前線日記   作:へか帝

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何事もない日常を綴るような日記にしたい(願望)


十九冊目

∴月〓日

 先日のお出かけ以来、AEKがしきりに俺に構いに来るようになった。その表情はこう、きらきらと輝いて見えるしわくわくしたオーラをひしひしと感じる。その容姿には何も不穏な印象はないのだが、どうしてもAEKの部屋の俺の部屋が脳裏をよぎる。こんなに良い子なのに負のオーラを幻視してしまうのは何故なのか。無垢ゆえの邪悪的な。聞けば週末はリサイクルショップ巡りが趣味だという。彼女としては例のあの部屋の完成度はまだ満足のいくものではないそうで、一層の再現に励んでいるそうだ。正直俺はもう見分けが付かないと思う。

 

 朝目覚めてあの部屋にいたら、そのまま安心して二度寝するんじゃないかな俺。どうしよう、そういえばAEKが何の目的であの部屋を作っているのか知らない。どうしよう、きっと聞いてみたら嬉々として語ってくれるんだろうけど、俺はそれをどんな顔をして受け止めればいいのかわからない。うん、聞くのはよそう。

 

 

∴月〒日

 最近ずっと意識的に遠ざけていたRO635と祖国ちゃんに罪悪感が芽生えてきたので、今日は時間を作って会いに行ってみた。流石に朝から遭遇してしまうと遅刻確定だからな。

 まあ案の定というか、手書きでレポートを俺に手渡してきた。しかも前回と内容が違う。今回のテーマは『誓約のメリットと相手の選び方 ~オッドアイのSMG以外ありえない~』だ。六法全書よりあつーい。しかも手書きなのに本として装丁されている。革のハードカバーだ。気合が入りすぎているのではないだろうか。これなんて魔導書? と思わず聞いてしまった俺は悪くない。

 

 さて、まだ終わりではない。次は祖国ちゃんだ。

 と仰々しく書いたものの、実際そんな圧迫感のある会話ではなく団欒した時間ではあった。いつまで経っても終わらないという点に目をつむればな。

 俺がそれとなーく話を切り上げたそうな雰囲気を出しても、それに気づきつつも絶対に話を終わらせまいという立ち回りをしてくるのでつらい。俺が強引に話を終えようとしたあたりから段々と息を荒げ、目もギラつきはじめてくる。そうなると俺と祖国ちゃんの間にちょっとした駆け引きのようなものが生まれてくるので、俺の帰りたい気分がピークに達する。

 総評:やめときゃよかった。

 

 

∴月ω日

 前々から思っていたんだが、AR小隊の挙動が不気味。特にM16を筆頭して一連のアクションが謎なので困惑を隠せない。一番最近の例としては、現れたと同時に好きな天気の話題を振るだけ振って颯爽と去っていたM16。会話が成立する前にどこかに行ってしまうので俺としてもどうしようもない。なんなんだいったい。

 

 あとはM4の姿も近頃よく見る。ただ、会話とかはあまりなくて、20~30mくらい距離を離した状態からこっちをじっと見ている。こいつが一番不気味なんだよなぁ……。突然部屋に押し掛けてきたと思ったらM249の使っている枕(俺のもの)を強奪して抱きかかえたりとアクションが図々しいわりに距離感の取り方が独特で得体の知れなさがある。何をしだすかわからないのは本当に勘弁。

 

 逆にSOPMOD2は一貫している。俺を視認したら猪突猛進で突撃してくるだけだからな。精神的な負荷がほとんどないのは素晴らしい。ただ受け止めるたびに結構腰に来るのだけがいただけない。腰の調子が悪い日なんかは遮蔽物を利用するなどしてやりすごしている。でないと腰にとどめを刺される。

 RO635は割愛するにしても、他の三人に言及した以上AR15にも触れておきたいところだが、最近はとんとその姿を見かけない。どこで何しているん

 

 この日記を書いている最中、天井からAR15が落ちてきた。突然背後から物音がしたので振り向いてみると、頭からどしゃっと落下して痛みでうずくまっているところだった。

 天井で何をしていたのかと聞いてみると、「不審者がいないか確認していた」だそうだ。残念ながらこの場で不審者の名が最もふさわしいのはお前だAR15よ。本人にそう伝えたところ、頭の上に?マークを浮かべて首をかしげていた。この娘は自覚がないのがやべぇ。

 

 





別に面白い展開とかなくてもいいからだらだら更新していこうと思った今日この頃。
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