HARUTO~原作のないNARUTOの世界へ   作:ゆう☆彡

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たくさんのお気に入り、そして評価。さらには感想まで、ありがとうございます!

どれもとても嬉しい限りです!
今回も、みなさんの期待を裏切らない内容であることを祈っています。


三年の成果

 

 

 

「あそこで、悠々と見てる餓鬼は誰だよ!!」

 

始まりはそんな言葉だったか。

 

 

多分、クラスの中で一番実力があって、なおかつ一番威張っていたやつなんだろうな、とすぐに分かった。

散々、周囲を馬鹿にして、そんなクラスの前で初めて負けたところを晒したのだから、八つ当たりしてるのだろう。

 

……だからって、俺にしなくても。

 

 

「あんなチビが、なんでこんな所にいるんだよ!!」

「チビで悪かったな。」

 

あ、やべ。声に出しちゃった。

 

「ハルト!?」

「いい度胸してんな。来いよ、俺が手合わせしてやるよ。ちゃんと手加減もしてやるぜ?」

「ハルトはまだアカデミー生でもないんだぞ!」

「ここにいるからにはそれなりの覚悟があるよな?」

 

 

え、何?挑発されてんの?俺。

 

 

忘れないで欲しい。

俺は、見た目は3歳児だが、中身は原作知識ありありのガッツリ大人だ。なんの努力もしてないのなら、言われてもしょうがないが、少なくともお前よりはやってる。

 

「わかりました。お願いします。」

「ハルト……」

 

「「……。」」

 

カカシ先生と父さんにすごい見られてる気がしたけど、止める気は無いようなので関係ない。というより、ここまで来たら、俺の実力を知ってもらういい機会かもしれない。

 

 

そんなこんなで、俺は今、アカデミー生の一人と向き合ってる。

もちろん武器は禁止で、体術だけ。と言っても、俺のことを知らない人は、その体術ですらやってないと思っていると思うが。

……まぁ、そんな訳はない。

 

「僕が危険だと思ったらすぐに止めるからね。

 

 

じゃあ、始めっ!!」

 

 

「くたばれ、クソガキ!」

合図と同時にまっすぐ突っ込んできた。アカデミー生ならもう少し冷静に戦えよ……。

 

──パシッ!!

 

 

「!?」

「!!」

「……!!」

 

向かってきた手首を軽く横に弾き、よろけたところに横から蹴りを入れた。

 

手でガードしたようだが、押されて後退し、少し気を抜いたところを見逃す俺ではない。

すぐに間合いを詰め、パンチをくり出す。当たって重心が偏れば、どんなに体格差があったって、脚を払える。

脚を払えば、支えるものがなくなり、そのまま重力に従って倒れるだけ。

 

 

「甘ぇな!!!」

「おいっ!! 武器は禁止だろ!!!」

 

オビトがそう叫んでいた。

俺の前で倒れたのは分身で、背後の木の上からクナイが投げられた。

 

父さんの方を見たら、……助ける気は無いのかな??

 

まるで、「お前なら大丈夫だろ?」と言わんばかりの笑顔でこちらを見ていた。

 

 

「まあ……、いっか。」

 

さっきまで授業で使っていたのであろう、木に刺さっていた手裏剣を抜き、クナイに当てて相殺した。

 

「なっ!?」

「おぉ……、」

 

勢いを失い、落下するだけのクナイを空中でキャッチし、近くの木を蹴る。

 

 

 

──チッ

 

完全に背後をとった。木の上のため、他の人からある程度の距離はあった。

 

 

 

「アカデミーで習ったでしょ。

 

ルールや掟を破るやつはクズだ、って。」

「!?!?!?」

 

 

 

 

 

「そこまで!!!」

 

小さな声でそう囁いた後、タイミングを見計らったように、父さんが止めの合図を言った。

 

───────────────────────

 

 

「……。」

 

あの後は俺が出ることもなく、カカシ先生たちとアカデミー生が組手をしていたのを見ていた。

それでも、時折、女子生徒たちが「すごいよねー。」と俺の方をチラチラ見ていたのは、すごく気になった……。

 

 

「ハルト。どうだった?」

 

帰りはゆっくり二人で帰っていた。

 

「楽しかったよ。カカシさんたちの動きを見てるのも、勉強になったし。」

「……。」

 

そう言うと、突然、黙られた。

変な事言ったかな……、と思って父さんの方を見ると、

 

 

「ハルトって三歳だよね?」

「……そうだよ?」

 

本当のような、嘘のような……。

 

 

「ハルトはどうしたい?」

「……。」

「ハルトの実力なら、アカデミーどころか中忍も行けるんじゃないかな?」

 

いやいや!すらっと下忍をとばさないで!?

 

 

と言いつつも、確かにアカデミーに入学したいのは山々だった。独学じゃ限界があるし、何より、忍になれば実践が積める。この時代だし、年齢なんて関係なく、きっと本番に出してくれる。

 

それでも……、

 

 

「僕なんてまだまだだよ。だから、アカデミーはまだいいや。

 

父さんが暇な時に、修行つけてくれたら嬉しいけど……。」

「もちろん、いいよ。分からないことがあったら、聞きにおいで。」

「うん!ありがとう!!」

 

アカデミーにはまだ入れなかった。

俺にはどうしても一緒に入学したい奴がいた。

三歳児とは思えない記憶を持ってるとはいえ、現時点で、俺と組めるのは一人しかいないと思っている。

 

 

 

「後、三年たったら入学するよ。」

「ん?三年??」

 

 

うちはシスイ。

 

あいつしかいない。というより、あいつに俺を選ばせるくらいの忍になりたいと思った。

 

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