僕のヒーローアカデミアに南条光をぶち込みました。
短いですけど、どうぞ!
事の始まりは中国軽慶市。
発光する赤児が生まれたというニュースだった。
以降各地で「超常」は発見され、原因も判然としないまま時は流れる。
いつしか「超常」は「日常」に、「
世界総人口の約8割がなんらかの特異体質である超人社会となった現在。
混乱渦巻く世の中で、かつて誰もが空想し憧れた一つの職業が脚光を浴びていた!
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誰かを助けるために自らの安全を投げ出す人たち。
「ヒーロー」。
職業として確立されたヒーローという仕事には誰もが憧れ夢を見る、過酷な競争社会だという事を踏まえた上でも。
どういった部分に魅力を感じるかは人それぞれだけど。
無辜の人々を傷付ける悪を制圧する強さに。
また、行動の結果生まれる名声と収益に。
そして、どんな状況でも笑顔で人々を救い出す輝きに。
アタシも少し前まで皆と同じように、そんなヒーロー達に憧れていつかは自分もと夢をみるありふれた人間だった。
けど、一つのきっかけがアタシに“芯”を創った。
事件に巻き込まれたとかそんな大層なモノでもない、とある日にヒーロー歴史資料館で出逢った遥か昔の映像作品による影響だ。
現実にヒーローが台頭するようになってからすっかり廃れてしまったのだという大昔のヒーロードラマ。
どうやらいくつものシリーズがあるらしかったその映像作品を、アタシはお小遣いをはたいて再生用のデータを購入して何週間何ヶ月もかけて食い入るように観続けた。
要はどハマりした。
その結果アタシは現実に存在する「ヒーロー」ではなく、映像作品の中で戦った「ヒーロー」に憧れるようになってしまい、周囲からちょっと変わった子だなんて認識されるようになって久しい。
でもいいんだ。
色んな作品に触れて、結局一番最初に見たヒーローの信念がアタシの“芯”となった事をアタシ自身が誇りに思ってるから!
「誰かの力になれたら、心の底から嬉しくなって顔がくしゃっとなるんだ」ってアタシのヒーローは言ってたけど、困っている人を助けた時に初めてアタシはその言葉を実感できた。
その時の感情は今でも思い出せる。
その時に抱いた嬉しさをきっかけに、アタシはどんどん人助けをしていった。
あ、もちろん自分ができる範囲でだぞ!
個性の使用は原則禁止されてるからな!
ヒーローになる前にお咎めされちゃ本末転倒ってもんだしな。
まぁ、いざって状況なら普通に使うと思うけど。
なぜ?って言われても、目の前で困ってる人がいたとして、その人を自分の個性なら助け出せるかもしれないって状況な時に資格が無い云々で足踏みしてるようじゃヒーローにはなれないと思うからな!
その姿勢はきっと世間じゃ正しくないんだろうけど、アタシのヒーローは絶対そうする!
ヴィランと対抗する為にルールを破るのならヴィランと同じだって意見は多いし、きっとそうなんだろうなって理解も自分の中ではある。
けど仕方がないんだ、だって考えるより先に身体が動いちゃうんだから。
さっき言ったこととは矛盾しちゃうけど、実は1回だけ個性を使ってヴィランと戦ったことはあるんだ。
チンピラ同然のヴィランだったけど、個性を好き勝手に使って刃物を振り回す姿を前に一時は足がすくんだ。
でも、震えてアタシに縋る襲われていた人の目を見たら足は動いていたんだ。
その時に助けた人に向けられた歓喜と感謝の嵐には少し困っちゃったけど、その人とは今でも交流があるし、アタシは間違った事をしたとは思ってない。
その時は状況が状況だけに、通報して駆けつけてくれたヒーローには注意されるだけで済んだんだけどね。
そしてアドバイスもくれたんだ。
「君のような子にこそ、雄英高校は向いてるかもね」って。
だからアタシは今ここに立ってる。
今日は雄英高校ヒーロー科の受験日!
日本において最高峰のヒーロー科は倍率300倍の超超超難関校!
筆記の方はついさっき終わったんだ、多分大丈夫だと思う。自慢じゃないけど頭はそれなりに良いと思うし今回はヤマが当たったからね!
実技も絶対受かってみせる!
とまぁ随分と色々話しちゃったけど、要はアタシが言いたいのは1つだけ。
アタシは、憧れのあの人のような最高のヒーローになる!!
あ、申し遅れました!
アタシの名前は
身体から自在に光を放てるんだ、奇しくも一番最初に発見された個性と同じモノなんだってさ!
『ラブ&ピース』を胸に、今日もヒーロー目指して精進する15歳!
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これは、アタシが最高のヒーローになるまでの物語。どうか最後まで見てってくれよな!
※つづく(続かない)
皆さんお気付きだと思いますが、この世界の南条がハマった作品は特撮全般じゃなくて「平成ライダー」です。
そして1番に観た作品が「仮面ライダービルド」。
9/17 誤字修正