になるとなれば武蔵ちゃんの力では今の俺の力量じゃマシュを無傷のまま三人を守り切れない。
そもそも目の前の敵を救援が来るまでしのぎ切ることができるのかどうかすら分からないのが現状だ。
何が何でもマシュを斬るなんてことはしたくない。
今まで彼の力は使えるか試したことは今までなかった。
それは恐らく俺の中でマシュがこの世界で生きていると信じたかったからだろう。
まぁ、それは最悪の形でわかってしまったわけだが……。
イチかバチかで個性を発動させる。
「頼むぞ、助けが来るまで持ってくれよ俺の体……」
体中の魔術回路が悲鳴を上げるのを思い切り無視してフル回転させる。
体が青い粒子に包まれ、姿は袴から変化していく。
マシュを救い出す。
三人を無傷で守り通す。
バチバチと走る魔力を身に纏い、ギュッと拳を握りしめる。
それと同時に痛む脳裏にあの時、あの瞬間の光景がフラッシュバックした。
あの時俺を庇って盾だけを残して消えてしまったマシュ。
そして残されたのは無力で何もできない俺。
この力を使うからか、それとも限界が近くて頭がどうにかなってこんなものが見えるのかは分からない。
だが、これだけは確実に言える。
もう誰も失いたくない。
もう何も取りこぼしたくない。
ついさっき俺は自分自身を『この土壇場で覚醒できるような器の持ち主でもない』と評した。
だがふと、うちの教訓にはとある言葉があったことを思い出した。
出来る出来ないの話じゃない。
何が何でも、やるしか無いんだ。
腹の底から声を絞り出して言葉を絞り出す。
「
その間にもパワー型の脳みそは俺の眼前に迫っていた。
「づぁああッ!!!」
目にも止まらない速さでパンチを繰り出した脳みそを出現した盾で弾き飛ばす。
弾かれた脳みそは吹き飛ぶことなく足を地面にめり込ませながら2,3メートル程後ろへ下がった。
俺の姿を見たマシュは本能的にか意識的にかはわからないが、足を止めて警戒するようにこちらを見ている。
俺の体は至極色に近いカラーリングの鎧に包まれ、右手にはマシュと同じ大楯、左手は腰に下げた剣の柄に置かれていた。
「はぁっはぁっはぁっ――。彼の力を使えるってことはあの時と同じようにマシュの力は独立したものになってるってことかな。その辺はイマイチ現状だとまだ断定できないか。けど、一つ断言できるのは――」
個性を発動させただけで息も絶え絶え。
最早体はズタボロで魔力も残り少ない。
現在の体のコンディションはいつまともに動けなくなって倒れるかわからないような、気力だけで立っているようなものだ。
だが。
だが、それでも俺はここで倒れるわけにはいかない。
今度こそ、誰も失わせないように。
マシュを含めてこの場に居る俺の仲間を傷つけんとするヴィラン達を睨み、言葉を吐き捨てる。
「ここから先、俺の仲間を誰一人として傷つけられると思うな」
その言葉と共に、俺は右手に持つ盾を握り締めた。
他作品よりも藤丸の戦闘介入に協力的なうちの相澤先生。
マシュが敵側に居てそれを奪還したいっていうシチュを書こうと思ったらこうなっちゃってたよね……。