HARUTO~原作のないNARUTOの世界へ   作:ゆう☆彡

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お待たせ致しました!!
本当に申し訳ありません、恥ずかしながらめちゃくちゃ悩みながら書いておりました。
文才がいつも以上にないかもしれませんが、読んでくださると嬉しいですm(*_ _)m

第三次忍界大戦編も、まもなく終了です!


三尾の暴走

 

「どうなってんだよ……これ」

『間に合わなかったということなのか……っ』

 

 

ハルトにせかされて、ミナトたちがいる場所に戻ったシスイと弥白が見たのは、まさしく【戦場】というのにふさわしい光景だった。

ハルトたちが離れた頃は、多少なりとも起伏があった地形は全て平らになり、全ての忍がその地に倒れていた。

 

そう、……全ての忍が。

 

 

「シカク先生! ミナト隊長!!」

『しっかりしろ、何があったのだ』

 

倒れているのはほとんどが敵の忍、岩隠れの忍だったがその中にミナトとシカクの姿もあった。

弥白が二人に触れると、二人の体はエメラルドのチャクラに覆われた。

 

「弥白……医療忍術も使えんのか?」

『医療忍術とは少し違う、我を介して主のチャクラを流しているだけだ。 言うなれば、我の術ではなく主の術だということだ』

 

 

「……うっ、」

 

弥白が簡単に説明していると、ミナトが僅かに意識を取り戻した。

 

「ミナト隊長、大丈夫ですか!」

「シスイ……? ……!!」

 

目を覚ますと、すぐに何かを思い出したかのように周囲を見渡して何かを探し始めた。

 

「……アオイに会わなかったかい?」

「『!!』」

 

 

あまりにも目の前の光景に衝撃を受けすぎて、忘れていた。全員が倒れているこの現状で、アオイの姿だけが見えなかったのだ。

その事実はつまり、

 

「これ、アオイがやったんですか!?」

「そう……だね、」

 

ミナトの僅かな間に弥白は気になったが、今はそれを追求している場合ではなかった。

それに、弥白には若干思い当たるところがあったのだ。

 

 

「!? ……逃げろっ!!」

「「『!?』」」

 

それは、弥白の治療を受けていたシカクが叫んだ言葉。治療を受けることに専念していたシカクだったからこそ気づけた、突然発生した巨大なチャクラ。

 

 

「『水遁・水手裏剣』」

「!?」

「くっ……!! 『土遁・土流壁』っ!!」

 

水属性に強いはずの土属性の壁、しかもその術の発動者はあのミナトである。それを容赦なく破壊しようとする。術発動で聞こえてきた声は、知った声と知らない声が重なっていた。

 

「アオイ……どうしたんだよ!?」

 

聞こえた声や姿は、間違いなくシスイが知っているアオイだった。しかし、感じるチャクラは禍々しく強大なものだった。

 

「今のアオイには何も届かねぇ……、突然、見境なく攻撃し始めたんだ」

「確かに……、アオイは水属性は持ってなかった」

 

少し考えていたところにアオイが突っ込んできた。

 

──ドカーンっっ!!!

 

アオイの実力が劣っていたとは思っていない。少なからず、同期の中では上位に食い込む実力の持ち主だ。

それでも、ここまでの威力やスピードではなかった。

 

 

「(何が起きてる……、なにかに操られているようだけど……。 そんな術が展開しているところも見てはいない……)」

 

ミナトとシカクはアオイと共にずっといた。上忍の中でも上位の二人でさえ、アオイに何かした形跡や人物を見つけてはいなかった。

しかし、それでも間違いなくアオイの身には何かが起きていた。そうでなければ、相手がアオイだということで本気を出せない四人だとしても、アオイのことを取り押さえることが出来ないというのは説明がつかなかった。

 

 

『シスイ! シカク!! 少しの間、二人だけでアオイの相手は出来るか』

「……!! ハルトか!!」

 

アオイが少し距離をとった隙を狙って、弥白が二人に問いかけた。その質問だけで、シスイはハルトが何かしら考えたのだと気づいたのだ。

 

「教え子からの頼みを断るほどおちてねぇよ」

「任せとけっ!!」

 

弥白、ミナトとアオイの間に素早く入り込み、シスイとシカクが構えた。

 

『ミナト、我に触れろ』

「わかった」

 

ミナトは言われるがままに、弥白に触れた。

 

───────────────────────

 

 

「父さん、聞こえる??」

「ハルト!」

 

弥白を介して、聞こえてきた父さんの声。弥白が俺のチャクラで回復させたおかげか、声からはその疲労は感じなかったことにとりあえず安堵した。

 

「弥白を介して、そっちの状況はだいたい理解してる。 アオイちゃんを操ってるのはおそらく尾獣チャクラだよ」

「……尾獣!?」

『我は多少であれば、尾獣チャクラを感じ取ることが出来る。 アオイからそれを感じる』

「でも、そんな様子、俺もシカクさんも見ていない……」

 

何者かがアオイちゃんに尾獣を仕込んだのは間違いない。だが、その姿を父さんでさえ見つけられていない、そして俺にも分からないというのが、今の状況だった。

 

「誰にやられたのかは分からない。 でもとりあえず今はそれよりも先に考えることがある……」

「……尾獣をどうするか、だね」

 

一度、尾獣を体内に宿せばそれを抜かれた時点で、人柱力は死に至る。母さんやナルトが原作で死ななかったのは、回復力の高いうずまき一族であったから。うちは一族のアオイちゃんが尾獣を抜かれて死に至らないという確信はない。

 

「隊長、俺に考えがあります」

「! ……話してみて」

 

 

その呼び方を変えたのは、これから話す考えがあまりにもリスクが高かったから。

そして、俺の独断で出来るようなことではなかったから。それこそ、火影がそれに近い人でないと判断できないようなこと。

 

「このまま、アオイに尾獣を封印します」

「『!!』」

「彼女に尾獣を仕込まれた時点で、敵が誰かわからなくとも木の葉に何かしらの被害をもたらそうとしているのは間違いありません。 でなければ、強大な尾獣の力をみすみす敵に渡したりしませんから。

ならば、今のアオイの状態は封印してあると言うよりは、押さえつけられているだけの状態ということです、何かのきっかけですぐに解放できてしまうような」

「なるほどね……」

 

リンの時もそうだった。原作と敵が同じかどうかは定かではないが、木の葉に何かしらの被害をもたらすために尾獣を使っていることは間違いなかった。そうならば、そのまま放置しておくわけにはいかない。

 

 

『真意は違うであろう??』

「!」

 

すぐ側にいるにも関わらず、わざわざ頭の中に話しかけてきた。つまり、父さんにも聞かれたくない話であるということ。

 

……いや。

 

聞かれたくないのは俺の方か……。

 

 

「俺は誓ったから。 何があっても守るって」

 

そのために力をつけてきた。大切な人を守れるようにと。尾獣を抜かれて、死んでしまうなんて絶対にさせない。木の葉で暴走させるなんてもっての他だ。

 

『だが、実際にアオイに封印することは出来るのか?』

 

俺の意思を聞いて納得したのか、父さんにも聞こえるように弥白が聞いてきた。

 

「大丈夫。 そのために用意してきた術があるから」

「『??』」

「二人にも、……いえ、シスイにもシカク先生にも手伝って頂かなければなりませんが……」

 

アオイちゃんに使う予定はなかったが、尾獣に対して使う予定の術ならある。

 

 

「もう少しで、飛雷神でとべるところまで行きます。 あと少し、耐えて下さい」

 

 

 

絶対に……誰も死なせたりなんてしない。

 

 

 

 

 

 

──踊ってくれよ、俺が飽きないように

 

「!?」





シスイとシカク先生の戦闘シーンを、この章が終わったら最後に書きたいなぁなんて思ってます。
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