HARUTO~原作のないNARUTOの世界へ   作:ゆう☆彡

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お気に入りが2000件を突破しました!ありがとうございます!
今回は、最後のオリジナル人物の登場です。

そして、またいつ出せるかもわからない書きだめが……。


初めての、

 

 

「ハルトー!!」

「うるさいよ、シスイ。」

「辛辣!?」

 

その日はアカデミーが休みの日で、いつも通りうちはの集落に遊びに来ていた。特に変わったこともなく、イタチを迎えに行って三人で修行する日になるはずだった。

 

 

「お! アオイじゃん!!」

「へっ!? あ、お、おはよう!!」

「?? 今昼だぞ?」

 

うちはの集落で出会った少女。アカデミーで見たことがあった子だった。けど、まさか、うちはの人だとは思わなかった。

なんせ、彼女の髪は、うちは一族特有の黒ではなく、若干、青みがかっていたから。

 

 

シスイのなんの気なしの天然発言に、とてつもなくあたふたしている彼女が、あまりにも可哀想になって、

 

「シスイ。彼女、困ってるから。」

 

助け舟を出した。とりあえず、シスイの弾丸トークには入らずに済んだようだ。

 

 

「あれ、ハルトはアオイのこと知らないっけ?」

「見たことはあるよ。同じクラスでしょ。」

 

アカデミーで、自己紹介はしないから名前は知らなかった。それでも、シスイが何度も叫ぶ“アオイ”というのが、彼女の名前だと気づくのに時間はかからなかった。

 

 

「初めまして、波風ハルトです。」

「あ! は、初めまして! うちはアオイですっ。よろしくお願いしますっ!」

 

 

「……。」

 

自己紹介しただけなのに、すんごく驚かれた。多分、彼女はそういう人なんだろう。緊張しいなタイプだ。

そんな彼女の自己紹介の後に、僅かに黙ってしまったのは、決して嫌悪した訳では無い。

 

 

 

 

 

 

──めっちゃ可愛い……。

 

むしろ真逆。

前世で、俺には奥さんがいた。もちろん、彼女も可愛かったし好きだったけど、目の前のアオイという少女とは少し違った。

俺は、これの名前を知っている。

 

 

 

波風ハルト。若干六歳にして、

 

 

──初めて一目惚れをしました。

 

 

「……うん、よろしくね。」

 

きっと、人生で一番の笑顔だと自負している。

 

 

 

 

ちなみに……、

 

 

「シスイは、アオイさんとどういう関係なの?」

「そうだなー、小さい頃からよく一緒にいてくれた姉ちゃんって感じかなぁ!」

「……そうなんだ。」

 

 

幼馴染か……。これはかなり強敵なライバルだ。

 

「え、ハルト? 俺、なんか悪いこと言った??」

「言ってないよ。」

「なんか怖いっ!!!」

 

……アオイさんにはバレないようにしよう。

 

 

───────────────────────

 

 

「……。」

「ハルトー?」

「……、、、。」

「ハールートーー!!?」

「…………。」

「ハルトッ!!!!」

「!? ……ごめん、どうしたの?」

「遂にハルトに無視されたのかと思った。」

「ごめんって。」

 

もちろん、シスイのことを無視していたわけじゃない。ただ……、

 

「最近、すごい疲れる。」

「衝撃、防ぎ切れてないもんなー。ハルトは人一倍、敏感だし。」

「僕も、シスイくらい鈍感がよかった。」

「別に鈍くないぞ!?」

 

木の葉の里には、結界が張ってある。その結界が、里の外で行われている戦闘の激しいチャクラのぶつかり合いによる衝撃を緩和している。その為、普段なら里の人たちに被害が出ることなんてない。

しかし最近は、戦争が近づいてるのかその衝撃が結界で緩和されきっていない。少し前に気づいたことだが、俺は人一倍、チャクラ感知が得意らしい。それが今回は裏目に出てる。

 

「夜は一層激しいもんな。」

「外に出ている木の葉の忍びも多いから、割増かな。」

 

相変わらず、木の葉の忍は外に沢山駆り出されており、どんどん里の守りは弱くなっている気がした。

 

 

「うちははそんなに手薄になってる感じしないなぁ。」

「……そうなの?」

「おう。フガクさんはうちはの長ってことで、外に行かないのは納得出来るけど、それでも極端に少ない気がする。」

「……。」

 

なんだそれ。今は、上忍の手が足りないと言わんばかりの状況ではないのか。うちは一族だけ使われていないなんて、そんな都合のいいことがあるか。

 

 

 

 

『何か裏があるな。』

「!」

 

目の前に広がっているのは、一面水が広がる場所。俺の精神世界。

 

「弥白もそう思う?」

『今、木の葉が攻められれば、間違いなく、木の葉に残っているうちはの者たちが、責められるであろう。』

「……そんな汚いことを考えるのは、」

 

──志村ダンゾウ、か。

 

 

「またあいつか……。」

『主が穏便に済ませたことで、抑えきれぬようになっているようだな。』

「……めんどくさいなぁ、全く。」

『諦めるでない、主。』

「分かってるよ、大丈夫。

いざとなったら、助けてね。」

『あぁ。』

 

 

薄ら目を開けると、目の前にシスイの顔があった。

 

「あ、戻って来た。」

「……別にどこも行ってないよ。」

「は? 精神世界行ってたよな?」

「……。」

 

まじか……。もう口寄せ契約してるのかよ。精神世界のこと知ってるってことは、そういうことだよなぁ。うわぁ、さすが天才忍者だぁ……。

 

「ごめん、ごめん。

そうだよ。弥白と話してた。」

「だよなー! 俺、間違ったかと思ったわ!」

 

 

 

──うーん、俺が思ってた以上に俺がシスイに抜かれる日は早いのかもしれないなぁ。

 

 

 

 

 

なんて思っているハルトが、実はアカデミー内では一番の有名人であることを本人は知らない。

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