小説を書くこと自体初めてなので誤字や表現が違っていたりしますが、楽しんで読んでいただければ幸いです。
感想や誤字の報告などお待ちしております。
青く澄み切った空、遠くに聞こえる川のせせらぎや小鳥のさえずる声。自然が奏でる音の芸術が四方八方に響き渡る。いつまでも聞いていたいそんな気にさえなってしまう音に無情にも乱れが生じる。
小鳥たちが飛び立つ音。そして近くに迫ってくる獣の鳴き声。先程まで聞こえていた川の音でさえ聞こえなくなる程に近ずいて来ている。獣の鳴き声が近づくにつれて地面が激しく揺れ始める。幸いなことに周りを見渡しても海らしきものは見当たらないので津波による被害は心配しなくてもいいだろう。近くにあった草むらが揺れ大きな四足歩行の獣が姿を現す。
その姿は地球上には存在しないような形をしていた。百獣の王の髪をさらにモフモフにゴワゴワにしたような顔、大きな牙にゴリラのように太い手足、胴体からは有名なサラブレッドのような筋肉が見える。尻尾はまるで別の生き物のように蠢き一言でその姿を表現するなら《キメラ》が妥当であろう。
大きな獣の見つめる先には一人の男性が立っていた。
「またこの夢か...」
男性はつぶやくと同時に素早く腰に差していた剣を取り構える。
Gyaaa!!
男性の動きに反応しキメラが襲い掛かる。が、その瞬間キメラの首は体から離れ宙を舞っていた。見事に空中でトリプルアクセルを決めた頭は遠くの森の中へと姿を消し、先程キメラがたっていた場所には砂浜に打ち上げられた鯨のように横たわる胴体が醜態を晒していた。
「ま、昔やり込んだゲームの装備と敵で何回も戦ってりゃそーなるわな」
一目見ただけで分かるほど強そうな装備に身を包んだ男性は武器を仕舞い地面に座り込む。段々と意識が薄れていき、身体に気怠い感じが広がっていく。無気力が身体中を支配し、お祭りのあとのような虚無感が貪るように心の中を駆け巡る。そして視界が白く霞んでいき...
目が覚めると見慣れた部屋の中にあるベット上だった。水中から酸素を求めるかのように飛び起きる。身体に汗で湿った服が引っ付き嫌悪感を感じながら、時計を見ると午前3時過ぎを指していた。そんな時刻を無慈悲に指す時計を睨みながら、先程の夢で完全に目が覚めた体を如何にして明日(今日)のギリギリの時間まで眠りにつくかを考える。
(そう言えばこの間、テレビで自然の音を聞きながら寝ると良い。みたいな事言ってたな。試してみるか)
暗闇の中手探りでスマホとイヤホンを発掘し装備完了。適当に川の音を流しながら少し目を瞑り横になる。瞬く間に意識は深い眠りの中へと消えていくのであった。
特に考えてはいませんが週1ぐらいのペースで更新できたらなと思ってます。
何も考えずに書いているのでおかしな点や不明な部分もあるかと思いますが何卒よろしくお願い致します。