宇宙艦これヤマト2199 人類最後の希望の艦隊の物語   作:コスモゼロ

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ガミラスへ行かず、イスカンダルへ行く決意をしたヤマト一行、彼女達はサレザー恒星系への最後のワープを行った。地球では多くの人が待っている。その事を胸に、目的地へと向かうのだった……

※今後地球sideがよく出てきます。因みに今回も出ます。


激突!ヤマト艦隊対ガミラス

空間が歪み、歪みが生じた地点からヤマト達が出てくる。

 

「ワープ完了、各艦の損害確認できず」

 

『サレザー恒星系第5惑星のエピドラだ』

 

「遂に来たのね、ここまで」

「イセ…、えぇ、そうですね」

 

「っ!艦首(かんしゅ)方向に高エネルギー反応!!真っ直ぐこちらに向かって来ます!!!

 

「全艦散会!!急いで!!!」

 

ヤマト達が散会した直後、赤紫色をしたんだよ閃光が横切る。

 

「こ、これは……」

「波動、砲」

「敵も波動エネルギーを使用しているからこそ、作り上げたのです。皆さん、損害は」

「対空砲が少し溶けた位かな」

「私達も同じだな」

「私は第三砲塔が少し焼けた位ね」

 

〔ムツさん………〕

 

『発射点特定カンリョウ。ガミラス、イスカンダル中間点L1カラデス』

 

「ヤマト、このままここに居ても」

「イセ、私が何も考えてないと思います?全艦、第5船速!敵が例え波動砲を所持していても、亜光速の物体の狙撃は出来ない筈です。目標変更!目標、ガミラス!!」

 

「「「了解!!」」」

 

「Yamato, approccio rapido!〔ヤマト、急速接近!!〕」

「Le guardie se ne andranno. Per favore lasciala, Gamirasu Princess〔親衛隊が出ます。お任せ下さい、ガミラス棲姫様〕」

「L'ho lasciato. Ti mostrerò il potere delle guardie.〔任せた。親衛隊の力、見せて貰うよ。〕」

「Gare Gamirasu〔ガーレ・ガミラス〕」

 

「前方に敵空母群を確認!」

「艦首スラスター全力噴射!!航空隊、急速展開!!イセ!オオヨド!」

「「了解!」」

 

ヤマト、イセ、オオヨドからコスモファルコンが展開され、ヤマト第三格納庫からメルダ機が出た。

 

「これよりガミラスへ降下します。面舵20!急速転舵!波動防壁展開!」

 

「何でしょう、この海は」

「ハルナ?」

「いえ、少し疑問に思ったので…」

「そうね。私も気になるわ」

「ヤマトさんもですか……」

「えぇ、でも、ここは敵の本土よ、気を引き締めて行きましょう」

「はい!」

「大気圏内航行速力にて、敵総統府…いえ、ガミラス棲姫を叩きます!」

「敵艦、両翼より接近!!」

「主砲、ってーー!!」

「ヤマト!」

「何?イセ」

「ガミラス棲姫への突撃は私がやるから!!貴女は、今貴女の成すべき事をして!」

「私の……成すべき事………、はい!後は任せます!!」

「行ってこい!ヤマト!」

 

「急速転舵!皆さん、振り落とされないでください!古代君!ゼロでの発進許可を出します!行きますよ!」

『了解!!』

 

「Nave figlia diversa da Yamato assalta l'ufficio del governatore!〔ヤマト以外の艦娘が、総統府へ突撃します!どうされますか、総統〕

 

(Yamato probabilmente è venuto in soccorso dei suoi compagni. Deusula, separa il 633 Cork, consegnalo all'ufficio presidenziale. Yamato attacca la flotta e affonda. Valeras, con il suo prezioso sacrificio, rimuove i suoi vecchi abiti e questo secondo Valeras sarà un nuovo ponte tra Iskandar e Gamiras.[ヤマトは恐らく仲間を救いに来たのだろう。デウスーラ、633コークを分離し、総統府府に落とせ。ヤマトは艦隊攻撃を行い撃沈する。バレラスは、その尊い犠牲をもって、古き衣を脱ぎ捨て、この、第二バレラスがイスカンダルとガミラスの架け橋となるのだ])

 

「Capisco Presidente Sua Eccellenza.633 Trasmissione codice isolato sughero! Imposta il punto di discesa per il governo presidenziale, Gamirasu Tsubaki!〔了解しました。総統閣下。633コーク分離コード発信!降下地点を総統府、ガミラス棲姫へ設定!!〕」

 

「Impostazione del punto di discesa completata. 633 Sughero, separazione, iniziare a scendere!

〔降下地点設定完了。633コーク分離、降下開始します〕」

 

「なに、あれ……」

「おいイセ!此方に落ちてくるぞ!」

「アナライザー!落着予想位置は!!」

『総統府、ガミラス棲姫。ツマリ、此処デス』

「もう無理だ……」

「いや、嫌だよぅ、こんなところで、死にたくないよぅ」

「オオヨド……」

「アカシ……有り難うね」

 

まだよ!まだ手は残ってる!!

 

「イセ?」

「ヤハギ!引き続き目標の観測を!」

「わ、解った」

 

「ハルナ、ムツは妨害する敵艦の迎撃を!」

「え、えぇ」

 

「アカシ、チャージャーを私に繋げて!」

「わ、解りました」

「任せなさい」

 

「ハマカゼ、フブキ、アマツカゼ!ガミラス翻訳機を使用して周辺住民への避難指示を!!」

「「「了解!」」」

 

「オオヨドはヤハギと共に観測手を!」

「了解、でも、何を………!!まさか」

 

「えぇ、波動砲で迎撃するわよ」

 

「波動砲チャージャー、接続完了!」

「周辺住民への避難指示、及び避難誘導完了」

 

「目標進路変わらず」

「波動砲直撃圏内まで、後50秒!」

 

「周辺の敵艦総統完了」

 

「間もなく、直撃圏内!」

 

「イセ…」

「ヤハギ……」

「チャンスは一回のみよ、失敗したら……解ってるわよね」

「任せなさい。私は大砲屋よ?それに、命中率100%の信頼性は伊達じゃないわよ。ターゲットスコープ、オープン!波動砲への回路開け!ロケットアンカー射出!艦体固定!強制注入機作動!最終セーフティ解除!電映クロスゲージ、明度25、エネルギー充填、120%!総員、対ショック対閃光防御!発射5秒前、4,3,2,1発射ーーー!!!!

 

イセの艦首から発射された波動砲は、第二バレラス633コークを直撃し、全壊させ、ガミラス棲姫や、バレラスに住むガミラス人を守った。この後、ヤマト艦隊は、ガミラスの救世主として、国内全域へと知れ渡る事と成るのだが、それはまだ、少し先の未来の話である。

 

「Lo hanno fatto ...?〔彼女達が、やってくれた…のか…?〕」

 

(Quindi, è giusto .... Gamirasu Princess ..........[そ、そのようです……、ガミラス棲姫様……])

 

「全艦、反転用意、これより我々は、ヤマトとの合流地点に向かいます!」

「「「了解!!」」」

 

「やったわね…、イセ……」

「えぇ、そうね」

 

「「……」」

 

「ヤハギ……」

「何?」

「貴女…、喋り方変わった?」

「そう?」

「えぇ、前は何だか………男みたいな喋り方だったわよ?」

「それを言えば、イセもそんな感じだったろぅ」

「そうね……」

「まぁ、私の場合は、少しグレてたのかも」

「グレてた?」

「私は………いえ、イスカンダルで話すわ」

「分かったわ」

 

ヤマト

〔イセ、有り難うございます〕

 

その直後、第二バレラスは突如爆発し、消し飛んだ

 

「嘘………何で…………ソウリュウ…………」

〔結局……、始めの約束、一回も守れてないじゃない……それに、それにようやく…〕

「ようやく自分のするべき事が判ったのに」

 

(雪……俺は、結局…………、?あれは……まさか………!!)

 

「!、まさか!!!!」

 

(雪!!)

「ソウリュウ!!」

 

ヤマトと古代は、お互いの探していた人を見つけ近寄っていく

 

「ヤマ…ト?」

(古代…君?)

「えぇ」

(そうだよ)

「(夢じゃ、無い、よね?)」

「えぇ、夢じゃ無いです」

(あぁ、夢じゃ無い)

 

そういいながら抱き合う四人、そして、その後ろには、青く広がるイスカンダルが有った……

 

「合流完了」

「お帰りなさい、ソウリュウ」

「有り難う、イセ」

 

「ソウリュウさん、これ…」

「私の飛行甲板……有り難う、オオヨドさん」

「いえ……」

 

その直後、次元震をソウリュウが感知する

 

「次元震感知…、ワープアウト反応!!」

「こんな時に!」

「また性懲りもなく!!」

「待って!これは……、友軍識別信号……ワープアウト位置は……艦隊後方!」

「友軍?どう言うこと?ソウリュウ」

「判らない、けど、識別信号は国連宇宙軍だよ?」

 

「キ、キサラギちゃん!?ま、まさか、キサラギちゃんの幽霊!?」

「そ、そそそんな訳無いでしょ!な、何言うのよフブキ!」

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

地球side

「ムサシ」

「何だ?」

「ヤマトってどんな人?」

「知らん」

「でも姉妹艦でしょ?」

「会う前に行ったんだ、知るわけ無いだろう」

これは噂何だけどさ、ヤマトが昔の深海棲艦との戦いの時の艦何だって

「そんな訳無いだろぅ、100年も人は生きられない」

「だよね………」

 

〔ヤマト…か、どんな奴だろうな〕




次回、宇宙艦これヤマト2199第七章第三話

「到達!イスカンダル」

人類滅亡まで、後、241日

※次回は、サイレント・レイさんから許可を得て、再びサイレント・レイさん側の艦娘が登場します。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ソウリュウ「あれ?ヤマトは?」

シオイが沈んだから、喪に服すそうだよ

ソウリュウ「へーー、というか、またやらせて貰ったんだ」

うん、凄く有り難いよね。あ、そうそう、今度はサイレント・レイさんの方でもコラボしてくれるって

ソウリュウ「え!?そんな事有っていいの!?」

い、いや、此方としては物凄く嬉しいよ?

ソウリュウ「そうじゃなくて、あっちよりも読者少ないのに」

………言わないで、俺の文才が無いだけだから

ソウリュウ「な、何かゴメン。それより、次回は遂にイスカンダルにつくわけだけど、妖精さんはどうするの?」

………それ、今聞く?

ソウリュウ「気になるじゃん」

内緒

ソウリュウ「ケチ」

……それではまた会いましょう

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