HARUTO~原作のないNARUTOの世界へ   作:ゆう☆彡

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遅くなってしまい申し訳ありませんっ!
作者、テスト期間に入ってしまい、通学時間という貴重な執筆時間がテスト勉強なんかに奪われてしまいました……っ。
……まぁ、普段から勉強してない私が悪いのですが。

次も少し遅くなるかもしれませんが、それが過ぎれば通常に戻れると思います。もうしばらく、見捨てずにいただけると嬉しいです。


第四章~中忍試験
これって誰かが通らなきゃならない道?


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「行ってくるね、母さん」

「行ってらっしゃい! ハルト!! 頑張ってね!!!」

 

動きやすい服装に、小さなポーチを身につけて家を出た。

いつもの光景、前と違うのは、その額に銀色が光ること。

 

 

岩隠れによる木の葉襲撃の後も、岩隠れとの争いが収まるわけでもなく、逆に過激になっている気がした。このまま原作通り、第三次忍界大戦が始まるのかなぁ、と思ってはいるがなんせ今の俺に出来ることはない。

 

木の葉に直接襲撃してきた岩隠れの忍は、尋問にかけられてはいる。しかし、爆破された忍がいることを認知した時から、何があっても話さなくなってしまった。こっちもこっちで、無理に話させようとして爆破でもされたらどうしようもないので、言ってしまえば動けない状態になってしまっていた。

 

 

しかし、悪いことだけではない。良いこともあった。

まず、今までは一族の集落に主にいたうちは一族が、木の葉の里で普通に見られるようになった。この時代、まだうちは一族が特に何かをしたというわけではなく、嫌悪を露わにする人も少なかったため、先日の活躍でうちは一族はかなり受け入れられていた。

 

そして、岩隠れの忍を爆破させた起爆装置が、呪印であることが分かった。

あの爆発が起こる瞬間、写輪眼を勝手に鏡眼でコピーさせてもらった。写輪眼の基本は、チャクラを視ること。誰の眼であろうと、そのステータスはついている。まぁ、シスイのなんだけど。

術者までは分からない。どうせ、あいつだとは思うが、憶測だけで話しても、誰も信じてくれないだろうから、誰にも言っていない。

 

 

それでも結界で守られている木の葉には、少しの復興期間のあとには、日常が訪れた。アカデミーもすぐに始まり、下忍になるための試験を受けた。

そう、あの例の“分身の術”だ、ナルトが苦手な。言わずとも、余裕だけど。影分身とかしてるし。

この試験で学んだことは、分身の術は簡単であるということくらいだ。……ナルトにちゃんと教えとこ。

 

 

 

「ハルト、おはよー!!」

「おはよう、ハルトくん。」

 

しばらく歩いたところにある橋の上の人影が、俺に手を振っていた。

 

「おはよう、シスイ、アオイ。」

 

同じ額当てをしているこの二人ももちろん下忍になっていた。ちなみに、班も俺とシスイとアオイという、素晴らしい組み合わせだった。

そして、

 

「相変わらず、時間ピッタリだな。お前らは」

「シカク先生! おはようございますっ!!!」

「「おはようございます。」」

 

この班、第七班の教官は奈良シカクさんだった。そう、あのシカマルのお父さんの。まだ火影補佐にはなっておらず、教室に迎えに来た時は本当にびっくりした。

 

 

「今日に限って遅刻なんてしないぜ!!」

「……朝から元気だなー」

「ハルト!! お前はもっと元気を出せ!!」

 

朝早くから集まったのは、俺らが任務に行くからではない。

 

 

「全員、ちゃんと持ってきたか?」

「もちろん!」

「はい」

「わ、私も!」

 

その手に握られているのは中忍試験の受験用紙。

 

「っし、お前らと同期は誰もいない、が、俺はお前らが見劣りするなんて欠片も思ってねぇ。

全員で中忍になってこい。」

「「「はいっ!!」」」

 

 

 

あの岩隠れの襲撃事件から、しばらくたった話じゃない。決して、任務の話を省略してるとかじゃない。

 

本当に、わずかの期間だった。任務も両手で数え切れるほどしかこなしていない。

 

それでも、火影の推薦も必要とされる中忍試験を受ける資格を俺たちは手に入れていた。それほど、俺たち第七班は抜きん出ていた。

 

 

「行ってこい」

 

「っしゃあ! 行くぞ!」

「うん!」

「おう」

 

 

俺たちは全員で、試験会場に向けて走り出した。

 

 

───────────────────────

 

「では、第一次試験を開始する!!」

 

会場に入った瞬間、俺が思ったことは、

 

 

──あぁ、これか。

 

だ。

学校のように机が並べられており、鉛筆と消しゴムが置かれている。アオイは右側の机の通路側真ん中より少し後ろ、シスイは左側の机の一番後ろの窓側、俺は丁度シスイと対角線上になる右側の前から三番目あたりの席だった。

 

なるほど、この時代にもペーパーテストがあるのか。そんな関心をしていたところに、飛んできたさっきの言葉。なんだか聞いたことがある……

 

「第一次試験、試験監督の森乃イビキだ。もしかすると、俺よりも年上の忍がいるかもしれないが、ここでは俺が監督であることを忘れるな。」

 

……やっぱり、あったわ。

森乃イビキ。ナルトの時にも試験官であった人物。確かに若いけど、え、いくつかわかんな。

 

この人がこの試験の監督なら、やることは、だいたい想像がつく。

 

「第一次試験は筆記試験だ。忍たるもの、忍術や体術だけを極めていれば良い訳では無い。頭脳を使ってこそ、一流の忍である。

 

今からお前たちにやってもらう試験。その最中に、三回不正が見つかった場合、そいつとそいつと同じ班のやつは失格だ。お前らの周りにいる中忍がお前らを判断する。」

 

 

『三回、見つかれば』

つまり、見つからなければいい。見つからないように不正をしろ、それが今回の試験の目的だ。

 

うん、原作知ってるからかなぁと思ったけど、これなら、俺でも気づけそう。ナルトはほんとにバカなのか……。

そんなことを考えてたら解答用紙が配られて、試験官の始めの合図が出された。

 

 

正直に言おう、めちゃくちゃ簡単だった。

実技の時間のほとんどを読書に費やしていた俺的には、すべて習ったことだった。なんだ、不正しなくても解けたじゃん。ちなみに、最後の問題はナルトたちと同じく、後ほど発表すると書いてあった。

 

とりあえず、一通り問題を解いたところで、他の二人の様子を見てみる。

 

 

 

「“晶遁・結晶化”」

 

片手のみで発動できるようにしたこの術。指の腹を剃り合わせることで細かい結晶の欠片が中に浮き、結晶の乱反射を使って、離れたものを見るオリジナル術。

偵察に使えるかなと思って考えた術が、まさかこんな所で使えるとは。

 

 

──アオイは……、さすが、頭いいな。

 

全部は解けてなくとも、満遍なく解けている。

 

このテスト。最後の問題以外はあまり重要に思えないかもしれないが、そうではない。

 

ここで重要なのは、自分はここまで解けたという自信、そうでなければナルトのように白紙でも乗り切れる度胸のどちらかだ。

……アオイは後者かな。

そう、言うほどアオイのことは心配ではない。問題は……とりあえず勉強が好きではなかったシスイの方だ。

 

 

 

──さすがに一問くらいは解けてるかな……。

 

見る前から若干、フラグをたてていたのかもしれない。

 

 

「……。」

「……。」

 

──ほんとのバカがここにもいたー!!!

 

 

 

遠くから叫びそうな自分を必死にこらえる俺の目には、シスイの真っ白な解答用紙が写っていた。

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