過去に願った夢   作:ホウデン

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随分書き上げるのに時間が掛かってしまいました...


異世界ふしぎ発見

体から力が抜け、倒れ込むように座り込む。激しい息切れと心臓の音が、静寂を取り戻した森の中に響き渡るかのように聞こえる。先程まで命の危機を感じて興奮状態にあった意識が、段々と落ち着きを取り戻してきた。

 

「オェェェ...」

 

落ち着きを取り戻すと同時に、目の前にある死体のグロッキーな姿や、周りに漂う死体ならではの独特な香りに限界を超え、その場に吐き出してしまった。何もかもをぶちまけてスッキリした所で、改めて状況を整理しようと考えを始める。

 

オェェ、まず先にこの場所に長くいるとヤバそうだな。少し離れた所に移動するか。と考え行動を起こそうとした時、目の前にあった死体が突然光り、スマホへと吸収されるように吸い込まれ、消えていった。

 

「えっ?わっ、なっ...何だこれ!?」

 

光を吸収するも見た目には変化のないスマホを見つめ、画面を恐る恐る開いてみる。ここで改めてスマホの画面の変化に気が付く。先刻は電波の所しか見てなく、気が付かなかったがスマホのアプリが《カメラ》、《アイテム》、《ステータス》

の3つだけに変わり、アイテムは右上に+1と書かれていた。

 

「.........」

 

いや、先刻もオークを見た時に、もしかしてとは思ったけどさ、走ったらしんどかったから、夢でもなさそうだし。マジかよおい。本当にファンタジーな世界なのか...?

 

先刻の体験やスマホの画面で、段々と考えがまとまってきた所、次はスマホの画面に意識が集中する。

 

先刻の光とこの+1から考えられることは、まあアレしかないよなぁ。など考えながらスマホの《アイテム》のアプリを開いてみる。

 

アイテム一覧

・オークの死体 ×1

 

「おお、やっぱり!」

 

思った通り。これはスマホに収納されたっぽいな。どうしてこのスマホに収納されたか分かんねぇけど便利だな。でもこれって出す時はどうするんだろう?と思った時またスマホが光り、目の前にヤツが現れた。

 

慌ててスマホに収納するように考えると、また死体は光に包まれ収納された。成程、これは考えたりイメージするだけで、スマホに出し入れ出来るのか!確かに最初疲れてたから、移動しなくてもこの死体がゲームみたいに消えればなと思ったわ。

 

新たな発見と同時に此処が完全に地球ではなく、異世界なのだと確信する。

 

「本当にファンタジーな世界なんだな...実際に体験してみると、いきなり襲われて怖かったけどなんでだろ?今すげーワクワクしてる!」

 

今まで地球で何事も無く、目的もやりたい事も見つからずただ生きていた時と無意識に比べ、死ぬ可能性があっても、毎日が新鮮で命懸けの日々に心の高鳴りは最高潮にまで達していた。




次は最低一週間を目安に頑張ろうと思ってます。
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