始まりは中国、軽慶市。
発光する赤子が生まれたことを皮切りに、各地では次々と超常現象と呼ばれる能力を持つ人間が生まれるようになった。
そして世界人口の約八割が何らかの特異体質である超人社会となった現代。
人々の持つ超常の爆発的増加に伴い、それを用いた犯罪も増加していた。
法律ができる速度を無視して増え続けるそれらの犯罪者に対抗するため、同じく超常を使い、犯罪者を捕まえる者たちが現れた。

それはかつて空想の産物でしかなかった『ヒーロー』のようだった。
個性を我が物顔で使い、人々の安寧を脅かす犯罪者(ヴィラン)とそれを取り締まる英雄(ヒーロー)
かくして市民権を得たヒーローの存在は世論の後押しを得て、公的職員として定められ、活動に応じて国から報酬が払われることになった。
やがて超常は『個性』と呼ばれるようになり、個性使用関連法が設立された。
日常における個性の使用制限、ヒーロー活動における個性の例外的使用に関する事項、行政機関への個性届、小中学校での個性の一斉調査並びにカウンセリング等々。


超個性社会に合わせ、多種多様な法律が整備される中、国の元で管理される個性もまた存在していた。


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