宇宙戦艦作品の技術考察(銀英伝中心)   作:ケット

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今回はややとりとめがない、消化できていなくて何がしたいのかも…


いくつもの、別の前提の群れ

 長い冬休みのおかげで結構多くの長めの本を読みました。

『資本とイデオロギー(ピケティ)』、『万物の黎明(グレーバー&ウェングロウ)』『RITUAL-人類を幸福に導く「最古の科学」(クシガラタス)』『善と悪の生物学(サポルスキー)』『奴隷制の歴史(ブレンダ・E・スティーヴンソン)』『エリート過剰生産が国家を滅ぼす(ピーター・ターチン)』『MORAL モラル(ザウアー)』などなど。

 

 筆者は、まず古代の人、奴隷にされる側もする側も両方の心理を探り、そこから古代という体制を学んで、なぜ日本やヨーロッパでは古代帝国が崩れて中世になったか、また中国やインド、中東での中世は、と探るつもりでした。

 同時に「善と悪」を、「人格」もある程度探求しつつ掘っていくつもりでした。

 

 ですがその多くは、『万物の黎明』『エリート過剰生産~』に切り崩されました。

 どちらも、すべての「前提」を破壊する。

『万物の黎明』はダンバー数さえ否定する。「人間とは何か」を根底から破壊する。

『エリート過剰生産~』は、数学とコンピュータを用いる、筆者には到底手が出ない手段以外、価値はないと断ずる。

 

 筆者の心象としては、三つの皿が天秤のように釣り合っているようです。

 一つは、『銃・病原菌・鉄』『21世紀の啓蒙』『サピエンス全史』など、筆者のこれまでの前提になってきたあらゆる本。

 一つが『万物の黎明』。

 一つが『エリート過剰生産~』。

 一つを選んでその他すべてを捨てるしかないのか、と絶叫したくなるほど。

 

 さらに最近、行動経済学にも再現性の問題が言われています。ミルグラム実験などを否定する話も多く出ています。

 進化心理学・行動経済学を前提としていた筆者の、その足元が崩壊したような感じもあるのです。

 

 ですが筆者は、多分前提を捨てたことはあるでしょう。

 昔は精神分析を信じ、フロイトを読み漁っていました。間違いだと知らされ、どこかで受け入れたのです。

 

『万物の黎明』は、今多くの人が前提としている、「文明以前の人類は最大150人ぐらいの、狩猟採集群れで、現代人よりはるかに暴力的に何百万年も生きてきた。それが数千年前に農業で生きて、貴族と奴隷の大帝国を作るようになり、一人一人は食生活は悪くなり重労働になった」は神話であり間違っていると断じます。

 実際のずっと昔の人類は、多くの考古学研究が示す、ものすごく多様だったのだと。ある季節は神権王国で別の季節はばらばらということも、王はいてもそれは半ば遊びだったこともある、と。

 農業帝国を作らず巨大遺跡を残した人たちも多数いたと。農業を一度やってみて捨てた人たちも多くいたと。

 その神話の大本は、西洋の啓蒙思想家。西洋が新大陸の賢い人たちと接した衝撃をごまかすため、原始の人たちは愚かで凶暴とした、その延長だと。

 

『エリート過剰生産~』は、本体と、長い補遺の二冊の本を合わせたようです。

 本体は邦題どおり、国家の栄枯盛衰を説明します。特に、エリートの過剰生産……エリートが多くの子を産み、また下のほうの子も豊かになって勉強して、エリートになりたがるけど席は少ない、椅子取りゲーム。あぶれた子供たちが恨んで暴れ、大抵はものすごい虐殺を伴う動乱になる。

 代表例として、太平天国の乱を起こした洪秀全。何度も科挙に落ちて精神をやられ宗教系の夢を見て立ち上がった……あれだけの反乱ができた、有能だった。

 同時に注目するのは富のポンプ、エリートがどんどん富を吸い上げて、国内部で格差がものすごく拡大する。民の不満もあるが、過剰生産エリートという核がないとうまく動けない。

 現代のアメリカの格差拡大についてもかなり分析し描写しています。自分たちのコンピュータモデル、クリオダイナミクスによれば近く大動乱が起きる、という予測も。ただし今のアメリカは、あまりにも警察が有能すぎ、過激派が細分化されているので動きようがない、とも。

 その上で、歴史的にはシャイデルが言うように大虐殺が大半だけれど、戦後西側や昔のイギリスのように、上の人が理性的に再配分してどうにかなったこともある、今回もそうすべきだ、と。

 補遺は、要するに歴史全体を見て何か言う「アマチュア机上空論家」は間違ってる、自分がやっている膨大なデータをコンピュータに入れる方法がいい、と。

 

 あとある意味驚かされたのが、『SFアニメと戦争(高橋杉雄)』。

 国際安全保障・現代軍事戦略論の専門家が書いた、拙作にある程度重なりやや方向が違う本。

 もちろん筆者よりはるかに高い視点と専門知。

 必要による戦争と選択による戦争、という視点が見事です。

 また富野氏との対談で、〔子供向けのアニメで絶望論に陥ってはいけない〕とあったことも印象的です。

 

 それと比べて改めて考えたのが、筆者が、この文章の形が固まってからやっていること……宇宙戦艦作品の世界を、現実の歴史のいくつもの文明と比較する……

 なぜそんなことをしているのか。

 売れた作品の世界は、何か『現実』の、人間そのものに共通するナニカをつかんでいるだろう、と考えています。

 あまりにも説得力がない世界だったら、売れないはず。だから『銀河英雄伝説』のゴールデンバウム朝も、『スターウォーズ』の帝国も、説得力があるはず。

 人間はこういうことをやる、という。

 だから、その人間の共通点、深い真実をつかむためには、現実の諸文明の共通点と、現実とみなした作品世界をまとめて比較する……と。

 

 そう考えてみると気がつくのは、筆者には持っていない言葉があります。

 ある「こと」について、世界史のいろいろな地方・いろいろな時代の、いろいろな文明について比較する。

「**の世界史」「**の人類史」「**の歴史」という本は多くあります。

 ただ、ちょっと違う感じがします。

 さらに、現実の人類史だけでなく、リアリティが高い諸作品世界も、が筆者がやっていることですが。

 

 

 

『資本とイデオロギー』『奴隷制の歴史』は、以前筆者が考えていた「奴隷はかえって損をする」「奴隷は単純労働しかできず、高度技術を使う工業化社会には適さない」を否定しています。

 

 奴隷の酷使、またイギリス・オランダ・フランスによるインドや東南アジア、後のアフリカの征服と収奪は、資本家たちや本国に膨大な利益をもたらしていた。

 奴隷制廃止は、奴隷制を続けるのが損だからではない、奴隷制廃止であちこちの利益はものすごく低下した。

 奴隷は水田稲作、他にも多くの工業など、高い技術を必要とされる仕事もやっていた。

 

 

 ですが、それで、筆者は間違っていた、西洋文明は極悪非道であり、だからこそ極悪非道の利益で産業革命を起こして世界を制したのだ、世界は悪が勝つ悪い場だ、終わり、とは思えません。利益が出ていた、といってもその実体は何なのかが腑に落ちないのです。

 スペイン帝国は膨大な金銀を手に入れて衰退した、これは本当のはずです。

 カリブ海の奴隷農場で膨大な砂糖を手に入れ、それをヨーロッパに持って帰って、誰に売るのでしょう?

 砂糖を買った誰かは、何で支払うのでしょう?

 砂糖を買うための銀がなくなることはないのでしょうか?紙幣を刷ったらすぐ無価値になるのでは?

 砂糖を売った側も銀を大量に手に入れたら、銀の価値が下がって悲惨なことになるのでは?その銀で何かを買わなければ、銀はあるのに貧しくなるのでは?

 銀ではなく別の貨幣でも同じことです。

 貨幣の価値が崩れたら、どんなに大量の砂糖もたいした価値もありません。

 教科書の三角貿易の図は、考えると不思議なことが多いのです。

 何かがあったのです。事実上無限に……奴隷船に出資した資本家たちに高い資本収益率を何百年も続けさせた、インフレなどの崩壊を起こさずに貨幣を、信用そのものを、世界経済全体を大きくさせた何かが。その金が、単に国に没収され族滅されるに終わらなかった何かが。その利益をスペインと違って国家の軍事力、船や大砲、後には蒸気機関にできた何かが。

 そこは筆者は理解できていません。

 また、奴隷を売ったアフリカの人たちは、手に入れた輸出代金をどうしたのでしょう?以前、地理的なハンデや制度の悪さなどを検討しましたが、それでもタカラガイやインド綿布をどうしたのか、腑に落ちているわけではありません。

 

 そして、奴隷が高度な産業もやり、アフリカの故郷での優れた布織りなどの技術も引き出せていた……なら、なぜ奴隷はそれほど服従したのか、という問題に。

 奴隷の子守り。奴隷女を犯して子を産ませる。そんなバカな。赤ん坊を殺して自殺する。犯される最中に目を通して脳まで指で突く、あるいはロウソクを倒して抱きしめる。『火の鳥 復活編』で、ロビタが女セックスロボットの電源を切って主人を殺したように。

 あれほど黒人奴隷の復讐を恐れているのに、その黒人奴隷にあまりにも多くの急所を握らせてしまっている。

 

 筆者は、人が人を支配するということ、特に古代でのそれをもっと探求してみたいです。

「奴隷の心理学」、奴隷にする側・される側両方の心理があればいいと思っています。

 奴隷・心理学、を英語で検索すれば本は見つかりますが、邦訳はありません。

 

『奴隷のしつけ方(マルクス・シドニウス・ファルクス)』がもっとも直接そちらを描いているでしょうか。

 日本語では、尼崎・北九州の連続監禁殺人など、家庭での猟奇殺人のような事件のノンフィクションが、人を支配する・奴隷化する心理、奴隷化されて殺人も犯す心理をかなり丁寧に描いているそうです。……不快ですが。

 普通の人が虐殺者になる、では『増補 普通の人びと(クリストファー・R・ブラウニング)』などもあるでしょう。

 ホロコーストの犠牲者も、加害者側もそれなりに本は入手できます。特にアイヒマンは研究されている題材です。

 

『教育の超・人類史(アタリ)』も、「支配方法の、各文明ごとの歴史」のかなりいい答えとなるでしょう。

 歴史の多くで、教育は家庭・職場の現場教育によって行われてきた(大航海時代以後奴隷制には触れない)、と詳しく書いています。

 中国やインドもかなり注目、あらゆる地域・時代について子供への暴力・性暴力について考察(多くはわかっていない)しています。

 未来についてのかなり面白い考察もありました。

 重大なのが「子には自分より幸せになってほしい」という考えでしょうか。決して変化はない、来世に期待せよ、というインドのカースト制などとは違い。

 

 

 また、『資本とイデオロギー』は奴隷・収奪・略奪・搾取の利益を強調しますが、そうではないという本も少なくないのです。

 トマ・ピケティ自身、ある思想傾向での運動家のような面があります。

 それこそデヴィッド・グレーバーは、ウォール街占拠運動を主導した、現代アナキズムの重要な運動家であり思想家です。

 

 章ごとに、元ネタが明白な本を何冊も集めたような本でしたが、『MORAL』も、格差は略奪の結果だということを否定しています。

 南北戦争後のアメリカの経済発展も書いています。

「奴隷制も植民地支配も経済的には有益ではない」と。

 

 またダロン・アセモグルも、結局は収奪的な体制は貧困になる、とします。

 

 

 これほどいろいろな、頭の中の世界が崩れている……何をすればいいでしょう?

 正直、『万物の黎明』の主張を考えると、なぜ考古学などの世界はこれほど、見つけた多くの発見をアピールしなかったのか、と思ってしまいます。

 それほど「神話」が強く、それに反する発見は受け入れられなかったのでしょうか?

『世界史をどう教えるか』も今の歴史学の変化に対応しようとしていますが……。

 

 筆者が欲しくなったのは、今の最新の考古学を含む知識全体を踏まえて、「人間とは何か」を再構築するような本です。

 グレーバーにもハラリにも偏らずに……可能でしょうか?

 何冊か読んだビッグヒストリー本に、解剖学、生理学、心理学、科学そのものの知識を加えたような本、でしょうか。

 

 結局は「人間とは何か」「何を善・正義とするか、どの価値観を選ぶか」となります。

 それがどのタコツボ、エコーチェンバーに入るか、でなければいいのですが。

 

 人間とは何か……古代、中世の人の心、精神史。

 世界の法の歴史。支配の方法の歴史。

 権威の心理学。

 軍、宗教団体、学校…いじめ集団。

 いじめも心理学の問題でもあるでしょう。交番に行って、「私はCです。何月何日、どこで、AAとBBに、こういうことをされました。傷害罪、強盗罪、強要罪、名誉棄損罪、強制わいせつ罪のはずです」と言う、ということがなぜそれほどに不可能なのか。それはなぜ奴隷があれほど反抗しないのか、さらに餓死虐殺でなぜ暴れずに死んでいくのか、にも関係しないでしょうか?

 

 悪人が悪事をする、というのは神話、という話も多くあります。同時にサイコパスの存在もあります。サイコパス、ソシオパスについてもより知っておくべきでしょう。

 

 古代についてなら、儀式・呪術についてももっと知るべきでしょう。

『デューン』『断絶への航海』『ネアンデルタール・パララックス』『スタートレック』などは高水準の民俗学知識、人間そのものに対する洞察を作品に応用しています。

 

 

 奴隷についてももっと学ぶべきでしょう。

 多くは大航海時代以降であり、まだ先の話と思っていました。ですが、大航海時代以前も各文明が奴隷を使っています。

 古代ローマ帝国の変質に、奴隷プランテーションは重要な要素です。奴隷が農奴になる、それが中世の本質です。それは『銀河英雄伝説』の、ゴールデンバウム朝の始まりにもかかわるでしょう。

 大航海時代以降ヨーロッパの奴隷と、古代ローマの奴隷は異質?法的に、魔術的に、心理学的に?奴隷制も多様?

 大航海時代以降ヨーロッパは、新世界の奴隷たちに対しても、自国の工場労働者に対しても、異例の残忍さ?

 それらも考えるべきでしょう。

 

 また、経済における搾取と格差の歴史も、もっと考えておくべきでしょう。

『資本とイデオロギー』はそれについての本だと期待していました。冒頭の、どの社会も格差を正当化するイデオロギーがある、から。

 ですが特に現代において、どのように体制が人々を説得しているのか、の答えはあまりありませんでした。バラモン左翼に対する文句はありましたが、ではなぜそうじゃないのが出ないのか、と。

 それでも以下のような問題意識は重要だと思います。

〔なぜ奴隷社会や植民地社会は、これほど突出して高い格差水準を達成したのか。それはこうした社会がある固有の政治的・イデオロギー的なプロジェクトを中心として構築されていたからであり、特有の権力関係と法制度システムに依存していたからだ。同じことが所有権社会、三機能社会、社会民主主義社会や共産主義社会についても、さらには人間社会すべてについても言える〕

〔格差とは単に、国の中の社会的な乖離の話にとどまらない。それはまた、集合的なアイデンティティや発展モデルの衝突でもある〕

〔世界のあらゆる国が同じくらい弱いうちは、ある種の均衡が維持された。ヨーロッパ国家がもっと大きな財政行政能力を発達させると、新しい力学が働きはじめた〕

 ですが筆者から見れば、もう少し踏み込んでほしかったです。

 

 筆者は、前も言ったと思いますが何十年か、

「なぜ、産業革命を起こして世界を制したのは、中国でも他文明でもなくイギリスだったか」

「1970年代以降、先進国では1%の金持ちだけがものすごく金持ちになり、99%は賃金が上がらず貧しくなっているという。先進国は民主主義。1%より99%のほうが多い。なら99%が、〈1%から税金取って99%に配ります党〉を作れば選挙で勝てるはずなのに、そうはならない。なぜか」

「今後、宇宙・エネルギー系統の技術は発達するか。孫が火星のホテルで暮らすような進歩はあるか」

の三点を本を読むたびに探し、あればそのメモを積み重ねています。

 それもこれからも続け、なんとか本作に活用したいと思っています。

 その意味では、『資本とイデオロギー』もかなり不足です。

 

 

 

 これからしてみたいこと……古代について、また中世の始まりについてもっと探求する。

 また、思い切って少し先の時代、十字軍や大航海時代にも踏み込んでみる。

 昔の人の心理も考えてみる。最近の異常な権威主義社会も調べてみる。

 ナチスドイツなど、あるいはモンゴル帝国やスペイン征服者など、あんなことをした人たちと、筆者も、筆者が接するすべての人も、解剖しても、脳神経を電子顕微鏡で見ても、体の分子を分析しても区別はつかないし、交配可能な同じ人類……すべては心理学の問題になるはず。

 被害者の側も、なぜあれほど黙って従ったのか。今の人はなぜこれほど黙って従っているのか。

 

 また、善悪・人格も探求する……

 いろいろな群れの善悪を並べてみることもすべきでしょう。古代の法も。

 伝説上、政治体制や宗教のコンクールもあったそうです。ペルシャの帝政、インドの宗教、ロシアの宗教などで。

 比較する、という発想は昔の人もあったようです。

 

「支配の方法の歴史」を考えるには、「集団の規模」や「行った事、巨大遺跡など」を見ることもできるでしょう。ただし『万物の黎明』は、国家・支配者ではなく巨大遺跡が作られたことが多いことも示しています。日本でも巨大な古墳が、大規模な国家なしに作られています。

 また宗教史を、「神の性格変化」「生贄」「死後」「成文法」「巨大組織」…そういう変化を見ていくのも面白いでしょう。

 西洋ではアッシリア、中国ではおそらく漢字の由来から始めるべきでしょう。

 別文明の民を支配する能力で比較するのも面白そうです。十字軍、秀吉の侵略など、征服しても支配し続けることができない人たちと、イギリスのように少人数でも支配し続けることができた人たちの違いなど。

 

 さらに善悪を追求すれば、人類全体、宇宙全体のトータルな善悪も出てくればいいのですが。

 奴隷を使わない、誰かを踏みにじらない経済はあるのか、という問題も。人間そのものが生きているだけでとんでもない悪なのか、という問題も。

 民主主義が滅び、帝国になるのが必然なのか、ということも……

 

 

 筆者は何も知らない。知っていたと思っていたことは全部間違いかもしれない。

 一冊ですべてを知ることができる本はない。

 おそらく、今この世界に、全知の人はいない。

 いくつも、あまりにも違う知の群れがある。

 

 なら、倒れたところで、泥をすすって、立って、また本を読むしかできることはありません。

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