この調子だとRoselia結成まで何話かかることやら・・・
あとまだ結成編終わらないと燐子との進展は鬼のように遅いです。
僕は今人生最大の問題を抱えている。
それは何を隠そうお金の問題だ。
あのライブから4日ほど経ち、水曜日の今日、親父から仕送りが来たのだが食費や光熱費を計算するとお金が少々足りない。
おそらくあちらもあちらで忙しいためこれぐらいが精一杯なのだろう。
親父にお金を増やすようにいうことをできず、こうして僕はバイトせざるを得なくなった。
日は変わり土曜日
「・・・いらっしゃいませ。」
「ダメダメ!ソータはもっと大きい声出さないと!」
「いらっしゃっせ~」
「はいそこ!モカはしっかりと挨拶する!」
ということで僕は家の近くのコンビニで働くこととなったのだが、どうやら同じタイミングでバイトの申請があったらしくこうして2人とも先輩に指導を受けている。
先輩の名前は今井リサと言い、見た目は少々ギャルっぽいのだがとても優しく、何かあれば助けてくれる同い年なのにとても頼りがいのある人だ。
同じタイミングに入った子は青葉モカというらしく見たところかなりマイペースなようだ。
仕事はしているのはしているのだがたまにその仕事をこちらに回してくる時がある。
こいつやる気あるのかと思う時も度々あるが適当ながらも仕事はしっかりやっているのでこちらからは何も言えない。
青葉さんは一つ下の高校1年で、今井さんも青葉さんも羽丘というもう一つの高校に通っているらしく2人はとても仲がいいようだ。
そんな中バイトの休憩中に今井さんが話しかけてきた。
「ねぇねぇ、ソータってなんで同い年でも年下でも敬語なの?」
「えっ?」
「いやさ、私やモカに話しかける時でもずっと敬語使ってるじゃん?それ、なんでかなーって思って。」
あまりそんなこと考えてなかったため、いきなりの質問に僕はしどろもどろした。
「ゴメン、突然言って驚かせた?」
「い、いえ・・・その・・・僕、昔から人と話すのはあまり得意ではなくて・・・なんかその・・・体がこわばるっていうか・・・」
「なるほどねー」
今井さんは頷くと僕に提案してきた。
「それじゃあ慣れちゃえばいいじゃん?」
「え?」
「私とかならまだ話しやすいと思うし?私、自分で言うのもなんだけど結構面倒見はいい方だよ?」
突然の提案に僕はかなり驚いた。
「その・・・いきなりは・・・」
「とっとと慣れた方がいいって!それじゃあ今から私のことリサって呼んでみて!」
強引に話を持っていかれ、僕は焦りながらも答えた。
「えっ・・・あっ・・・その・・・リサ・・・さん?」
「もっと大きな声で!あとさん付けはなし!」
「はっ・・・はい!・・・リサ?」
「そうそう!そんな感じ!そのうち慣れたらいいよ!」
少々強引ながらも今日から今井さん「リサ」・・・リサと話す練習をさせられそうだ。
こればかりは避けられそうにない。
「・・・あの、さらっと地の文読むの辞めてもらえますか?」
「ナンノコトカナー?さっ!休憩も終わったし仕事仕事~」
リサにとぼけられ僕は少し変な気持ちを感じながら仕事に戻った。
リサのシフトが上がり、レジには青葉さんと僕の2人が立っていた。
僕はあと2時間ほどでシフトが上がるのだが・・・
「・・・暇だ。」
「ですね~」
客が入ってこない・・・
おそらく客足が少なくなる時間帯なのだろうかそれにしても少なすぎる。
すると青葉さんが話しかけてきた。
「そう言えば九条さんってなんでバイト始めたんですか~?」
「えっ?あぁ・・・僕は今一人暮らししているんですけど、仕送りのお金だけじゃ足りなくて・・・」
「そうなんですか~」
「青葉さんは?」
「私は~まぁ色々と~」
曖昧な返事をされも答えに困る・・・
「お小遣いのほとんどがパンに消えるんで~」
「・・・はい?」
「山吹ベーカリーのパンがすごく美味しくて~大体10個近く買うんですけどお金が足りなくなって~」
(・・・そりゃそうだろ。)
僕は純粋にそう思った。
「・・・確かにあそこのパンは美味しいですけど、さすがに買いすぎでは?」
「いやいや~これぐらいだと足りないですよ~正直10個ぐらいなら余裕ですよ~」
・・・彼女の胃は化け物か。
口では言えないので心の中でつっこむ。
「2人とも~今日はもう上がっていいぞ~」
店の奥から店長の声がした。
「おぉ~もう終わりですか~」
「そうですね。」
「一緒に帰ります~?」
「いや、僕は少し買い物をして帰るので先に上がってください。」
「分かりました~お先で~す」
そう言って青葉さんは颯爽と帰っていった。
やはり不思議な子だ。
そう思って店長にレジを打ってもらい買い物を済ませコンビニを出た。
コンビニを出ると前の道をしょんぼりとした顔をして歩いている宇田川さんを見つけた。
「・・・宇田川さん?」
「・・・あれ、九条さん?どうしてここに?」
「そこのコンビニでバイトしててちょうどシフトが上がったんです。宇田川さん、何かあったんですか?」
「ええっと・・・今日また友希那さんに断られちゃって・・・。」
「えっ・・・またってあの後何回か行ったんですか?」
「うん、ほぼ毎日。」
「ほぼ毎日ですか!?」
逆に迷惑がられて入れてくれないのではないか?
「あこ、入れてくれるまで諦めないって決めたから!」
熱い・・・宇田川さんが燃えている・・・
そういえばいつも一緒にいるイメージの白金さんが今日はいない。
「あれ?白金さんとは一緒じゃないの?」
「うん、さすがに毎日はりんりんに迷惑かけちゃうから。」
今思えば白金さんと宇田川さんの共通点が思いつかない。
白金さんと宇田川さんの学校は違うらしく行動や性格も似ていない。
「そういえば、白金さんとはどこで知り合ったんですか?」
「えっとNFOっていうネトゲの中で知り合って、そこからリアルで会って一緒に話してやるようになったんだ~」
「えっ宇田川さんNFOやっていたんですか?っていうか白金さんも?」
NFOとはネオ・ファンタジー・オンラインの略称で壮大なスケールのフィールドと音楽、そして少しハードなゲーム性が人気のゲームだ。
僕も去年からやっており、今では少し名の知れたプレイヤーとして楽しんでいる。
宇田川さんがNFOをやるのは想像がつくがあの白金さんがやるのは想像つかなかった。
「うん!りんりんはめちゃくちゃ強くていっつもあこを助けてくれるんだ!もしかして九条さんもやってるの?」
「えぇ・・・去年からですけど。」
「だったら今晩、ゲーム内で会わない?今日りんりんとクエスト行く予定だったけどそのクエスト3人以上じゃないと参加出来なくて。」
「別に構いませんよ。今晩は予定もないですし。」
「やったぁ!なら始まりの村のショップ前で集合で!」
「わかりました。僕のアバターは白色の装備で背中に少し小ぶりの片手剣を背負ってるのでわかりやすいと思います。」
「わかった~あこは死霊魔術師でりんりんが魔法使いだから見た目も少し派手だしわかりやすいと思うよ!」
「それでは後ほど7時頃に、よろしくお願いします。」
「うん!よろしく!」
ここで宇田川さんと別れ僕は自宅へ帰った。
自宅について、コンビニで買ったものを軽く食べながら僕は時計を見た。
時刻は六時前、まだ集合時間に余裕がある。
しかし最近プレイしてなかったので操作になれるべく僕は早めにログインすることにした。
自室に戻り、去年の誕生日にもらった大きめのパソコンの前に座り僕はNFOを起動させてログインした。
2人のプレイングにドキドキしつつ僕は自身のアバターの「カナタ」を思うがままに操作していた。
バイト編のタイトルは某細胞擬人化マンガをベースにしてます(笑)
あとムショクは「無職」じゃなくて「無色」の方だから!
次回はNFO編!そこをどうするかが一番の問題なのだけど
・・・いつになったら五人集まるのだろ?←自分でこう編集してんだろ