すいません、ほんと作者がアホすぎて。
そして、そんな中でもたくさんお気に入りが増えていく……、嬉しい限りです!!
頑張ります!!!
「おはよう。」
「おーっす!!」
「おはよう! ハルトくん」
中忍試験第一次試験の次の日、早朝。
無事に一次試験に合格した俺らは、二次試験の会場である木の葉の里の中心にある闘技場のようなところに来ていた。
最終試験は実技試験、つまり一対一の模擬戦。
机に座っているよりも身体を動かしている方が好きなシスイにとっては、今日の方が調子はいいだろうなぁ。
「あ」
「どしたー?」
俺は、シスイにずっと気になっていたことを聞いてみた。
「シスイ、一次試験の解答、何も書けてなかったよね?」
「ギグッ!!! なんでバレてる……」
「そりゃあ、シスイの見たし」
「カンニングか!?」
「シスイの見て、何になるのさ……」
悔しいが、一つも間違ってることを言っていない俺の言葉に、シスイは言いよどんでいた。
──やっぱり、特に考えてなかったか……
「まっ、もし、中忍試験を受けることが出来なくなっても、ハルトとアオイと俺ならなんとかなる気がしたからだな!」
「……はい?」
堂々と威張っているが、俺は全くもって理解出来ていなかった。
「だーかーら!
もし、中忍に永久になれなくても、任務とかたくさんこなして、俺たちの実力を認めざるを得なくさせればいいかなって思ったからな!
俺たち三人なら、そんなこと余裕だろ!」
何を根拠に……、いや、シスイには合理的とかそういう考えがないんだろう。
どこまでも仲間を信じる、例え、不合理なことがあろうとも、自分が信じていることに疑いを持たない。
「そうだね。」
「だろ!」
どこまでも似ている。
だからこそ支えたくなるし、傷ついて欲しくないと思う。
忍という世界で、一つも傷つかないなんてことは不可能だけど。
それでも、その力と性格によって、理不尽にその存在を消されたりして欲しくない。
決意を新たにして、最終試験が始まる。
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「一次試験に合格した諸君! 合格おめでとう!!
だが、ここにいる者全員が、中忍になれるわけではない! 最終試験であるこの模擬戦、共に戦ってきた班のメンバーも、今回ばかりは敵だ! 思う存分、戦ってほしい!!」
──うーん、どこかで見たことある……。
「では、全力で行こうではないかーーー!!!!」
「……。」
「あの試験監督、つい最近、中忍になったらしいぜ?」
「知ってるー、しかも、中忍がほとんど駆り出されてるこの時期だから受かったって噂だろ?」
「俺は、この試験のためだけに受かったって聞いたぜ?」
「えー! そんなのありなのかよ?」
受験する下忍に完全に舐められてる……。
「今回の試験監督である、俺はマイト・ダイ! 君らが正々堂々と戦う姿を楽しみにしている!!」
……あぁ!思い出した。ガイ先生のお父さんじゃん。
原作では一生下忍だった気がするけど、中忍になったのか。噂の真相は置いといたとして……。
「では! 今回の試験のルールを説明する!
この試験は、一対一の模擬戦形式で行う。相手を追い詰めるか、降参させることが勝利の条件だ。決勝戦は三つ巴戦を行う!
トーナメント形式で行うこの試験は、上位三名、そして、模擬戦の中で会場にいる忍からの推薦を受けた数名のものを、正式に中忍とする!」
なるほどね……。上位三名は、実力で無条件に合格。後は、個人的な推薦で中忍を決めるというわけか……。
「トーナメントを発表する!!
トーナメントは、一次試験の点数を参考にして作られている! 」
「!」
「最終試験の受験者は七チームの二十一名。よって、最も点数の高かった一名は、一回戦を免除される!」
ここで使ってくるのか……。
正直、オリジナルの忍術を書いたところで、それを認識してもらえたかどうかなんて、知りようがないと思ってた。
「一回戦を免除される忍は……
シカク班! 波風ハルト!!」
まさか、知る方法があったとは……。いや、それとも……?
──おおぉぉぉぉぉぉ!!!!
今日任務のない忍や、アカデミーで一緒だった友達のいる客席が、大いに盛り上がる。
「ハルトすげぇなぁ!!!
……ハルト???」
その騒がしい会場には目もいかず、俺の視線はある一点で止まった。
それは多分、来賓席みたいなちょっと偉い人方が座る席。そこにいた人物が俺を見て、薄く笑っていた。
「……げっ、バレてる?」
「気づいたか。」
これは、ハルトが試験監督である森乃イビキを試した、あの問九の問題。その、彼からの答えだった。
「挑発ってバレちゃったか。」
「ハルト……、お前誰に挑発したんだよ……。」
バレたことによる悔しさと、それを自分に教えてくれた敬意を表して、小さく会釈した。
なんか勝ち誇られた。悔しいから、最終試験がんばろ。
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「ハルトぉぉぉ!!」
「!? ……どうしたのさ」
「俺ら……、アオイとも決勝で当たっちまう……」
「……いいじゃん、決勝までいけば中忍になれるよ」
「やだぁ!! アオイとは戦いたくないぃぃぃ!!」
「知らん」
「ひどい!?」
すごい考え事してるシスイを放っておいて、俺は改めてトーナメントを見る。
……チャクラ的に、凄そうなやつは一次試験の時には見つけられなかった。このカカシ先生たちの代と、ナルトたちの代の間って、情報なさすぎてわかんないんだよなぁ。
──チッ
「!?」
振り向いて、少し離れたところにいる最終試験の受験者たちの集まりを見る。
今感じたのって、……殺気、だよな。
しかも、かなり強かった。
俺は他の人とは結構離れたところにいる。つまり、明らかに俺に向けて放たれたということだ。
「へぇ、あの子が。」
その声は俺には聞こえなかった。