闇と光より産まれし兄妹   作:エルナ

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 【悲報】前回の更新日約半年前。
 【悲報】今年の投稿話数たった3話。

 こ れ は ひ ど い

 というわけでみなさんに本当にお久しぶりです^^;
 遅れまくって大変申し訳ございませんでした!m(_ _)m

 何ともうあと一ヶ月後には2周年目です……。
 そんなことで去年の1周年記念では1月毎日更新をしたのですがこの体たらくなのでできない気がするんですよねぇ……。
 というわけでアンケートを取ります。
 出来ればポチッとください。


第15話 聖戦

 リオネス王国。

 ブリタニア北部に位置するブリタニア最大の国。

 七つの大罪により魔神族の侵攻を退けたその国は。

 はるか3000年以上昔。

 巨大な妖精王の森が広がっていた。

 そこは魔神族に対抗すべく集まった四種族の連合軍——〈光の聖痕(スティグマ)〉の本拠地となっていた。

 

 その妖精王の森に人間達を連れ、帰還してきた4名。

 

 メリオダスとエリザベス。

 そしてグロキシニアとドロール——に入ったキング&ディアンヌ。

 

 彼らは未来のグロキシニアとドロールの女神族に伝わる刻還りの術により過去のブリタニアに妖精王と巨人王の姿で送られた。

 それは丁度メリオダスとエリザベスと共に魔神族の襲撃を受けている人間の集落の救助へ向かう待ち合わせをしている所だった。

 2人は王たる力を使い〈十戒〉を退け、見事人間達を救うことに成功した。

 

「ここが…妖精王の森…でけぇ!!」

「ここに〈光の聖痕(スティグマ)〉の本拠地が…」

「魔力の差が如実に現れてるなぁ……じ…自信なくしそう」

 

 人間を上回る巨人族の巨躯をさらに上回る体躯をもつドロールの数十倍の木々が立ち並ぶ森に人間達は驚き感心し。

 そしてキングは自分の妖精王の森と比較して凹んでいた。

 

 しばらく進んでいると1人の少女が彼らの前に降り立った。

 

「おかえりなさい! 皆さんご無事のようで何よりです」

 

 輝くような笑顔でそう言ったのはジブリール。

 メリオダスとエリザベス、グロキシニアとドロール。

 そして人間達に怪我がないのを見て本当に嬉しそうに笑う。

 

「ただいま、ジブリール」

「よう、ジブリール! 1人か?」

 

 ジブリールの側に兄のザレオスの姿がないことにメリオダスは首を傾げる。

 メリオダスの問いにジブリールは表情を暗くし、俯く。

 

「……はい。お兄ちゃんはリュドシエルの指示でここを離れています」

「リュドシエルの?」

 

 メリオダスとエリザベスはジブリールの言葉に眉を顰める。

 

「はい。リュドシエルは元々私とお兄ちゃんの2人をここから遠ざけたいようでした。そこをお兄ちゃんが強引に私を残して1人で行きました。お兄ちゃんが言うにはリュドシエルは何かを企んでいるらしいです。森の奥にリュドシエルの妙な魔力もありますし……」

 

 不安そうなジブリールの頭をメリオダスが撫でる。

 

「心配すんな。あいつが何を企んでようと俺が何とかしてやる」

「! ……はいっ!」

 

 メリオダスの言葉にジブリールは大きく返事をした。

 

 そのままジブリールを加えて森を進むと木々に匹敵する天を突かんばかりの巨大な白き塔が見えてきた。

 

「わ……あれは何?」

「さ…さあ? オイラも見当がつかないよ」

「どうも今日のお前ら変だな。〈光の聖痕(おれたち)〉の拠点だろ」

 

 過去に来た故に知らない2人に怪訝にメリオダスが言う。

 

 その塔の周りには沢山の巨人族や妖精族がおり、連合軍であることを裏ずけている。

 

「ようやくのお戻りか…。3人がかりで〈十戒〉1匹を退けるのがやっととはな」

 

 その言葉と共に、その塔の入口から1人の女神族の女性が現れた。

 

「ネロバスタその辺にしておきなさい」

 

 そして、さらにその後ろから1人の女神族の男性が現れる。

 

「「!!!」」」

「おい…この魔力は」

「おお…あの女神族はまさか…」

 

 その男が放つ〈十戒〉すらも上回る巨大な魔力にキングとディアンヌはたじろぎ、人間達は驚き露わにする。

 

「跪け人間ども。この御方こそ我らが導き手。〈四大天使〉リュドシエル様」

「戦火に傷つきし我らが徒を救えたのは何より…。私はあなた方を歓迎しましょう」

 

 メリオダスとジブリールはそんなリュドシエルを睨む。

 

「ちょうどよかった。みなさんに朗報です。全ての種族が待ち望んだ聖戦の終結がやってきました」

「「「!!!」」」

 

 リュドシエルの言葉に全員が目を見開いた。

 

「それじゃ…魔神族との和平が!!?」

 

 僅かに目に涙を浮かばせながら言ったエリザベスの言葉を——だが。

 

「魔神どもを根絶する時です」

 

 殺意を装填した笑みで切り捨てた。

 


 

 その日の夜。

 

「…聞いたか? 西では友軍が〈十戒〉に全滅させられたと」

「〈黒の六騎士〉とかいう魔神族にも相当苦戦してるって話だ」

「魔神どもめ…!!」

「ふん! でも数じゃ僕ら連合軍〈光の聖痕(スティグマ)〉が勝ってるんだ!!!」

「魔神族なんぞ全員血祭りにあげてやろうぜ」

 

 拠点である白き塔の近くで焚き木をして話す巨人族と妖精族。

 その彼らから少し離れた場所で焚き木をしながら蔑視を浴びる2人。

 

「あんなの気にしなくていいですからね、メリオダスさん! 私も、お兄ちゃんも。もちろんエリザベスさんもメリオダスさんの味方ですから!」

「……ああ。ありがとうなジブリール」

 

 魔神族を蔑む彼らや昼間のリュドシエルの発言にぷりぷりと可愛らしく怒りながら焼いた肉をメリオダスに渡すジブリール。

 それを優しく見つめながら受け取るメリオダスの姿ががあった。

 

「昼間のリュドシエルの言葉だってぜんっぜん気にしなくていいですからね! 私達がそんなことはさせません!」

 

 昼間の不安げな表情はどこへやら。

 肉を食べながら不満を垂れ流す。

 

「だいたい、魔神族と分かり合えるってお母さんとお父さん。そしてエリザベスさんとメリオダスさんが証明してるんです! なのに歩み寄ろうとしないで根絶!? 何を考えてるんでしょうね!」

「……そうだな」

 

 怒っているジブリールは気づかない。

 メリオダスがその言葉に僅かに顔を伏せたことを。

 彼女の母と父を奪った罪悪感。

 それは未だにメリオダスの心に残っていた。

 

「ヒュ〜〜〜〜♬︎ まるで鉄の塊だ」

「ロウ」

 

 近くに刺していたメリオダスの大剣を叩きながらメリオダス達が助けた人間の1人——ロウが近寄って来た。

 

「あなたは……」

「あんたにはまだ挨拶してなかったな。俺はロウだよろしくな」

「はい! よろしくお願いします!」

 

 2人は握手を交わす。

 

「それにしても…まるで針のむしろだな」

 

 メリオダスの隣へ座ったロウがそんなことを口にする。

 

「……あんた魔神族だろ? 魔神族達と()りあってた時の魔力といい、そんなバカでかい剣を片手で軽々振り回せる子供(ガキ)がどこにいるよ?」

「……驚いたか?」

 

 ロウの言葉にメリオダスがニヤリと返す。

 

「そりゃ驚くさ。魔神族が女神族と共闘してるなんざ前代未聞だろ…だけど俺にはわかる、あんたはいい奴だってな」

「ははっ。魔神族(みうち)からすりゃオレはとんだ大悪党さ」

 

 ロウの言葉に軽く笑う。

 しかし、メリオダスの言葉に異を唱える者が1人。

 

「いえ、メリオダスさんは本当にいい人です! 私達を助けてくれましたもん!」

 

 ジブリールの言葉にメリオダスは優しく——そして悲しげに微笑んだ。

 

「…そういやあんたらの関係はなんだ? そこの嬢ちゃんは女神族だろ?」

 

 ロウの言葉に2人は視線を下げる。

 

「こいつは——」

「私は——私は女神族と魔神族のハーフです」

 

 膝を抱えてメリオダスの言葉を遮ったジブリールにロウは目を見開く。

 

「女神族と魔神族のハーフ…!? ……そうか、そいつは生きづらかっただろうな」

 

 敵対する種族同士のハーフ。

 どちらにも受け入れられないのは想像に難くない。

 きっと壮絶な生だったことだろう。

 ロウはそれ以上何も言えなかった。

 

「いえ、確かに辛いことは沢山ありましたが今はメリオダスさん達に助けて頂いてとっても幸せです」

 

 少し悲しさを秘めた——だが幸せそうな笑顔に。

 

「……メリオダス。やっぱりあんたはいい奴だ」

 

 ロウはメリオダスに言った。

 しかし、メリオダスはそれを複雑そうに受け取った。

 

「…聖戦の決着はどうつくのかな」

「…戦争に(いい)(わりィ)もあるかよ」

 

 僅かな沈黙の後にロウが呟いた言葉にメリオダスが返す。

 

「………………だな。でもよメリオダス。1コ確かなのは——今俺たちは仲間ってことだ!!」

 

 そう言って拳を突き出したロウに。

 

「……おう」

 

 メリオダスはそう言って拳を合わせた。

 ジブリールはそれを嬉しそうに見つめていた。

 




 ぶっちゃけ原作とあんま変わらんから飛ばしてもいいかもしれないと思い始めてた……。

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2周年目記念何する?

  • 死ぬ気で1月毎日更新
  • 短編をいくつか
  • オリキャラコラボ
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