HARUTO~原作のないNARUTOの世界へ   作:ゆう☆彡

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この一週間でお気に入りがたくさん増え、ランキングにも載ることが出来ました!

ありがとうございます!これからも頑張ります!

しかし、今回は短いし遅いし……。申し訳ないです。


待ちわびた存在

 

 

「ちょっ、先生っ!!?」

「ミナト、本当に合っているのか。」

 

爆発があった場所に向かう、ミナトを含めたハルト捜索班。が、そこに向かっている途中に、それは起きた。

 

「リン、まだ何も感じないか。」

「……うん。爆発があった直前に、ハルトくんのチャクラが大きくなったのは感知できたんだけど。」

 

感知タイプのリンや、上忍のフガク、そして弥白でさえも、その爆発の直後から、ハルトのチャクラを感じることがな出来なくなったのだ。

そんな中で……

 

 

「こっちで合ってるよ。小さいけど、ハルトのチャクラを感じる。」

 

ミナトだけがハルトのチャクラを感じ取り続けていた。

それでも時間が経つにつれて、ミナトの顔も歪んでいく。間違いなく、それは小さくなっているのだ。

 

「くそ……っ。」

 

──シュンッ!!

 

飛雷神でとぶミナト。それについていける忍は、この場にはいなかった。

 

「ミナト先生っ!」

『我が追いかける。我のチャクラを辿って追ってこい。

それでよいな、うちはの者。』

 

忍は追いかけることは出来ない。が、飛雷神を使う弥白は別だ。

 

「分かった。すまない。」

『気にするな。ミナトの親バカは今に始まったことではない。』

 

そう言うと、弥白も飛雷神を使って同じ速度で追いかけ始めた。

 

 

 

 

 

『おい、ミナト。』

「やっぱり、弥白が着いてきてくれると思ったよ。」

『……そこまで考えていたか。』

「俺もそこまで冷静さを欠くわけにはいかないからね。

俺が抜けても、上忍のフガクさんがいてスリーマンセルの状態は維持出来てる。敵襲が来ても、大丈夫だよ。

それに、リンにはマーキングを施したクナイを渡してある。」

『そうか。』

 

話しながらも、とにかくミナトは前に進み続ける。

 

その目に、迷いは一切なかった。

 

 

『……、(我でも感じ取れない主のチャクラを……。

ミナトをさすがと言うべきか、……親子だからか。)』

 

その強い眼差しを見て、弥白は思うのだった。

 

 

───────────────────────

 

 

 

──ザッ、……ザッ、……ザッ

 

足取りが重い。

もはや残っていないチャクラを最大限隠して、上に羽織っている布で懸命に顔も隠し、出来る限り周囲に配慮して歩いていたが、その集中力も間もなく切れそうだった。

チャクラも無ければ、武器もほとんど残ってない。今の俺に出来るのは、気配を隠して歩くことなのだが……

 

「隠すにも、チャクラいるよなぁ。」

 

 

疲れた。止まってしまいたい。いっそのこと、ここで休んでいこうか。

 

意識朦朧のまま歩いていたからか、ここが暗部のアジトからどのくらい離れているのか、木の葉にどれくらい近づいているのか、分からない。

その事が止まることを恐怖に感じさせた。

 

 

 

──ガサ

 

「!」

 

僅かな風と小さな草の音。細心の注意を払っているからこそ気づけた、人の気配。

そして、そこまで研ぎ澄まさなければ感じることが出来ない、その人物の実力。

 

 

──ここまで来たってのに……、くそっ。

 

 

 

できるだけ離れた木の陰に隠れ、クナイを構える。

 

──後、五歩くらいか……?

 

 

 

 

 

 

 

 

数を数えていき、ゼロになったところで

 

 

──シュンッ!!!! ──ボンッ!!!

 

仕留められなくていい。少しでも隙ができれば、それでいい。

クナイと煙玉、そして俺の残っているチャクラでできる限界だった。しかし、

 

──ヒュンッ!!!

 

「!」

 

それに全く臆することなく、まるで見えてるかのように、煙の中から人影が現れ、そのまま真っ直ぐこちらに向かってきた。

 

 

 

──……ここまで……か。

 

クナイは構えつつも、俺のチャクラはもう一つも残っていなかった。立っているのも限界になり、そのまま前に倒れていく。

 

世界がとても遅く見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──ボフッ

 

「……?」

 

感じたのは固い地面の感触ではなく、

 

 

「……見つけた、ハルト。」

「!」

 

温かい腕の感覚。目を開けて、見上げる間もなく、そのまま抱き寄せられた。

 

 

 

「……とー、さん?」

「ハルトっ……、、」

 

 

あぁ、久しぶりだ。

どうやったって力が抜ける、この感覚。安心しきってしまう、ここは安全だと認識してしまう。

何もかもが、俺の機能をオフにしてしまう。

 

 

 

 

「っわ、」

 

父さんによしかかったままの俺を、抱っこしてくれた。

 

「着くまでゆっくり寝てていいよ。

 

 

帰ろう、母さんが待ってる。」

「……ぅん。」

 

父さんの安心する声を聞いて、俺の意識は完全に落ちた。

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