シンフォギアの世界にネコアルクを投入したら面白おかしくなるんじゃね? 作:クロトダン
鯉のぼりってこどもの出世とかを願う意味があったなーと思い出し――
出世といえば鯉の滝登り――
滝登りと言ったら、龍になる伝説を思い出して――
そして、滝を泳ぎで登りきって顔以外が龍になったネコアルクの姿が頭に浮かんで――
気付いたらこうなっていました。
頭大丈夫か俺は?
こどもの日特別編:ネコアルクの魔法の瓶
――ネコアルク視点――
5月5日、こどもの日、それはこどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに母親に感謝する特別な日であるにゃ。
そして、こどもの日と言ったら鯉登り。
鯉登りと言ったら滝登り、滝登りと言ったら龍になる。
「てなわけで、5月5日になる前にチョックラ中国にある竜門の滝に行って、龍になって来るにゃ」
「「どうしてそうなるの!?」」
リュックザックを背負って、響ちゃんと未来ちゃんにそう伝えた後、驚いている二人を置いてアチシはキャッツフライジェットで中国にある竜門の滝に向けて飛んで行ったにゃ。
――ネコアルク視点、終了――
――こどもの日、当日――
――響視点――
「という訳なんです」
「「どういう状況だ(よ)!?」」
ネコアルクが飛んで行った次の日、S.O.N.G.の司令室で昨日のネコアルクの行動をみんなに話したら、予想通りにクリスちゃんとマリアさんのツッコミがきた。
まあ、普通はそう思うよね……。
「しかし、ネコアルクも思い切った行動をするものだ。生身で滝を登って龍になるとは……どんな姿になるのか少し気になるが……」
「先輩もマジになって考えるなよ!どう考えてもむりだろ種族的に!普通は鯉だろ!!」
「いや、貴女も落ち着きなさい」
翼さんのずれた発言にクリスちゃんが混乱しながらツッコミを入れて、その後にマリアさんがクリスちゃんにツッコミを入れた。
「そもそも、竜門の滝ってなんデスか?」
「竜門の滝とは、【黄河上流にある竜門の滝と呼ばれる急流を登りきれた鯉は、化して竜になるという】中国の伝説に出る滝の事です。
ですが、実際に鯉が龍になったという目撃例が過去に何度かあったようで、可能性はあると思います」
切歌ちゃんが首を傾げて質問をするとエルフナインちゃんがそれに答えながらパネルを弄って、モニターに昔の文字が書かれた資料を写す。
モニターには滝を登っている鯉が龍になる工程が描かれていた。
「…でも、ネコアルクが本当に龍になれるのかな?」
「あはは……でも、龍になったネコアルクさんの姿も少し見てみたい気が……」
「やめて頂戴、もしなったとしたら余計手がつけられないわ」
調ちゃんセレネちゃんの言葉にマリアさんが頭を抱えて否定する。
まあ、確かにもしネコアルクが龍になったら今よりもっと大変になるね。
「でも、こどもの日かぁ……ねぇ、覚えてる響?そういえばあの頃もこんな感じだったよね?」
「あ、そういえばそうだね。懐かしいなぁ」
「あの頃?何かあったのか?」
奏さんが首を傾げて質問すると私はみんなに子どもの頃、ネコアルクがしでかした出来事を話しだした。
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――10年前、こどもの日――
――立花家――
「こいのぼりに乗ってみたいなー」
まだ私と未来が小学生だった頃、私が言った言葉が切っ掛けだった。
「なに言ってるの響?鯉のぼりに乗ることなんて出来ないよ?」
「わかってるよ未来。でもさ、あんな風に空を自由に飛んでみたいなって思わない?」
「まあ、確かにそう思うけど……」
未来は一度無理だと否定したけど、私がそう言うと苦笑してたけどわかってくれた。
「にゃにゃ?響ちゃん、鯉のぼりに乗って空を飛びたいのかにゃ?」
私達が話していると柏餅を食べていたネコアルクが近寄ってきた。
「フーム……あ、ちょっと待っててね」
私がそうだよ、と言うとネコアルクは少し考えた後、何か思い付いたのか少し待ってと言って部屋を出て、それを見た私達はなんだろうと首を傾げた。
しばらく待っていたら、子どもの私達が乗れそうなくらいでっかい鯉のぼりを両手に持ったネコアルクが部屋に入ってきた。
「ネコアルク、こいのぼりを持って何をするの?」
「ニャッフッフッフッ、それはね……」
私がネコアルクに何をするのか質問すると、ネコアルクは持っていた鯉のぼりを床に置くと、空中に現れた黒い穴に手を入れて瓶に入った赤い液体を取り出して、それを私達に見せた。
「何その液体?」
「これ?これはねー、響ちゃんの願いを叶える魔法の液体にゃ」
「「魔法の液体?」」
ネコアルクが言った言葉に私と未来は揃って首を傾げると「まあ、見ればわかるにゃ」と言って、ネコアルクは私達を連れて庭に出た。
「ワアァーーーッ!スゴいスゴーーーいっ!!」
「本当に空を飛んでる……!」
空高く飛ぶ鯉のぼりの上に乗った私はその光景を観て、喜んで声を挙げ、未来は呆然と呟いた。
庭に出たネコアルクは庭に拡げたでっかい鯉のぼりに赤い液体を振りかけると、鯉のぼりが一度光った後、身体を膨らませて空中に浮かんで、本物の鯉みたいに口をパクパク動かし、それを見た私達は凄く驚いた。
「ニャッハッハッハッ!どうかにゃ二人共?鯉のぼりに乗った感想は?」
「スゴいとしか言えないよ!ありがとうネコアルク!」
「本当に鯉のぼりに乗れて驚いているけど、私も嬉しいよネコアルク」
私達は笑顔で後ろに立っているネコアルクに礼を言うとネコアルクも笑顔を浮かべた。
「でも、どうして鯉のぼりが空を飛べるの?さっきの液体のおかげなの?」
「そうにゃよー、その秘密はこれにゃ!」
未来はネコアルクに質問を投げるとネコアルクは笑顔でそれに答え、右手に持ったもう一つの赤い液体が入った瓶を取り出して見せた。
「これはねー、ある石が含まれた液体でね?これを鯉のぼりにかけて、擬似的な生物にしたんだにゃ」
「擬似的?生物????」
「あー、要するに簡単に言うとね、これのおかげで鯉のぼりを一時的に本物の鯉にしたんだにゃ」
「なるほど!」
私が理解出来ず、首を傾げているとネコアルクは分かりやすく説明をしてくれるとようやく理解できた私はなるほどと手を叩いた。
「でも、こんな大きい鯉のぼりなんてどこから持ってきたの?」
「それは企業秘密。まあ、こどもの日が終わったら
「今言った言葉に違和感を感じたんだけど!?」
未来がネコアルクの言った言葉にツッコミを入れているのを尻目に私はこの空の光景を目に焼き付けるように見続けた。
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「という訳なんだ」
「へー、あいつも中々良いことするじゃないか」
「鯉のぼりに乗るなんて羨ましいデス!」
「…そうだね切ちゃん。私達も大きな鯉のぼりに乗ってみたいね?」
「調もそう思うデスよね!私達も乗ってみたいデース!」
私の話を聞いた奏さんがここにはいないネコアルクを褒めて、切歌ちゃんと調ちゃんが羨ましいと口にする。
いやー、本当に懐かしいなぁ。あの後、遅くまで空を飛んでいたから、私のお母さんとお父さんと未来のお母さんとお父さんに怒られたんだよねー。
因みに、ネコアルクは遅くまで連れ回した罰としてその日のご飯は抜きになった。
「ん?……ああ!10年前のあれはネコ君の仕業だったのか!」
「何か心当たりがあるのですか叔父様?」
心当たりがあったのか師匠が突然大声を挙げた。
「10年前、とある町に昔に作られた巨大鯉のぼりが何者かに盗まれたという事件があってな。当時は厳重な警備体制の中、数分で鯉のぼりが盗まれたんだ。
まさかネコ君とは思いもしなかったが……」
ええっ!?あの時の鯉のぼりって盗んだ物だったの!?なにしてるのネコアルク!!
――ビィーッ!ビィーッ!――
「司令!中国大陸から高速で移動する飛行物体がこちらに向かってきます!」
「なんだと!すぐにモニターに出せ!」
私が驚いていると突然アラームが鳴り響くと友里さんがモニターに接近してくる物体が映った。
その正体は――
「たっだいま~、ようやく龍になれたにゃ~」
顔以外が龍になったネコアルクの姿がモニターに写し出されていた。
それを見た私はプツンと切れた音が私の中からしたと感じた後、師匠に声をかけた。
「…………師匠」
「な、なんだ響君?」
「ネコアルクを
私は驚いて言葉を失っていた師匠に声をかけると、単身での出撃を要請した。
「し、しかし一人で行かせるのは……「お願いします」…わ、わかった……許可しよう」
私は師匠にお礼を言った後、他のみんなに手を出さないように笑顔で言ってからネコアルクを
全く、今からそっちにいくからソコデオトナシクシテネネコアルク?。
――響視点、終了――
5月5日過ぎたけどこれだけは投稿したかったので満足。
いかがでしたか?
遅れてすみません。
今やってるFGOのイベントにようやくやる気が出てきて、執筆する暇が作れませんでした。
グハァッ!!(°o°C=(ФωФ*イイワケスルニャー!!
今回は少し雑な話になりましたが時間がある時に少しずつ修正を加えていきます。
本当になんであんなカオスな事を考えたんだ俺は?
自分でも意味がわからない。
因みに、ネコアルクが言っていた液体の成分に気付きました?まあ、少し考えたら凄く有名な石ですよね?
いろんな映画やアニメにも出てきてたし……。
FGOのイベントが終わったら、少しずつ作品を投稿しますのでもう少しお待ちください。
グレイちゃんマジでかわいいよ……。