宇宙艦これヤマト2199 人類最後の希望の艦隊の物語 作:コスモゼロ
※ここからは完全オリジナル展開です。予想では番外編は全20話程の予定です。(多すぎるとか言わないで泣)
喜びと悲しみ…
「こちら、宇宙戦艦ヤマト。極東司令部応答願います。こちら、宇宙戦艦ヤマト。応答願います。」
『こちら極東司令部ヤマト作戦本部。レーザー通信確認。ヤマトさんお疲れ様でした。お帰りなさい。』
「有り難うございます。これより、一時的に寄港し波動砲口のカバーを解除する作業に入ります。ハッチの解放願います。」
『了解しました。関東38番ハッチを解放します。500km地点より誘導ビーコンの圏内です。』
「了解しました。宇宙戦艦ヤマト以下全艦、関東38番ハッチより入港します。」
時に、西暦2199年12月8日。遥か16万8千光年彼方の惑星"イスカンダル"よりコスモリバースシステムを持ち帰ったヤマト達艦娘は、防衛軍全職員からの歓迎の元迎えられた。
「ヤマト。良くぞ、良くぞ無事に帰ってくれた。」
「藤堂長官……。皆さん出迎え有り難うございます。でも、まだ仕事が残って居ます。艦首のカバーを外したら直ぐに作業に取り掛かります。待っていて下さい。」
「そうだったな。一番の大仕事が残っていた。……ヤマト、頼む。」
「任せて下さい!アカシさん。早速お願いします。」
「わっかりましたぁ!ちゃちゃっとやってしまいますね!」
~5分後~
「お待たせしました。解除完了です!」
「有り難うございます、アカシさん。」
「ヤマト…。地球を救ってくれ……。」
「はい!宇宙戦艦ヤマト、発進します!」
38番ハッチから外へでたヤマトは、制止衛星軌道上にてコスモリバースシステムの発射態勢へと移行する。
「これより、コスモリバースシステムを発射します。重力アンカーセット!」
〔セット完了。〕
「コスモリバースシステムにエネルギー充填!」
〔エネルギー充填開始します。〕
「エネルギー充填80%,86%,90%,100%。ターゲットスコープオープン。電映クロスゲージ明度20。発射角修正。左-1.4。」
〔発射角修正完了。〕
〔エネルギー120%充填完了。〕
「総員、対ショック対閃光防御!」
「発射10秒前!9,8,7,6,5,4,3,2,1、発射!」
ヤマトの波動砲口からは、鮮やかな蒼色の光が放たれ、地球へ向かって行く。
そして、放たれた光は地表と接触し、荒れ果てた大地に緑を戻し、干上がった海を青く美しい姿へと戻して行った。
「………こちらヤマト。司令部応答願います。」
『こちら司令部。ヤマトから放たれたエネルギー波を確認。外はどうなっているか』
「映像を送ります……。とても、とても綺麗です……!」
~地球~
「ヤマトよりの映像受信!」
「おぉ、これは……」
「………」
「どうした芹澤君。」
「これで……、これで人類は救われると思うと……、涙が……」
「そうだな。あぁ、そうだ……。」
地球でヤマトを見守っていた職員は、地球の姿を見て涙していた。中には、これで外に出られると喜び柄にもなくはしゃいで居る者達もいた。
『宇宙戦艦ヤマトより、極東本部へ。これより、再度帰還します。入港ドックの指定を願います。』
「こちら極東本部。再度38番ドックへの入港を指示します。」
『了解。これより帰還します!』
~帰還後~
ヤマトは、地下ドックの中に居た
『係留作業員はヤマトの艤装係留作業に移行。ヤマト乗員は下艦、内部での各作業は港湾部作業員に引き継げ。繰り返す…』
〔やっと、やっと終わったんですね……。長い1年でした…〕
「!そうだ!沖田艦長は!艦長にも色々と話したい事が!」
そう話したヤマトの前に、ヤマト医療班班長佐渡酒蔵が立つ
「ヤマト…、わしから話しがある……」
「?なんですか?佐渡先生」
「ついてきてくれんか」
「解りました」
ヤマトが連れられた先は、霊安室だった
「佐渡先生、ここって霊安室ですよね…。こんな所に何が…」
「お前さんには、辛い思いをさせてしまう……。」
「はぁ…」
「よく聞くんじゃ、ヤマト…。艦長は、沖田艦長はな…」
「亡くなった」
「………え?」
佐渡先生からの言葉は、あまりにも急でヤマトの理解が追い付かなかった
「亡くなったって…え?ど、どういう事ですか?艦長が……え?どうして、そんな…」
「遊星爆弾症候群、その再発じゃ…」
「そんな…、何時、何時亡くなったんですか!」
「地球に着く直前じゃ」
「……………やっぱり、コスモリバースが回復した時に…。あの、佐渡先生…」
「なんじゃ」
「雪ちゃんが生き返ったの見ましたか?」
「ん?あぁ、死んだ筈が艦橋で古代と抱き合っとったな」
「実は、雪ちゃんが生きを吹き替えしたとき、コスモリバースシステムが発動したんです」
「そんな事があったのか…」
「コスモリバースシステムの中核は、”エレメント”とイスカンダルでは読んでいました」
「何じゃその”エレメント”というのは」
「要するに、その星の記憶です。地球で言えば、青く美しかった頃を知っている人の、地球の記憶を使っているんです」
「なんと…、そんなことが…」
「初めは、古代君のお兄さんである、古代守さんがそのコアでした。ただ、一度発動した事で、彼の記憶は失われ、もう再起動できない状態にあったんです」
「まさか」
「はい。まだ憶測ですが、コスモリバースが回復したのは、沖田艦長が亡くなったからだと」
「そんな事が………」
「実は私、薄々気付いてたんです。ただ……、やっぱり、嘘が良かった………、艦長には、生きていてほしかった」
そう言ったヤマトの目からは涙が流れていた。
喜びあれば、その裏に悲しみもある。地球司令部の人々や、地下都市に住む人々、そして艦娘達が喜び合う中で、ヤマトは1人悲しみに暮れていた。
次回、宇宙艦これヤマト2199番外編第2話「国葬、そして復興」
早ずぎる復興には、何か裏がある