それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!!   作:鮪薙

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同伴は25歳児

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通りすがる傭兵兄貴からガンスミス兄貴出して?と言うありがたいお言葉を貰ったのでTOKIO系アイドルと25歳児をそっちの基地に送りますね!!


アイドル、整備を習いに行く

とある同じ地区にある前線基地、その正門前に一台のフィアット500が停車し降りてきたのは【P38】と【Vector】それぞれ後部座席からダンボールと数本の酒瓶と大きめのバックを取り出してきた。

 

彼女らが来たのは前に銃の整備に来てもらった【ガンスミス】が居る基地、要件は唯一つ、P38が銃の整備のいろはを習いに来たのだ、Vectorはその同行として来ている。

 

「話は通ってるはずなので受付で話せばいいんですよね」

 

「その筈、ウチのところみたいに受付が無かったら分からないけど」

 

「いや、そんなまさか……ってあ、あれってガンスミスさんと……ふくk、違った。ナガンさんじゃないですか?」

 

大荷物の少女二人が門前でそんなやり取りをしていれば警備が呼んだのか、はたまた目撃したからなのか一人の男性と小柄な戦術人形【ガンスミス】と【M1895】が向かってくるのが見えた。

 

とりあえずその場から動かずに待機し、会話できる距離まで来たタイミングで

 

「今回銃の整備を教えてくれというのはお主達じゃな?」

 

「はい、突然の依頼を受けて頂きありがとうございます、第○地区所属のP36です!」

 

「同じく、第○地区所属のVectorよ。達、と言うよりは彼女だけ、私はあくまで同行ってだけよ」

 

「ご丁寧に、俺は【ガンスミス】まぁVectorは一度会ってるから知ってるか」

 

互いに自己紹介を済ませてからP38が再度頭を下げる。と言うのも今回の話は一昨日、彼女から申し出て決まったことであり本人としては無茶なスケジュールを組ませてしまったと思っているからだ。

 

その丁寧な謝罪にガンスミスはいや、と軽く手を上げて頭を上げてもらい

 

「無理だったら無理って言ってるから安心してくれ、それよりそのダンボールと酒瓶は?」

 

「あ、こちら今回の私達からの報酬のジャガイモとお酒です、皆さんでどうぞ」

 

「それと、こっちが基地からの報酬の書類。ああ、安心していいわ、今回は担当が決めた額だから」

 

「うむ、確かに普通じゃな。しかしジャガイモと酒か……」

 

見れば相場のそれの額、だがダンボール一杯のジャガイモと数本の酒瓶にガンスミスが苦笑を浮かべる、彼の中ではこの何かにつけてお礼を付けたがるのは指揮官と副官だけじゃなかったのかという心情だ。

 

だがここまで持ってこられていやとは言い難いので受け取ることになる、とりあえず此処じゃなんだからとここの指揮官に挨拶をしてから彼の仕事場に向かうことになった

 

「だが、俺でよかったのか?探せばもっと腕のいい整備士なんて居るだろうに」

 

「いえいえ、ガンスミスの腕の良さは中々のものだと副官から伺っています」

 

「それに、指揮官が外部との繋がりを持ってるって現状だとこの基地ともう一つくらいなのよ、だから繋がりを強化したいというのもあるわ」

 

挨拶後、ガンスミスの仕事場に向かい途中で彼から振られる、P38は本心から褒めちぎり、Vectorはしれっと結構深い所まで話せばM1895が曖昧な表情を浮かべつつ

 

「それは言って良かったことなのかのう?」

 

「隠し事は嫌いでしょ?」

 

ふふっと笑うVector、やはりこの基地の彼女とは違うんだよなぁと頭を掻くガンスミス、そこでM1895があっと何かを思い出し

 

「そっちの指揮官は元気か?まぁ通信で声は聞いてるから元気だとは思うが」

 

「特に変わりなく元気ですよ」

 

「強いて言うなら、まぁちょっとゴタゴタがあって右手が麻痺ったくらいね」

 

「おいおい、麻痺って十分に大事じゃないか」

 

驚くガンスミス、だが直ぐにP38が今はもう治ってますよと告げれば二人は安堵の息を吐く、という訳で仕事場に付いた四人、早速始めようかとガンスミスとP38は整備を始め。

 

VectorとM1895はその後ろで眺めていることにした、だが暇なので今回の依頼について疑問に思ったことを聞くことにした

 

「それにしても、急に教えてくれという話は何処から出てきたのじゃ?」

 

「急、と言う訳ではないのよ。結構前からこの手の話は浮かんでたのだけど聞く相手が居なかった、だけど前回のことで此処と繋がりができたので」

 

「なるほど、計画が進んだということか」

 

「そういう事、まぁそう聞くと都合良く使われていると言う感じに聞こえるけどそれに関しては先に謝っておくわ」

 

「いや何、気にすることではない。そういう事ならば仕方があるまいて」

 

そう言ってもらえると助かるわと笑うVector、そうこのVectorは普通に笑うし冗談も言うしダジャレも言う、一度会って分かってはいるのだがやはり強烈な違和感は拭えない訳で思わず曖昧な笑みになるM1895

 

対してVectorも正直言えば慣れているので何とも思わない、何をどうしたら自分のようなVectorが出来たのか一度だけ真面目に考えたことも合ったが今となっては割とどうでもいいと思っていること、そこでピンッと彼女の中で電球が光った

 

(今回はP38の同行なのだからこれを悩んでも『どうこう』できない、ふふっ)

 

(なんで笑ったのじゃ今!?)

 

突然軽く吹き出したVectorに困惑するM1895、因みに本来であれば今回の主役であるP38はというと

 

「では、このタイプには」

 

「ああ、それにはこうして……そうそう、凄いな、何か他にも整備してたりしたのか?」

 

「本格的なものは車くらいですよ、あとは機械類ならば簡単な点検整備は担当してます、ですが銃は簡単にとはいきませんからね、そうだったんだ、こうすればいいんですね」

 

「なるほどね、じゃあこっちのタイプも教えておくか」

 

「本当ですか!ありがとうございます!」

 

二人の時間も忘れるほどの熱が入りに入った整備の授業はその後も続き、気付けば日が沈みかけていた、因みに来たのは午前中だったと書いておこう

 

「今回は本当に勉強になりました、ありがとうございます!」

 

「いや、こっちも再確認することも合ったからな、また何か教えてほしかったりしたら連絡をくれれば相談に乗るぞ?」

 

P38とガンスミスはガッチリ握手を交わし、M1895とVectorはそんな二人を見つつ

 

「楽しかったわ、また機会があれば話をしたいわねM1895」

 

「そうじゃな、その時を楽しみにしておこう」

 

こうして今回初の試みである遠征授業は無事に幕を閉じる、P38は今回習ったことをフルに使い基地の整備係も担当するようになり、更に他の戦術人形にも教えることで基地の整備の練度が少し上がった、彼女はこうしてまたTOKIO系アイドルとしての階段を順調に登るのであった




TOKIO系アイドルP38ちゃん!!農業も壁の修繕も各種整備もお手の物、更に歌って踊れるとかやだ、完璧じゃない……でもヘリの操縦とかは勘弁な!

しかしダンボール一杯のジャガイモと数本の酒瓶を押し付けるとか何考えてるんだろうね私、まぁほら、適当に拾ってね!!(ぶん投げ
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