「はっはぁ!」
グリーンと米屋は槍で撃ち合いをしていた。
「お前、それの扱い上手いな!なんかやってんの?」
「昔から薙刀やってんだ。変わってるだろ!」
撃ち合いながら、そんな会話をする余裕が2人にはあった。
「でも…?俺の方が
「ああそうかよ。なら…『ゲッコウガ』!」
リーフと同様に、グリーンの体が光に包まれた。
「なんだこりゃ?」
光がはじけ、青い忍者風の服に身を包んだグリーンが現れた。
「いくぜ!」
質量のあるマフラー(ゲッコウガの場合の舌に当たる部分)で米屋を殴り飛ばし、その手に持つ槍で心臓を一突きした。
緑色のものが溢れ出る。
「くっ…ふっ…」
「あと…一閃ッ!」
首に向け、薙ぎ払った。
「…と、思うじゃん?」
米屋はそう言った。
「なに?」
「
次の瞬間、どこからか黒い服に身を包んだ白髪頭の少年(空閑)が飛んできて、グリーンの体を蹴り飛ばした。
「うおっ!」
地面に強烈に叩きつけられた。意識が朦朧とする。
「米屋先輩、援護に来たよ」
「助かる」
(意識が…。なんとかして繋がないと…)
槍を腹に突き刺した。
「はぁ?」
「ぐ…あぁああああ!!」
「なにやってんだ…?」
「はぁ…はぁ…。…っ『テッカニン』…!」
黄色のライダースーツに変わった。目が赤く変色した。
「米屋先輩?こいつのトリガーは変化するみたいな?」
「ああ、そうだ」
グリーンは高速で飛び回る。
「くそっ!追いつかないな!」
「『こうそくいどう』3段階!」
さらにスピードが増す。
「どこから来るか…。こういう時、
「大丈夫だよ、米屋先輩。
空閑がそう言うと、グリーンが飛び回っているであろう所に黒い魔法陣のようなものが出現し、黒い重りを発現させた。
「なにっ」
思い切り地面に墜落した。
「さて、これで殺しやすくなった。米屋先輩、どうする?」
「別に殺してもいいけど、捕虜った方がいいんじゃね?」
「なるほど。
うずくまっているグリーンの周囲に今度はオレンジ色の魔法陣が数個出現した。それらから魔法陣と同じ色の鎖が現れ、グリーンを捕縛した。
「っあ!」
「捕獲完了。さあ、連れてこうか。米屋先輩」
「ああ、そうだな」
空閑は、グリーンに絡みついてる鎖を手に持ち、犯罪者を連れていくかのように連行して行った。
「あー、くそ。タイマンでやりたかったぜ。お前、強そうだし」
「そりゃ悪かったな。お前らを敵とみなしてっから、嫌でも仲間が援護に来んだよ」
「そうかー。別れたのは失敗だったわけか…。残念だな」
「…!米屋先輩、近界民が来るって千佳が。それも今まで感じたことの無いほどの大きさだって」
「はぁ?マジかよ。こいつどうする?」
「手伝えるなら手伝いたい。敵に力を借りるのは嫌だろうが、戦力は多い方が良いだろ」
「…」
2人は黙っている。米屋は空閑の反応を見ているようだ。
「逃げはしない。多分、俺がいた方がそっちの利益にもなるだろうし」
「嘘はついてないよ」
空閑がそう言った。
「俺の一存でどうにかなる問題じゃないけど…。…秀次、どうする?」
数秒の沈黙のあと、米屋が言った。
「いいのか?相手は近界民だぞ?…わかった。お前…えーと」
「グリーンだ」
「そうか、グリーン。力を貸してくれ」
「おう。えーと…」
「俺は米屋陽介。こっちは空閑遊真」
「陽介、遊真。よろしくな」