宇宙艦これヤマト2199 人類最後の希望の艦隊の物語 作:コスモゼロ
ヤマトが軍務を離れて8ヶ月、歴史学習を終え、遂に軍務に復帰する日が訪れた。
西暦2200年10月20日、その日ヤマトは地球防衛軍(旧国連宇宙軍)の制服に身を包み、手には花束を持ち、英雄の丘に足を運んでいた
「沖田さん。ついにこの日が来ました…。永きに渡った戦争が、今日、ようやく終わるんです……、ガミラスの、ガミラス共和国の使節が、終戦協定と安保条約の調印に訪れるんです。
貴方にも、その景色を見てほしかった……」
英雄の丘の沖田像に語りかけたヤマトは、手に持っていた花束を添え、帽子を取り最敬礼する。
最敬礼を終え、帽子を被り直したヤマトに、後ろから声が掛かる。
「ヤマト」
「ソウリュウ…、迎えに来てくれたの?」
そこに居たのは、ヤマトの最愛の艦娘。
共に旅をした、空母ソウリュウであった。
「うん。早くしないと遅れちゃうからね。あと2時間もすれば使節も着くみたいだし」
「あのガミラスが、侵略ではなく和平のために、この地球に足を踏み入れるだなんてね…」
「…正直、まだ信じられないよ…。あんなに長く戦争して、殺しあって、永遠に終わらないんじゃないかって思ってたこの戦いが終わるなんて……」
「ソウリュウ……」
(私は1年しか戦っていないけれど、確かに彼らからしたら、ずっと続くんじゃないかと思っていた戦いだものね……)
そんなことを考えながらヤマトはソウリュウとともに車に乗り込み式典会場へと向かった…
会場
ヤマトとソウリュウが到着すると、そこには既にかつての仲間たちが集結していた
最初にヤマトに気が付いたのは、駆逐艦のフブキだった
「あっ!ヤマトさんが到着しましたよ!」
「お久しぶりですね、フブキさん」
「はい!ご無沙汰してます!」
「遅かったね、ヤマト」
「イセ。遅れてすみません」
そう言ってヤマトが頭を下げるが
「そんな事しなくて良いよ。”あそこ”に行ってたんでしょ?」
「はい、今日の報告を、艦長に」
「みんな分かってたよ。さ、行こう?」
「えぇ」
イセに導かれ会場へ向かい、待つこと30分。ガミラス臨時政府の要人とゼルグート級ガミラス艦娘が護衛のクリピテラ級艦娘と共にやってきた。
式典は厳かかつ厳粛に行われ、終戦合意文書の調印が成され正式に終戦が宣言された……
〜半年後〜
2201年4月
ガミラス戦争終結から半年、ヤマト帰還から1年と少し。時間はそんなに経っていない筈なのに、地球の復興は急速に進んでいた。
”異次元のレベル”で
そんな復興が進む中、旧ヤマト艦隊メンバーの現場復帰も始まっていた……
「ヤマト〜」
「なぁに?ソウリュウ」
「お仕事行きたくないぃ……」
「ダメよ?昔から言うでしょ?『働かざる者食うべからず』って」
「ブー!ヤマトは平気なの!?可愛い可愛い彼女が1ヶ月もいなくなっちゃうんだよ?」
「平気な訳ないでしょ?でも、仕事は仕事。一月も離れるのは寂しいけど、一月我慢すれば会えるんだから、心配してないわ。」
「ヤマト……」
「ソウリュウ、きっとこれからもっと忙しくなるわ。この星を、私たちの故郷を復興するために」
地球を救った事実を噛み締めるかのようにヤマトは言う
「そうだよね…。皆が頑張ってるのに、私だけ我儘言ってちゃいけないよね」
気持ちを切り替えたソウリュウは、出立の準備をする
準備を終えたソウリュウは玄関に足を向け、自身の靴を履き玄関のノブに手をかけた
「待って!!」
そう言ってヤマトはソウリュウを呼び止めた
「なぁに?ヤマ…!」
ソウリュウが言い切る前に、ヤマトはソウリュウにキスをした。
深く互いの愛を確かめるように、丁寧に、長く……
そうして幸せなひとときが終わり、互いの口を離す。
「ごめんね、ソウリュウ。ああは言ったけれど、あなたと離れるのはやっぱり辛くて…」
「ううん、ヤマトがおんなじ気持ちだってわかって嬉しかった!これで一月頑張れそうだよ!」
むん!とマッスルポーズを決めるソウリュウにヤマトも頬がほころぶ
「行ってらっしゃい」
「行ってきます」
玄関を開け歩みを進めていくソウリュウを、ヤマトは名残惜しそうに見守る。
やがて扉が閉まり、残ったのはヤマト一人。
するとそこに電話がかかってくる。
(どうやら感傷には浸らせてもらえないようですね…)
受話器を取り通話相手に話しかける
「もしもし…」
「…久しぶりだね」
「っ!あなたは!」
電話口に出てきたのは意外な人物であった…
次回、「波動砲艦隊」
ヤマトは、選択を迫られる…
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大変長らくお待たせいたしました。年内に3~5本更新と宣った作者でございます。
今年こそ、今年こそは年内に複数本更新したい!!!
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