5thライブのライビュ見ててこみ上げてきた想いをぶつけた駄文です。自分は小説に厳しいと思う人は読まない方がいいです。

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読んだ後に後悔しないと約束できる人だけ読んでください。

なかなかに人を選ぶ内容となっていますし、中身もぺらっぺらです。もう少し根を詰めたかったのですが、なかなか時間が無くて忘れる前にと書いていたらこんなんになってしまいました。

今度またバンドリの小説書くことがあったらしっかりプロットを書こうと思います。はい。


これまでの軌跡、これからの奇跡

今井リサは夢を見ていた。

彼女の愛するRoseliaのメンバーと、見知らぬ女性達──しかし何故か他人とは思えない──合わせて10人で笑い合いながら歩いている夢だ。

周りは一面真っ白で道らしき道は前方になく、彼女たちが踏みしめた地面だけが赤と紫、ピンクに白と緑の五色のマーブルに変わっていくのだった。

最近こんな夢をよく見る。それはどうやら、他のメンバーもらしい。

所謂明晰夢というやつで、自分が話したいことを話せる。リサはこの時間が大好きになっていった──否、初めてこの夢を見た時からこの時間がいとおしかった。

急に頭が冷える感覚がする──目が覚める時が来た。名残惜しく感じながらもまた明日もあると信じて夢に別れを告げる。

 

*****

 

次の日も彼女は夢を見た。しかし今日はいつもと少し違った。

いつもいる女性達がいない。さらに、彼女たちの前方に、両開きのドアがあった。その奥の空間は変わらない白。5人を代表して友希那がドアを引いた。

瞬間響くは、歓声と音楽。

そして奏でられている音は、聞き間違えるはずもない、自分たちの音だった。困惑するメンバーたちを先導するかのようにあこが前に出ると、ふわり身体が宙に浮く。続けて燐子、紗夜、友希那、最後にリサも浮き上がる。そのまま漂ってライブステージが見えるところまで来て、一同が驚く。

ステージで演奏しているのは、なんとあの女性達ではないか。そして彼女たちの、なんて晴れ晴れとした顔か。

ライブは進み、BLACK SHOUT!のラスサビ前の世界が止まる時──会場が暗転して舞台袖から一人出てきた。

光が取り戻された時、そこにはベーシストが2人いた。どちらも同じベースを使っている、リサが見間違えるはずもなかった。

BLACK SHOUT!が終わって、どうやらいよいよ最後の曲らしい。Roseliaの5人はどうしてこれが最後なのか分からなかった。

ベースとボーカルが声を揃える。

『『陽だまりロードナイト』』

曲が進んでいくとドラムが涙を流し始め、続いてギター、ボーカルも声が震え始めた。

その時5人の脳内を、ある声が駆け巡った。

『彼女たちはもうひとつのRoselia。君たちの「声」であり「音」の人だよ』

常人なら理解できないそれを、全員が不思議と理解出来た。

陽だまりロードナイトが終わり、各々ライブ最後の挨拶をする。

彼女たちが退場したあと、ステージから目を伏せるほど強烈なフラッシュが5人を襲った。

目を開けてみれば、足は地につき目の前に女性達が5人いる。

ボーカルの人が手を差し伸べ言った。

『また行きましょう』

そして10人はまた歩く。

少し歩いて、ベーシストが立ち止まった。Roseliaの5人は振り向くも、4人は後ろを振り向かない。下を向いている。ベーシストが口を開いた。

『ごめんね、私はここまでみたい。最後まで軌跡を一緒に残せなくて…ごめんね?』

ここでようやく皆がすべてを悟る。

この人達は自分たちに命を吹き込んでくれていた人達で、そしてリサに命を与えていた人が──遠藤ゆりかがいなくなるのだ、と。

仲間との別れに4人は──明坂聡美と相羽あいな、櫻川めぐに工藤晴香は涙しているから、こちらを向けないのだ、と。

刹那5人に涙がこみ上げてきた。

3DRoseliaもゆりかの方を向く。その目に涙はもうなかった。

全員がゆりかに一言言っていく。すべてを笑顔で聞いてゆっくり頷く彼女は、かっこよかった。

ふとゆりかが前方を指差した。9人が振り返る。そこにいたのは一人の女性──3人目の今井リサだった。こちらへゆっくり歩いてくる。道を開けゆりかと彼女──中島由貴が対面できるようにする。

無言で微笑みあった2人は、徐に右手を上げ人差し指と中指を合わせ、額へ持っていった。

満面の笑顔になった2人が声を合わせ叫んだ。

『『OK!』』

9人とも、もう耐えられなかった。声を上げて泣く者、静かに涙を落とし続ける者、仲間と抱き合って嗚咽を繰り返す者。皆が皆、ゆりかの引退を惜しんでいた。

ゆりかが口を開く。

『それじゃあね、みんな。私はここからみんなの活躍見てるから』

それに応えたのは、意外にも友希那だった。

『そこでなんて言わず付いてきなさい。私たちを見守る特等席をあげるわよ、ゆりか』

『ダメだよ友希那。私はもう過去の人なんだから』

『何を言ってるの、私たちはRoselia。11人でRoseliaよ。付いてこないというなら、私達もここから動かないわよ』

そう言ってぷいっと横を向く友希那に、一同笑ってしまう。

『もう…しょうがない友希那だなぁ。分かったよ、付いていくから』

『最初からそう言いなさい』

そして11人でまた歩き出した。

彼女たちの後には、変わらない5色の軌跡が刻まれていく。




ゆりしぃ今まででお疲れ様でした!(垢BANされたりしないかな…実在の人5人も名前だしちゃったけど)

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