シンフォギアの世界にネコアルクを投入したら面白おかしくなるんじゃね? 作:クロトダン
翳り裂く閃光編、ついに完結です。
散々悩んだ結果このような終わり方になりましたが、自分としては中々いい出来になりました。
それでは本編をどうぞ。
――ネコアルク視点――
ドーモ、みにゃさん約一年ぶりのネコアルクデース。
あれから平行世界の響ちゃんがカルマノイズにと一体化してしまったり、米国から研究のため日本にある記憶の遺跡に保管してたこの世界に存在する《ゴライアス》とか言うゴモラモドキが、装者たちとカルマノイズの戦いで発生したフォニックゲインで目覚めちゃったんにゃよねー。しかもあの
イヤー、やんニャッちゃうねーニャッハッハッハッ!(ФωФ)ワロス
まぁ。それから色々あって、響ちゃんが姿を眩ましたり、この世界の翼さんが絶唱を唄って戦線離脱して、アチシらの世界に戻ってゴモラモドキの弱点を調べたりと行動したにゃ。
そんでもって、まずアチシらはゴモラモドキを活動停止にさせようと行動したんにゃけど、真っ黒ににゃった響ちゃんが現れてさあ大変!
そのあとちょっと現場から離れた響ちゃんを未来ちゃんが一人追い掛けて行くのを見送ったアチシは残ったメンバーでゴモラモドキを止めようと戦闘を始めたたんにゃけど……。
「にゃーんか原作より強くなってない?あのゴモラモドキ?」
アチシの視線の先には
「フム……多分だが、この世界に我輩達が存在したことにより、《世界》が奴を強化したんだろう。本来、存在しない筈の異物を除去しようと《世界》が
「ほーう、という事は例えばアチシらが好き勝手ヤラカシテいたら……下手したら《抑止力》案件微レ存?」
「かもしれないな……(フゥー……)」
「デジマぁ……あーこれはクリスちゃん達に迷惑かけたかにゃー。まあ、これに関しては置いといて、それじゃやりますかぁー」
ため息を吐いた後、アチシは久しぶりに全身に魔力を纏うように身を包む。包んだ魔力が霧散するように消えるとそこには
「んー……っ!久しぶりになったけどやっぱり慣れないわねー
両腕を上に上げて筋肉をほぐした後、視線を隣に立つ
というかその姿でネコミミとシッポを生やしたら普通に警察沙汰待ったなしね。
「ふん…くだらんな。そのような事、我にとっては些細な事だ……」
「イヤイヤイヤイヤ……。さすがに
想像してみなさい。ネロ・カオスの姿でそんなの生やしてたらヤバイでしょ普通。
「くだらん。それに我からして見たら、そちらの方が無理がある。その姿の実年齢からしたらそちらの方が無理がある」
「あー、そうだよねー!見た目ピチピチでも、ネコミミとシッポを生やした
よーしその喧嘩買ったぁ!誰がババアよ!誰が!転生してからまだ■■■■年のピチピチよ!はい、そこの画面の向こう側から見てるあなた!今コッソリババアじゃんって言ったの聞こえたからね!
「上等よ。オリジナルの代わりにここで決着をつけましょうか?」
「笑止。やってみるがいい年齢詐称の姫よ」
互いの間に火花を散らし一触即発の中、睨み合っていると聞き覚えのある声が私達の頭上から聞こえて、何だと思い頭上を見てみると―――。
「キャァァァァァァァッ!」
ゴモラモドキの攻撃に吹き飛ばされたセレナちゃんのの姿が視界に入り、それを見た私は地面を蹴って上に跳ぶと、頭上から落下してくるセレナちゃんを上空で受け止めて、軽々と地面に着地して彼女に声をかける。
「よっと。大丈夫?セレナちゃん」
「あ、ありがとうございます。ネコアルクさ……ドナタデスカッ!?」
セレナちゃんが閉じてた眼を開きながら、私の顔を見ると驚いてカタコトになった。え?そんなに驚く事かな?
…………あ。
「そういえば、この姿を見せるのは初めてだっけ?アハハハッ!ゴメンゴメン!私だよセレナちゃん。そりゃあビックリするよねぇ……教えたいけど、今は響ちゃんを追い掛けて行った未来ちゃんの応援に行かないといけないし……とりあえず詳しい事は後で話すから、それは後でね?」
そう言って彼女にウインクを送るとそれを見たセレナちゃんが顔を真っ赤にして「は、はひ……」と頷いたので彼女を地面に座せて、隣に立つ
「然り。なら即座に片付けるぞ。……
「あら
ごきりと指の関節を鳴らし、ネコカオスは影から複数の様々な獣を呼び出しながら、私達の姿を見て驚いているクリスちゃん達を追い抜きゴライアスの前に立つ。
「ちょっと本気でやりますか!」
「さあ……生を謳歌しろ!」
その言葉を発端にゴライアスが雄叫びを上げて襲いかかりそれと同時に私達も奴に向けて駆け出した。
――ネコアルク(マジモード)視点、終了――
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――グレ響視点――
平行世界から来た未来が向こうの世界に帰ってから1ヶ月が経った。
あの騒動の後、私の胸にあったガングニールが消え、普通の身体に戻った私は今まで休んでいたリディアン音楽院にもう一度通う事にした。
それと私の周りに変化があった。一つはこの世界の
長い間離れていたからかまだお互いに少し緊張してるけど、昔と同じように未来と一緒に通えるようになって嬉しいのは内緒だけど。
そしてもう一つは――。
―――ネコカオスが私の前から姿を消した事だ。
それに気付いたのは私が未来と再開してから翌日の事だった。特異災害対策機動部二課からの計らいでもう一度リディアンの寮に住めるようになり、私はネコカオスも一緒に連れていこうと隠れ家に向かった。
……でも、部屋にネコカオスの姿がなく、代わりに部屋にあるテーブルの上に手紙だけが置かれてあった。
手紙には私の胸のガングニールが消えて、命が助かったと私がもう一度誰かを信じるようになって安心して私から離れるという言葉が書かれていた。
ネコカオスが何で私と一緒にいた理由は、初めて会った時から心が荒んでいた私の状態とを見抜き、心配して心が折れないように側についていたからだ。
そして、一緒に過ごす内に私の胸にあったガングニールが私の身体を侵蝕しているのに気付き、ノイズを倒すのを止めない私を見て忠告しても無駄だと判断して、せめて一日でも長生き出来るよう私が無理をしないようにサポートに徹していた。でも、平行世界から来た未来達のおかげで私は助かった。
それを確認したアイツは自分が側にいなくても大丈夫と判断して、姿を眩ました。
私はすぐにネコカオスを探した。初めて会った路地裏、二人で釣りに行った港、心当たりがある場所を探し回ったけど何処を探してもネコカオスの姿を見つけることは出来なかった……。
それから数日経ったある日の放課後、私は未来と一緒に下校しようと荷物を纏めていると、いつも三人一緒にいるクラスメイトの会話が耳に入った。
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「うぁああ……。ヤバイ、今月色々買いすぎたかも……」
「自業自得でしょ。後悔するなら買わなければいいじゃん」
「とんでもない!電光刑事バンの数量限定フィギュアが売っていたんだよ!二度と巡り会うかわからなくなるし、あれを逃したら私は一生後悔する!」
「ふーん、でもそれで次の振り込みまでどう過ごすの?アルバイトでもする?」
「アルバイトかぁー……出来れば日雇いの募集があればいいなー」
「募集と言えば、商店街に新しくオープンしたばかりの不思議な喫茶店がアルバイトを募集してましたよ」
「不思議って、アニメじゃないんだから……。それってどんな店なの?」
「いや、聞くんかい」
「えーと、確か――」
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「(アルバイト、ね……。ま、私には関係ないな)……お待たせ。それじゃ帰ろうか未来」
「うん、帰ろう響」
席を立とうとしたその時、さっきのクラスメイトのある言葉が私の耳に入った。
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「――確か、
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「ッ!?ごめん未来、ちょっと待ってて!」
「え?ちょっと響!」
私は未来に一言声をかけてから、三人で話しているクラスメイトの内の金髪の生徒の肩を掴んで、さっきの話について質問した。
「ねぇ!その喫茶店で何処にあるの!」
「わっ!?立花さん!?」
「ど、どうしたの?そんな血相を変えて?」
私が声をかけたのが意外だったのか、ツインテールの生徒と短髪の生徒が眼を丸くしていたけど、私は二人の視線を気にしないで金髪の生徒にもう一度質問した。
「いいから、その喫茶店って何処にあるのか教えて!」
「は、はい。商店街にある―――」
「あそこか……ありがとう。それと驚かせてごめん!」
「あ、待って響!」
喫茶店までの場所を聞いて、お礼と謝罪を三人のクラスメイトにかけた後、すぐに教室から飛び出すと後ろから慌てて追いかける未来を尻目に目的地である喫茶店まで走り出した。
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「あー、ビックリしたぁ」
「でも意外だったね。立花さんってクールなイメージだったけど、あんな顔も出来るんだ?」
「そうですね。……それなら、今度は私達から話し欠けてみましょうか?」
「お?いいね、それ!」
「意義無し!」
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「ハァ、ハァ、ハァ、……ここか」
「ハァ、ハァ、ハァ……ここが目的のお店なの?響」
リディアン音楽院からしばらく走り続けた私達は、息を整えながら目的地である小さな喫茶店に辿り着いた。
私は【混沌の灰猫】と書かれた看板が掲げられた喫茶店の扉を開いて中に入ると窓側に五つのテーブル席が設置してあり、目線を反対側のカウンターテーブルに移すとカウンターテーブルに備え付けられた椅子の上に座っているタバコを吸っている猫みたいなナニカの姿を見た私は思わず目を見開いた。
「フゥー……まさかお嬢ちゃんみたいな娘がこの店に来るとはな。大したものは出せないがコーヒーの味は自信がある。そちらのお嬢ちゃんも一緒に飲むといい」
アイツはタバコの煙を吐いた後、灰皿に押し付けて火を消すと椅子から飛び下りて、私の後ろで信じられないのを見た顔をしている未来にも声をかけて席に案内してきた。
私は困惑する未来の手を引いて、カウンター席の椅子に座らせてから隣の椅子に座ってからカウンターでコーヒーをドリップしている糸目の黒いネコモドキに声をかける。
「いなくなったと思ったら、こんな所にいたんだ?」
「フッ…、ようやく肩の荷が降りたのでな。これを期に喫茶店を開いたわけだ。それと我輩の入れるコーヒーは砂糖とミルクを入れなくても飲みやすいぞ」
「ふーん……まあいいけどね。そんなに自信があるなら楽しみだね」
顔を背けてこちらの顔を合わせないアイツの背中を見ながら、私は笑みを浮かべて楽しみにしてると声をかける。
「フッ……そら、出来たぞ。よく味わうといいぞ」
私達の前にコーヒーを置いて飲むよう勧めながら、自分用に入れたコーヒーを飲んでいた。
私がコーヒーが入ったカップを手に取って一口啜ると、繊細な苦味とほんのりとした優しい味わいが口の中に広がった。これならコーヒーがあまり得意でもない私でも飲みやすい味で思わず笑みを浮かべた。
私の顔を見た未来もカップを持って、一口飲むとその味わいに驚いたが、その優しい味わいに彼女も笑顔を浮かべて、ゆっくりとコーヒーの味を楽しんでいる。
「へー、中々美味しいね。こんなに美味しいならもっと早く飲めばよかったかも」
「フッ、そう言うな……気に入ったなら何時でも来るといい。お得意様として安くしておく」
私の素直な感想が嬉しかったのか、照れ臭そうに言った。
「言ったね?なら、そうさせて貰うよ。改めてよろしくネコカオス」
「ああ、こちらこそよろしく頼むぞ。響」
そうして言葉を交わした私達はニヤリと笑いあいながら、もう一度コーヒーを口に含んだ。
――響視点、終了――
どうも皆様、クロトダンです。
本当にお待たせしてすみません。
あれだけ引っ張っておいてこれだけかよと言われてもおかしくない内容ですが、この作品がシリアスではなくギャグ作品なのを思いだしこのような終わり方になりました。
そして、今回の被害者のゴライアス君。真祖モードのネコアルクと死徒モードのネコカオスの二人がかりによってあっさりとやられました。かろうじて原形は残りましたが、偽物とはいえあの二人が同時に来る光景はヤバイですね。
次回は作者が出したかったメイド編です。ネコアルクの手引きにより遂にあの男がシンフォギアの世界に御奉仕しにやってくる!
奴の御奉仕の嵐に装者達の貞操は大丈夫か!?
ネコカオス・シリアスモードの設定
ネコカオス・シリアスモード(別名死徒モード)
見た目は猫耳としっぽを生やしたネロ・カオス。
ネコカオスがリミッターを外した姿。
基本能力はオリジナルの死徒、ネロ・カオスより劣化しているが、オリジナルと同じく666の獣を操る事が出来る。
固有結界『獣王の巣』(偽)
オリジナルのネロ・カオス彼独自の《永遠》を実現するために編み出した、【獣の因子】と呼ばれる概念を《ネロ・カオス》という存在に内包する【固有結界】。
取り込んだ獣の因子を元に【数多の獣をその身から繰り出す】戦法を得意とする。
繰り出した獣は殺されても《混沌》として
オリジナルと同じく因子を鎧のようにまとう事も可能であり、その際には天を衝くような巨大な二足歩行の魔獣にもなれるが持続時間はオリジナルより更に短い。