戦姫絶唱の世界で某錬金術師の成り代わりかと思ったら死神の世界って…   作:シヒイシレアサ

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早く原作に突入させたいので急展開になると思います!


第7話:どうして・・・?

「怖くないよ~、僕の魔法少女ちゃ~ん」

 

「い、いや・・・!こ・・・こないで・・・っ!」

 

ど う し て こ う な っ た

 

・・・経緯を振り返ってみよう。

あれからファウストローブを纏ったまま色んな人を助けては飛ばされ、助けては飛ばされを繰り返して、途中で数えるのを辞めてから何回目かで着いた先は・・・

狭くて薄暗く、女性の力では開けられそうにない如何にも重そうな扉、窓が一つもなく、壁には色んな子どもの写真が所狭しと貼られており、ところどころに布や鎖などの拘束できる物が散らばっている部屋の床に座っていた。

しかも今回は久し振りにファウストローブは解除されて今度はあのとんがり帽子が追加されていた。これでキャロルの服装コンプリートだけどここは一体どこであの扉はどうやって開くのかなどと考えていたら・・・。

 

「あれぇ?こぉんなところにかわいい魔法少女がいる~?これはラッキー!」

 

扉が開いてそこから見た感じ40代後半ぐらいの太った男性が入ってきた。

ぅゎなにこいつ見た目も声も中身も気持ち悪っ!しかもラッキーってもしかしなくてもこいつ変態?ロリコン?小児性愛者?

てかニヤニヤしながらじりじりと近づいてきてるし。こっち来んなマジで。

 

 

・・・そして冒頭に至る・・・。

 

 

拙い、あまりの恐怖で腰を抜けてしまってるから座ったまま後ずさるけど、扉がまた閉じられていて逃げる手段がない。この感じだとあの光が来ないと思う。

そしてとうとう壁が背中についたのを感じた。

 

「もう逃げ場はないよぉ~」

 

ここは一か八か・・・やるしかない。

覚悟を決めて何とか隙をついて奴の隙間から這い這いでスルリと抜け出して扉に手をつけるがそこから押しても引いても左右に動かしてもびくともしなかった。

 

「逃げるなんてワルイコだなぁ~。これは躾をしないといけないなぁ~?」

 

「ヒィッ!」

 

あ、ダメだ、涙が出てきた。こういう奴には逆効果なのに。SAN値チェック自動失敗だこれは。

 

イヤだ、こわい、こないで、ちかづかないで、

イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、イヤ・・・

 

「イ、イヤァァァァァァァァァァァァァ!!!」

 

 

――――――――――………――――――――――

 

 

「・・・本当にここにあるのか?」

 

『はい、確かな情報によれば』

 

「確かな情報って、確証はあるんだろうな?」

 

『勿論です』

 

薄暗い廊下を一人の男性が片耳に付けてるインカムで誰かと通信をしながら拳銃を構え、周囲を警戒しつつ奥へ奥へと進んでいた。

やがて扉の前に立ち止まり、拳銃を懐にしまうと代わりにピッキングの道具を取り出すと慣れた手付きで動かし、開いた音を確認するとそれもしまって両手で開け、入ってすぐ前に置かれているパソコンを起動させてすぐさまUSBメモリを差し込みデータをコピーし、終えるとパソコンを切った。勿論終始手袋をしていた為、痕跡を残さなかった。

 

「こんなものかな。さて、引きあげるか・・・」

 

目的を終え、帰ろうとしたその時・・・

 

「イヤァァァァァァァァァァァァァ!!!」

 

「!?」

 

どこからか悲鳴が僅かに聞こえ、男性は拳銃を取り出し構える。

 

『どうしましたか!?』

 

「今どこからか悲鳴が聞こえた!今から助けに向かう!!」

 

僅かに聞こえた悲鳴を頼りに男性はその悲鳴の元へ向かう。

そして辿り着いた先は一見何も変哲のなさそうな壁だった。

 

「(よく見ないと分からない程の隙間に開けたような痕跡がある・・・)これはただの壁じゃなさそうだ・・・な!」

 

男性は一瞥し、言い終えると同時に壁に向けて思いっきり突進した。

 

すると壁は金具が外れて床に倒れ、すぐさま男性の視界に入ったのは・・・

壁に貼り付けられていた沢山の写真が剥がれて部屋全体を舞っている中、独特な武装の女性が扉を背にして身体全体で荒く呼吸しており、奥ではスウェットにジーパン姿の如何にも泥棒らしい恰好の中年男性が弦で磔にされて失神していた。

 

「こ、これは一体・・・」

 

男性の呟きが聞こえたのか、女性がゆっくりと振り向いた。

 

「!き、君は、あの時の!!」

 

驚きを隠せない男性に、目を大きく見開いていた女性は男性を見てか朧気な目になり、脱力すると身体から紫の光を発し、倒れると同時に光が消えると現代ではあり得ないまるで魔女のような服装をした幼女になっていた。

 

「な・・・!?お、おい!しっかりしろ!しっかりするんだ!!」

 

男性は倒れた幼女を抱き上げて軽く揺さぶったり頬を軽く叩いたりなどとしながら呼びかけるが、幼女は意識を失ったままだった。

 

「チィッ」

 

『い、一体何があったんですか!?』

 

「隠し部屋で男に襲われそうになってた少女を発見した!意識がないならこのまま警察病院に連れて行く!男は地べたで失神していてしばらくは目覚めなさそうだ!後は頼むぞ風見!!」

 

『え、しょ、少女ってちょ、ふ、降谷さん!?』

 

男性―降谷零―は通信を終えるとそのまま幼女を横抱きにし、その部屋を後にした。

 

「一体どういう事だ・・・?スコッチの時の女性があの時の少女になるなんて・・・」

 

走りながら呟いた降谷の言葉は暗い廊下の中に消えていった。




やっと降谷さんを出せました!

これも思いつきで思いついたのでクオリティが・・・(-_-;)
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