3人と近くのテーブルに座る。テーブルの上には簡単なお品書きとベルが置いてあった。
「あれ、ここって料理とか食べないと座ってはいけないんですかね?」
テーブルの上のモノを見ながら3人に話しかける。
「いえ、食事をとる時にはこのベルを使って注文をするんです。食事をしなくてもパーティ内でクエストの話し合いなど、誰でも自由に使っても大丈夫ですよ。」
「なるほど。勉強になります。」
一瞬不安になったけど、それなら問題ないか。
「それでは改めて、今回の換金の内容ですが全部で、銀貨4枚と銅貨10枚でした。」
「「.........」」
「さ、流石オーク2体ですね...。そんなにするとは...。」
おお、これがこの世界の金銭感覚の正しい反応か。俺もおっちゃんに教えて貰った時は少し驚いたが。まぁケモ耳娘たちの驚いた顔が見れて良かった。
「って事でこれが3人の分の銀貨3枚で、問題は銅貨なんだけど、どう分けようか?」
「いやいや、銀貨1枚でも十分だよ!?」
コクコク
「ええ、もう充分すぎます。残りはソータさんが受け取ってください。」
1人喋ってないけどすごい勢いで首を振るな...。バンギャの人でもそんな首振らんだろ。
それは置いといて。最初と比べ銀貨も受け取ってくれたし、あまりしつこいのもアレだし、この世界のお金も持ってなかったからここはお言葉に甘えて貰っとくか.。
「では、お言葉に甘えて3人に銀貨3枚で自分は銀貨1枚と銅貨10枚でいいですね?」
「はい、異論はありません。」
「うん。それでオッケ〜。」
「だ、大丈夫...です。」
最初はどうなるかと思ったけど、なんとかいい感じに話がまとまったかな?
3人に銀貨を手渡す。
「それじゃこの話はここまでで。俺お腹すいたからなんか注文しようと思うけど皆はどうする?」
「そうね。私もお腹すいてきたわ、食べていこう?」
「私は、別に...いいよ。」
「では僕達もご一緒させていただきます。」
やっぱ皆お腹すいてたのかな?時間もいい感じだし...。あれ、今日1日他に何食べたか考えると何も食べてなかった気が...。よし考えるのを止めよう。
適当に注文を済ませ料理が運ばれてくるのを暫し待つ。待っている間に皆と主に街の事で話をし、今夜の止まる宿や明日の予定を考えていると料理が運ばれてきた。
「おお、美味そう...。」
運ばれてきた料理は元の世界で表現するなら洋食に近かった。主食にはパンのようなものがあり、付け合せに食欲をそそる匂いのスープ。新鮮な野菜はシャキシャキと歯ごたえがよく、ドレッシングのようなタレとよく合う。
空腹と初めて見る料理のせいか、思わず無心で食らいつく。普通に美味しくまた食べに来ようと考え食後の水を一気に飲み干す。
「あんた良くあれだけの量を一瞬で食べたわね...。」
「え?そう?まぁお腹がすいてたからね。」
「本当、何者なのあんた...。」
あはは...。
けど念願の異世界、今日1日大変だったけど楽しかったな〜。これからはこの世界が日常になるんだよな。まだまだ何もかも足りないけど明日も頑張ろう。
そう思い日も完全に落ち夜になってきた頃、3人と別れ宿へと向かい夜の街に消えていった。
次回からはやっと冒険になる...予定です。次の部分からは今回の経験を生かしなるべく無駄に長くならないよう、スピーディーに書けていけたらなと思ってます。