剣を振り続ける。
流れるように。
限界まで連結させて、途切れないように。
100、1000とやっていって、やがて──
「おう、お疲れさん。よく頑張ったな」
不意にそんな声が聞こえる。
無心でやっていた影響で、その言葉を飲み込むまでに5秒ほどかかり。
飲み込み、意味を理解した瞬間体が崩れ落ちる。
剣すら取り落し、前のめりに倒れ込む。
「……あー、流石にきつかったか?」
そして、僕の意識は闇の中へと消えていった。
***
目を開ければ茜色の空が広がっている。
動こうとするも体が重く、全身をまともに動かすことはできない。
そんな中なんとか顔を動かして周りを見れば、フレイルさんが剣を振っていた。
何かと戦っているかのようなその動きは、とても鋭かった。
特に早いわけじゃない。
僕ですら目で追える。
きっとこの人の全力はこの程度ではない。
けど、それでも実力の片鱗はたしかにそこに現れていた。
何もかもを切り裂くような鋭い気配もその事実を表していて。
見入っていた。
数分間、フレイルさんが戦い続けている様を、ずっと見入っていた。
そうして、おそらく仮想の相手の首に剣を突きつけたのだろう。
一段と鋭い刺突が空を刺し、そしてその仮想の戦いは幕を下ろす。
「ふぅ……。さて、見てたよな。これがいずれはお前も至る領域だ」
僕が起きたことに既に気づいていた様で、終わった直後に僕に話しかけてくる。
「そ、そうなんですか?」
「自分のことに対して疑問を持ってどうする。お前の職業は魔物使いだと聞いたが、それでも才能はある。さっきのでもそうだったしな。お前ならいずれそこまで至れるさ」
そう言われて、嬉しい気持ちがこみ上げてくる。
「ありがとうございます!」
「おう」
わしわしと僕の頭をなでてくるフレイルさん。
そして。
「じゃ、今日はこれで終わりだ。これ以上疲労重ねても良いこと無いしな」
「あ、はい。ありがとうございました」
練習を終え、僕たちは別れた。
風呂に入ったりしてから寮の部屋に戻って見れば、部屋にはアイがいた。
大人の腰くらいまでの大きさになった状態で、床にダラーッとしていた。
『あ、アルシナ。どうだった?』
「剣術の修行になぜかなってましたけど大丈夫そうです」
今回の修行で一つ気になることは、僕は立ち回りを教えてもらおうとしたのになぜか剣術の修行になっていること。
まぁ、フレイルさんなりの考えがるんだと思うけど……。
『そっか。私はひたすら回避の練習をさせられたかなぁ……。疲れた』
「僕は剣技の型の練習を10000回くらいやらされました」
そう言うと、アイから驚きの雰囲気が伝わってきた。
『……あー、お疲れ。……とりあえず、寝よっか』
アイはそう言って、小さくなりながら最近定位置となっている物置の上に移動する。
そしてそのまま眠ってしまった。
「……ですね」
そして、僕もベッドに寝転がり、目を瞑った。
主人公の種族を変えて、オリジナル化すべき?
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すべき
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どちらでも良い
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すべきではない
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どうでも良いから更新しろ