宇宙艦これヤマト2199 人類最後の希望の艦隊の物語   作:コスモゼロ

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亜空間ゲートを越えたヤマト艦隊の目の前に、到達すべき大マゼランが広がる。その先に待つ敵とは………


第六章 七色星団の戦い
決戦七色星団!!〔前編〕


「皆さん。このホログラムを見てください。」

「これは?」

「七個の惑星?」

「はい。我々は便宜上、ここを七色星団と呼びますが、ここはイオン乱流が有り、一度呑み込まれると、脱出はほぼ不可能と言われているところです。」

「回避航路は既に策定済みだよ、ヤマト。」

「有り難う、ソウリュウ。でも、今回は敢えてここを突破します。」

「何でさ!自殺行為よ!それは!!」

「イセ。この前のゼルグート級を覚えていますか?」

「うん」

「ここは、サレザー恒星系の一歩手前の場所です。もし敵が、我々がイスカンダルヘ行くのを阻止しようとしているのならば、ほぼ必ず彼の時の指揮官が来る筈です。」

「だからさ!何で死の危険が有る所を行こうとするのさ!」

「あの指揮官、いえ、あの艦とは決着をつけなくてはいけないんです。七色星団は、イオン乱流が激しいことも在り、広域レーダーは使用が出来ません。又、七色星団に到着直後、イセ、ソウリュウ、そして私の航空隊を展開します。これよりワープを行い、七色星団へ向かいます。全艦、第一種戦闘配備のままワープに備えてください!」

 

――――――――――――――――――――――

 

「Quanto è stato difficile trasformarlo dal reparto di sviluppo tecnologico ……(あれを技術開発部から廻してくるのが何れ程大変だったか……)」

「Sono grato. Segretario Thalang〔感謝してます。タラン長官)」

「Ma cosa diavolo pensi di usare per queste cose(しかし、あんなものまで、一体何に使うつもりだ)」

「Pensando ad una piccola idea segreta(ちょっとした秘策を考えまして)」

 

「Nobile fiore blu che fiorisce nella terra Nessun mio canto di risonanza della mia città natale di giubilo La protezione di Dio continua con noi Continua a Garlegan Millon Lodate la vittoria del paese(蒼き 花咲く大地 気高き我が故郷よ 響け歓喜の歌 神の加護は我らと共に在り続けん ガーレガミロン 称えよ祖国の勝利を)」

 

「Lancio di tutte le navi!(全艦発進せよ!)」

 

ゲルバデス級のダロルド、三段空母のランベア、バルグレイ、シュデルグ、次元潜航艦のUX-01、ドメルのゼルグート級[ドメラーズⅡ世]が、第二バレラスを通過する。

 

「Notificare tutte le navi sul corso. Corso 728, obiettivo, sette gruppi di stelle a colori !!(全艦に針路を通達する。コース728、目標、七色星団!!)」

 

「「「comprensione(了解)」」」

 

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「全艦、ワープ完了。シオイ、次元振は?」

『無いよ。』

「了解。問題ないみたいだよ、ヤマト」

「分かりました。全航空隊、発艦準備!!敵反応を確認し次第発艦!!パイロットは機内で待機。総員、第一種戦闘配置!これより、イオン乱流による電磁嵐が激しくなります。広域レーダーから光学レーダーに切り替え!!」

「結構揺れるね。艦内は大丈夫かな?」

「何言ってるんですかソウリュウ。大荒れの日の海の方がもっと酷いですよ。」

「こんな状況で、良くそんな話が出来るな。ヤマト」

「ヤハギさん、慣れですよ。」

「……そうか」

 

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「Senso di occorrenza, direzione delle 9(感有り、9時の方向)」

 

「Input dal segugio. Le pecore entrarono in una foresta di esitazioni(猟犬より入電。羊は迷いの森に入った)」

「Da questo punto passare all'azione operativa(此より作戦行動に移る)」




次回、第六章第二話「決戦七色星団!!〔中編1〕[敵航空隊の猛攻]」
人類滅亡まで、後、253日

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ヤマト「遂に七色星団ですね。」
ソウリュウ「いや~、ここまで来たねぇ」

そうだなぁ~って!!何故ソウリュウが此処に!!

ヤマト「私が呼びました」
ソウリュウ「私が呼ばれました。」

まぁ良いや。それで、七色星団と言えばやっぱり、オリジナル、リメイク共にあるドメルの自爆だけど、ヤマトに聞こう。

ヤマト「何ですか?」

第三艦橋どうしたい。

ヤマト「リメイクでお願いします」

了解。それでは。読者の皆様に問題です。答え合わせは〔中編2〕でやります。

中編2では、ヤマト艦隊の一人が、雪と共に拐われてしまいます。そこで、此処に書いた艦娘の誰かが拐われていきます。コメント欄に答えを書く必要は在りませんので、ぜひやって見てください。

1,ソウリュウ(え?)

2,イセ(いや!)

3,ヤハギ(ふざけるな!!)

4,シオイ(やめて!)

5,ヤマト(主人公ですよ!?)

6,アカシ(酷いことするつもりでしょ!エ○同人みたいに!!)しねーよ!

以上です。それでは次回、お会いしましょう。

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