時の女神が見た夢   作:染色体

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第三部第2話時点の登場人物リスト追加

・登場人物(独立諸侯連合)
クラインゲルト伯:伯爵、独立諸侯連合盟主(国家元首)
ハーフェン伯:伯爵、外務卿
ミヒャエル・ジギスムント・フォン・カイザーリング:男爵、軍務卿

ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ:元帥、予備役。長期療養中
エーゲル男爵:元帥、退役。絶縁状態の娘が悩みの種。

アーベント・フォン・クラインゲルト:大将、連合軍統帥本部総長、連合盟主クラインゲルト伯の息子
フォイエルバッハ:中将、第一防衛艦隊司令官
カール・ロベルト・シュタインメッツ:中将、第二防衛艦隊司令官
ウルリッヒ・ケスラー:中将、第三防衛艦隊司令官
ヨハン・フォン・クロプシュトック:伯爵、大将、第四防衛艦隊司令官、歴戦の猛将
アリスター・フォン・ウォーリック:男爵、大将、連合軍宇宙艦隊総司令官兼第五防衛艦隊司令官、「730年マフィア」ウォリス・ウォーリックの息子

パウル・フォン・オーベルシュタイン:少将、連合軍情報局長、帝国からの亡命者
アントン・フェルナー:大佐、連合軍情報局長補佐

カール・グスタフ・ケンプ:ガイエスブルク要塞司令官

ワルター・フォン・シェーンコップ:准将、現ヤン不正規艦隊陸戦部隊指揮官

ヤン・ウェンリー:元同盟軍提督、現連合客員提督。大将待遇。奇跡のヤン(ヴンダー・ヤン)、魔術師ヤン(ヤン・デア・マギエル)と称揚される。
ローザ・フォン・ラウエ:中佐、かつてヤンに危機を救われたことがある、現在ヤンの高級副官兼護衛役



※ヤン不正規艦隊構成メンバー
旗艦パトロクロス艦長:マリノ大佐
副司令官:エドウィン・フィッシャー少将
参謀長:オルラウ少将
分艦隊司令官:グエン・バン・ヒュー准将
分艦隊司令官:ダスティ・アッテンボロー准将
分艦隊司令官:アデナウアー准将
陸戦部隊指揮官:ワルター・フォン・シェーンコップ准将
ローゼンリッター第二連隊連隊長:カスパー・リンツ大佐


・登場人物(銀河帝国)
オットー・フォン・ブラウンシュヴァイク:公爵、故人
アンスバッハ:准将、現在行方不明
クラウス・フォン・リヒテンラーデ:公爵、帝国宰相
ウィルヘルム・フォン・リッテンハイム3世:大公、弱体化した勢力の挽回を図ろうとしている

ラインハルト・フォン・ローエングラム:侯爵、元帥、帝国軍最高司令官
ジークフリード・キルヒアイス:上級大将、宇宙艦隊副司令長官
ウォルフガング・ミッターマイヤー:大将、ラインハルト麾下
オスカー・フォン・ロイエンタール:大将、ラインハルト麾下
フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト:中将、ラインハルト麾下
アウグスト・ザムエル・ワーレン:中将、ラインハルト麾下
コルネリアス・ルッツ:中将、ラインハルト麾下
ナイトハルト・ミュラー:中将、ラインハルト麾下

アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト:中将、故人


・登場人物(自由惑星同盟)
ヨブ・トリューニヒト:最高評議会議長
ジョアン・レベロ:在野の政治家
ホワン・ルイ:在野の政治家

アンドリュー・フォーク:中将、対帝国戦線の総司令官に任命された
ドワイト・グリーンヒル:大将、統合作戦本部長
ドーソン:大将、宇宙艦隊司令長官
ライアル・アッシュビー:中将、ブルース・アッシュビーの血を継ぐもの、エンダースクール出身、現在連合軍の捕虜
フレデリカ・グリーンヒル:中尉、「コンピュータのまたいとこ」の綽名がある、エンダースクール出身、現在連合軍の捕虜
ユリアン・ミンツ:少尉、エンダースクール出身、エンダースクール史上最高の逸材と言われる。ヤヴァンハール星域会戦で父親を失った。

※同盟軍正規艦隊司令官リスト
第一艦隊司令官 クブルスリー
第二艦隊司令官 パエッタ
第三艦隊司令官 ホーランド
第四艦隊司令官 アル・サレム
第五艦隊司令官 ビュコック
第六艦隊司令官 欠番(第十二艦隊に再編)
第七艦隊司令官 欠番(第十二艦隊に再編)
第八艦隊司令官 アップルトン
第十艦隊 ボロディン
第十一艦隊 ウランフ
第十二艦隊 ルグランジュ(フォークの後任)


・登場人物(フェザーン自治領)
アドリアン・ルビンスキー:自治領主
ドミニク・サン・ピエール:ルビンスキーの情人
ニコラス・ボルテック:自治領主補佐官
ルパート・ケッセルリンク:フェザーン正規軍特務機関准将、ルビンスキーの息子
ボーメル:フェザーン傭兵軍特任中将、傭兵艦隊司令官


第三部 2話 フェザーンの長い一日

宇宙暦797年/帝国暦488年2月1日 フェザーン自治領 首都星フェザーン

 

その日、フェザーンでは大事故が頻発していた。軍や政府の複数の高官も事故や事件に巻き込まれていた。

フェザーンはガイエスブルク要塞攻略失敗後、正規軍戦力に著しい欠乏をきたしており、傭兵軍によってその穴埋めを行なっていた。

そのような余裕のない状況下で大事件が起こった。自治領主府 、同盟弁務官事務所 、航路局、公共放送センタ ー 、中央通信局 、宇宙港 、治安警察本部等重要施設がフェザーン正規軍と傭兵軍の部隊によって占拠されたのだ。クーデターである。

 

自治領主府の一角、補佐官室ではニコラス・ボルテックが目の前の事態に動転していた。

ガイエスブルク要塞攻略失敗により、その権勢に翳りを見せたルビンスキーに代わり、自治領主になれる可能性が見え始めた矢先のクーデター。

 

今補佐官室にはボルテックと、そのボルテックにブラスターを突き付ける一人の人物がいた。

 

「一体何が目的だ?」

ボルテックは陳腐な台詞を、目の前の人物、ルパート・ケッセルリンク准将に投げかけた。

 

ケッセルリンクは、ガイエスブルク要塞攻略に参加せず、さらにはその失敗を事前に警告していたことで、准将に昇進していた。

 

「何が目的ですって?補佐官殿、ご冗談が過ぎますよ。ご存知のはずでしょう?」

 

ボルテックはケッセルリンクが何を言っているのかわからなかった。

「はぁ?私は何も知らないぞ」

 

ケッセルリンクは噛んで含めるように説明を行なった。

「いいですか。このクーデターの目的は、フェザーンを危うくするアドリアン・ルビンスキーからフェザーンを解放するためのものです。そしてそれは一人の人物によって主導された。かくいう私もその人物の密命で動いていましてね」

「一体誰だそれは?」

 

ケッセルリンクは真顔で答えた。

「無論、あなたですよ。ニコラス・ボルテック補佐官」

 

「……はぁ!?」

間の抜けた声が部屋全体に響き渡った。

 

 

 

 

1時間後、ニコラス・ボルテックは今回の事態に対して声明を発表していた。

「今回の一連の事態は、アドリアン・ルビンスキーよりフェザーンを解放する為のものである。

 

市民の皆様には多大な心配をおかけして申し訳ないが、まず全てフェザーンの皆様のためであることをご理解頂きたい。

 

アドリアン・ルビンスキーは武力によらない繁栄というフェザーンの大方針に背き、いたずらに正規軍を動かし、かつ大敗させ、この国を危うくした。

 

さらにはルビンスキーがこの国を自由惑星同盟に売り渡そうとしていることが判明した。

フェザーンを愛するものとして私はルビンスキーを自治領主として容認できない。そのためにこの行動に至ったのだ。

 

今後は私が暫定の自治領主となり、同盟の侵略に対抗するため、連合と共同戦線を構築する。

 

一つ、フェザーン、連合共同軍の設立

二つ、フェザーン、連合間の関税の段階的撤廃

三つ、……」

 

ケッセルリンクは声明を読み上げるボルテックを見てほくそ笑んでいた。

1時間前の狼狽ぶりがまるで嘘のようじゃないか、ボルテックには役者の才能があるようだ、と。

 

今回のクーデターはケッセルリンクとオーベルシュタインの二人が主導したものだった。ケッセルリンクはボルテックから密命を受けたと偽り、正規軍、傭兵軍の両方に協力者を増やしていった。

元々先日の大敗で正規軍、傭兵軍問わずルビンスキーへの不満が高まっていたことから、クーデターの準備は順調に進んだ。オーベルシュタインの工作もこれを後押しした。そしてボルテックは知らぬところで首謀者にされ、今や本人もその立場を受け入れていた。

 

ケッセルリンクは自らが表舞台に出るにはまだ早いことを自覚していた。自覚できたことが彼の成長と言えるかもしれない。ひとまずはボルテックを矢面に立たせ、自分は黒幕に徹することにしたのだ。

 

ボルテックが失敗し、民衆の支持を失った時は、自分がフェザーン再生の星として表舞台に出ても良い。失敗しなければ、それはそれで単純にボルテックの後継に収まれば良いのだ。

 

ルビンスキーを追い落としたことで彼はひとまずの満足を得た。空虚な満足であることも自覚しつつ。

 

 

だが、安心するにはまだ早かった。

ルビンスキーの行方が不明であったのだからだ。

 

 

 

 

フェザーンのクーデターより1週間ほど時を遡る。

ユリアン・ミンツがフェザーンへの着任早々行なったのは、ヘンスロー弁務官の随員として自治領主と面会することであった。

形式は随員であったが実際はルビンスキー、ユリアンの会談となった。ヘンスローですら別室で待たされて。

挨拶もそこそこに二人は話を始めた。

「ミンツ少尉、トリューニヒト議長の秘蔵っ子と聞いていたが、さて、一体どんな話を持ってきてくれたのだろう」

「領主閣下、今フェザーンが危機にあるのはご存知の通りです」

「ふむ、連合が攻めてくる。確かに危機には違いない。それで、トリューニヒト議長はフェザーンを助けてくれるというのかな」

「助けるのはフェザーンではない。領主閣下、あなたです」

「ほう」

ルビンスキーはわずかに眉を上げ、続きを促した。

「連合によるフェザーン占領、それがどのように行われるのか、それは正直どうでも良いことです。同盟が介入しない限り、それはおそらく成功するでしょうから」

「同盟は介入しないのか?」

「ええ、一旦はフェザーンが連合の占領下となることを許容します。しかし、その時連合はフェザーン人の恨みを少なからず買うことになるでしょう。その状態になった後に、同盟は介入する。先に手を出した方が負ける、これはそういうゲームです」

 

ゲームときたか。その発想は嫌いではない、とルビンスキーは思った。

「ふむ、そして反攻のため旗頭として私を利用するというわけか」

「話が早い。その通りです」

「そして今度は同盟がフェザーンを支配する、と」

「ご安心を。同盟はフェザーンの独立まで奪う気はありませんよ。ちょっとした要求は行うでしょうが」

「しかし、フェザーンへの見返りは何だ?何も見返りなしにフェザーンが動くとは思わないでもらいたい」

「まず、あなたの自治領主への返り咲き。これは保証します。その上で、同盟の政治的、軍事的な銀河覇権下でのフェザーンによる経済覇権、これを許容しましょう」

「ほう、許容ときたか。覇権を確立できるかどうかはフェザーンの努力次第というわけか」

「その通りです」

だがこの提案こそがルビンスキーの望むところだった。同盟から言って来なければ自ら持ちかけていただろう。

「致し方ない。それで納得しよう。で、まずは私を助けるということだが、どうする気かな?私は地下に潜ろうと思っていたのだが」

「逆です。領主閣下には宇宙に昇ってもらいます。既にフェザーン人の同盟協力者が手筈を整えています。他にも要人の何人かには同様に声をかけています」

しれっと言いおって。従わないならお前の代わりは幾らでもいる、そう言いたいのだな、内心そう考えつつ、ルビンスキーは笑顔でユリアンと握手した。ユリアンも同様に笑顔であった。

 

 

クーデター発生後に戻る。

クーデター成功の報告を受けたヤンは、シュタインメッツとともに「ボルテック暫定領主の要請」に従い、フェザーン本星に急行していた。ここからの成否は同盟にどれだけ先んじることができるかにかかっていた。

 

フェザーン本星にてヤンはフェザーン傭兵艦隊からの通信を受け取った。

 

「ご無沙汰しております。フェザーン傭兵艦隊のボーメルです。一緒に仕事ができるとは嬉しい限りです」

今回は満面の営業スマイルであった。

 

「ボーメル提督、私もだよ。ところで、フェザーンの宇宙戦力はすべてボルテック領主に従っているのだろうか」

「いいえ、残念ながらそういうわけにはいきませんでした。正規艦隊三千隻のうち一千隻

ほどがファルケンルスト要塞方面に逃走しました」

「ファルケンルスト要塞はどうなっている?」

「そちらも傭兵軍陸戦部隊が押さえているはずです。……そう言えばまだ要塞からは連絡がありませんな」

ヤンは内心冷たいものを感じた。

「もしかしたら、ここで話をしている余裕はないかもしれない。すまないが我々はファルケンルスト要塞方面に急行させてもらう。シュタインメッツ提督はここで待機しておいてくれ」

 

ヤン艦隊はファルケンルスト要塞に、出せる限りの速度で向かった。その途上、千隻ほどの部隊が、ファルケンルスト要塞方面に向かっているのを見つけた。

オペレーターがヤンに報告した。

「艦種からフェザーン正規軍の部隊だと思われます」

ヤンは不審に思った。

「これがボーメル提督の言う逃走部隊だとすれば、未だにこのような位置に留まっているのは怪しい。全艦、一旦停止」

しかし、功を焦ったグエン・バン・ヒューの部隊が、命令を聞かず突出し、勝手に追撃を始めた。

「やむを得ない。後退命令を出しつつ、グエン分艦隊を追いかけろ。ただし、伏兵の存在に警戒を怠るな」

 

グエン分艦隊は、なおも命令を聞かず前進し、ついにはフェザーンの部隊に追いついたかに見えた。

しかしその瞬間、後背からビームの集中攻撃を受けた。フェザーン回廊の天頂方向、航行不能領域ぎりぎりに艦隊が潜んでいたのだ。その攻撃は苛烈を極め、艦隊は瓦解寸前となった。

グエンは絶叫した。

「そのまま前進し天底方向に逃げろ!」

生き残っていた艦艇はその命令に従ったが、そこもまた死地であった。待ち受けていた別の艦隊からの砲火が、残存の部隊を粉砕した。グエンは乗艦もろともこの世から消滅した。

 

「呆気なさすぎる。こいつら本当にヤン・ウェンリーの部下か?」

同盟軍第十一艦隊司令官ウランフ中将は、拍子抜けしたとばかりに独語した。

 

「さすがにヤン・ウェンリーは釣り出せなかったな」

そんなウランフに通信を入れたのは、彼とともにグエンを罠に嵌めた第十艦隊司令官ボロディン中将であった。

「まあヤン・ウェンリーと戦うのは次の機会と考えるべきでしょうな」

「しかし、この戦果が弱冠14歳の少年の指示の産物だというのも少し複雑な気分になるな」

「ふむ、しかし戦理に叶った指示ではあります。そうである限りは文句は言えますまい」

 

その時、ウランフ、ボロディンの両艦隊のオペレーターが警告を発した。

「新たな艦隊接近、数一万隻以上!」

 

ウランフとボロディンはスクリーン越しにお互いを見やった。

「どうします?」

「今無理に戦う必要はなかろう。敵をファルケンルストに近づけないという目的は達成できたし、十分に打撃も与えた」

「では撤退しましょう」

 

ヤン艦隊の目前で、ウランフ、ボロディンの艦隊は整然と撤退を行なった。ヤンはそこに乗じるべき隙を見出せなかった。

「名将は退き際を心得る、か。ウランフにボロディン、厄介な連中が出てきたな。これではファルケンルストには迂闊に近づけないな。そして残念だが、ファルケンルストは同盟の手におちたと見るべきだろう」

参謀長のオルラウ少将が尋ねた。

「では撤退なさいますか」

「ああそうしよう。残存部隊を収容後、全軍フェザーン本星まで後退せよ」

 

ファルケンルスト要塞、それはフェザーンがフェザーン回廊対同盟側出口にその財力をあげて建造した巨大要塞である。

直径50km、鏡面処理を施した超硬度鋼とスーパーセラミックによる複合装甲を持ち、要塞主砲ファルケンシュナーベルは8億5千メガワットを誇る。カタログスペックはガイエスブルク要塞を上回り、銀河最大最強の要塞であった。

ブルース・アッシュビー以後の強大化した同盟への恐れがフェザーンにこのような要塞を造らせたのである。

収容艦艇数一万八千隻、収容人員も四百万人を誇るが、平時においては数百隻程度の艦艇と、十万人程度の人員がいるに留まっていた。このため、ヤンはこの要塞を容易に落とせるものと考えていた。ヤンの当初の構想ではフェザーン占領後の対同盟の防波堤としてこの要塞を機能させるつもりであったが、同盟の異常に迅速な行動の前に、修正を余儀なくされていた。

クーデターより先に、ルビンスキーはフェザーン商船に偽装した同盟艦艇によってファルケンルスト要塞に辿り着いていた。そしてその場で同盟軍の要塞進駐を認めたのである。フェザーン国境付近に待機していた同盟第二艦隊、第十艦隊、第十一艦隊、その他陸戦部隊、工兵部隊は迅速に要塞に進駐を果たした。

 

仮にクーデターのタイミングが数日遅れていたら、ルビンスキーの不在とファルケンルスト要塞への同盟進駐は大きな騒ぎとなっていただろう。

実際には、同盟側がその兆候をある程度捉えていたため、同盟にとって理想的なタイミングで事を起こすことができたのだ。

さらにユリアンの手引きで、クーデターに前後して長老衆、正規軍上層部等のフェザーン要人も要塞に辿り着いていた。

ただ一つ、ユリアンが不思議に思ったのは、トリューニヒトからの要請で救出すべき要人リストの中に地球教の主教が加えられたことだった。だが、ユリアンも多忙であり、そのことは意識の片隅に追いやられた。

 

今やファルケンルスト要塞は対連合の一大反攻拠点となりつつあった。


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