江戸時代に残された遺物の内に妙な巻物があった

それは禁忌とされ封印された兵器[からくり]だった

[からくり]が暴走して8ヶ月…

早くも新政権が発足し

荒廃した世の中を立て直そうと

特殊警察部隊白狼が設立された…


–––––––––––––––––
[始めに]
主人公は特に作った気は無いんですが
『霧影』というオリキャラがいるんですが書いて
「なんか主人公枠っぽいな〜」と、思ったので一応オリ主です←

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《Twitter企画》



原案:らい公氏


特殊警察部隊白狼:十三番部隊

 

 

自分は何の為に戦っているのだろう

 

市民を守る為?政府を守る為?この土地を守る為?

 

…わからない

 

ただ…唯一の願いの為私は立ち上がる

 

「日菜…」

 

首元にかかったペンダントを、唯一つの妹との思い出を無くさないようにポケットにしまう

 

「副隊長、もうすぐ目標ポイントです!」

 

「了解しました…総員、戦闘準備!」

 

『はっ!』

 

「これ以上被害を拡大させないよう[からくり]を抑えなさい、十三番白狼:十三番部隊の名において殉職は認めません!」

 

「目標ポイントです!」

 

「作戦開始!」

 

 

・・・・・

 

 

今、世界は混乱に陥っている

 

古代の兵器の発見…暴走、資源の枯渇、不安の募った市民は反政府活動に参加しテロも日常的に起こるようになってしまった

 

特殊警察部隊…名前は大層ご立派だが実際は反政府活動を力で沈静させるだけの部隊

 

「力で解決…か」

 

そんな事あるわけない…分かっている、だがどうしろと言うのだ

 

『テステス…皆んな聞こえる〜?』

 

「ん、大丈夫」

 

「今井さん、緊張感を持って貰わなければ困ります」

 

『紗夜は堅いなぁ…そんなんだと重要なところで失敗するよ?』

 

「今は作戦中です」

 

『はいはい…紗夜副隊長はお堅いですねっと』

 

こんな調子ではあるがリサ姉も司令部副責任者だ…実力は確かである

 

『2時と10時の方向に敵の部隊発見!』

 

「了解…数名は俺に、2時の方向は引き受けた」

 

「霧影隊長、危険です!」

 

「そんなに紗夜さん心配しなくても大丈夫ですよ…」

 

『アタシも心配だなー…』

 

「えぇ…これでも隊長になったんだけどなぁ」

 

『ったくも〜…[からくり]の調子は?』

 

「んー…特に問題無し、メンテもしっかりしてるよ」

 

「ならいいんですけど…」

 

そろそろ分岐ポイントが近い…

 

「2時の方向は引き受けさせてもらう、残りの20名は10時の方向に向かえ…紗夜さん頼みましたよ」

 

「…了解」

 

「それじゃあ健闘を祈る!」

 

 

・・・・・

 

 

…おかしい

 

辺りを見回しても敵の影は勿論の事、瓦礫の山である

 

「敵の反応、ありません」

 

「…妙だな」

 

まさか…

 

「隊長、発信機です!」

 

くっ…囮か!

 

「向こうが危ない、急行する!」

 

『了解、紗夜にも伝えておく』

 

「頼む!」

 

 

・・・・・

 

 

「くっ…」

 

人数差があっても[からくり]相手じゃ歯が立たない!

 

「負傷者は下がりなさい…ここは私が引き受けます、他のものは残党を」

 

「了解!」

 

…どう戦おうかしらね

 

[からくり]…人の心によってその形や性能、機能すら変える

 

自分の精神が壊れれば暴走し、コントロール出来れば勢力が飛躍的に上昇する

 

「まるで博打ね…貴女はその賭けに勝てたのかしら?」

 

顔は仮面を付けていてわからない、しかし様子からして残念ながらまともには見えない

 

「…」

 

[からくり]が間合いを詰めて来る…小太刀の様な形をしている

 

しかしこの距離だと届かない

 

「はぁっ!」

 

[からくり]はカウンターに対応できず刀が仮面に当たり一部が破片となって砕ける

 

「…どうして?」

 

その顔には見覚えがあった

 

いや、忘れるはずもない

 

「日菜…!」

 

[からくり]は慌てる様に背後の瓦礫に山に飛び移り、そのまま姿を消してしまった

 

「副隊長、敵部隊撤退していきます!」

 

「後追い不要、このまま本拠点に戻るよ〜」

 

「隊長、ご無事でしたか!」

 

「君、何気に失礼だぞ、えいっ」

 

「イテッ」

 

「これでチャラにしてあげよう、動ける者は負傷者に手を貸してやれ!」

 

『はっ!』

 

 

・・・・・

 

 

「日菜先輩が?」

 

「ええ、あれは…間違いなく日菜だった」

 

「…紗夜の見間違いじゃなくて?」

 

「本当よ!…っごめんなさい」

 

「いや、大丈夫ですよ。それより日菜先輩がね…」

 

「う〜ん…霧影はあれ暴走してると思う?」

 

「正直…なんとも言えない、かな」

 

実際にこの目で見なければ見極めるのも難しい

 

「ごめんなさい、遅れたわ」

 

「友希那〜!」

 

「司令長!」

 

「…霧影、やめてちょうだい。貴方にそう扱われると気が滅入るわ」

 

「む、霧影隊長に敬礼!」

 

「ああ、友希那さんすいません…こういう気分になるんですね。…あこ、お疲れ様」

 

「にひひ」

 

歯を出して笑うあこを雑に撫でる

 

「霧影さん、明日お見舞いに行きませんか?」

 

「ああ、そうだな…」

 

巴さんが8ヶ月振りに意識が回復したそうだ、色々と報告しなきゃな…

 

この混乱の中でも根強く市民や隊員たちは希望を持っていた

 

「すいません…遅れました…」

 

「燐子遅いよ〜!」

 

「りんりーん!」

 

「わっ…あこちゃん…背、伸びた?」

 

「さすがりんりん!実は5cm伸びたんだー」

 

「…平和ね」

 

「久し振りにみんな揃ったし〜…食べに行かない?」

 

「良いですね、行きましょう」

 

「ほら、貴方も行くわよ」

 

「へいへい…」

 

 

・・・・・

 

 

一つ、気になっている事がある

 

[からくり]は人の心…想いによってその真価を発揮する

 

逆に言えば「こうやりたい」や「ああやりたい」など何かしらの『願望』がなければ[からくり]は使えない

 

暴走時も同様であり、願望がない場合起動しない

 

日菜はあの時点で紗夜と会っている。なのに[からくり]が動くという事は『紗夜と再開する』以外の願望によって[からくり]を起動させている…と、いう事だ

 

彼女を動かすモノは一体なんなのか…







次回投稿するかはは時間と相談します

読切でも良いかもしれないけどって感じで悩んでます(´ー`)

時間が足りない!!

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