正直ここに入れる意味はそこまで無い。
強いて言うなら時系列。
とある平原。
草が所々に生える、どちらかと言えば荒れ地に近いその広い平原。
そこでは、一つの戦争が起こり始めようとしていた。
「なんで戦争なんか起こるのかねぇ」
「……肯定。ただ命を無駄に散らすだけ」
戦争前特有の煩さの中、二人の少年と少女が話していた。
周りから少しだけ離れた位置で、この戦争について話し続ける。
「にしても、なんで戦争になったんだっけ?」
「解説。此方側の魔物が聖法国側に危害を加えたとして戦争が起こった」
独特な話し方をする少女は、少年の疑問に答える。
その様子は、友達や仲間というよりは主従という関係に近そうだった。
「ああ、なるほど。オレの知る限りじゃ魔物は聖法国には送られてないはずだけどねぇ」
「正答。魔帝国側は聖法国に魔物は送っていない。結論。国内の人間では無いのは確定」
二人はそのようなことを言う。
「継承権は無いに等しいと言えど、オレも一応皇太子。第12皇子たるオレに対し、喧嘩を売ってるって認識でいいんかね」
「否定。オーネ様だけではなく魔帝国に対し喧嘩を売っている」
それに対し、少年──オーネは返答する。
「ああ、そっか。……にしても誰がそんなことをしてるんだか……」
直後、オーネはあり得ざるものを見た。
「──」
「不明。情報が無い……オーネ様?」
オーネが固まり、その目を震わせながら何かを凝視している。
何事か、と少女もそれを視認して。
「……え」
「ま、ぞく?」
これから始まる戦争、その部隊となる平原。
その上で黒い羽根を広げた男が居た。
その目は赤黒く、こちらがソレを認識していると理解した瞬間──。
『ほう、人間も全くの馬鹿ではない、か』
何かが聞こえ、二人の意識は闇に落ちた。
***
「──ネ様、オーネ様! どうされたのですか!?」
オーネはその声を聞いて、目を覚ます。
目を開けば、そこにいるのはオーネ直属の兵。
それを確認し、オーネは先程見たものを言う。
「魔族だった。魔族がこの戦争を起こした黒幕なんだ」
「ど、どうされたのですか?」
いつもと違う雰囲気と、信じられない内容を言うオーネの言葉を兵士は信じきれず、困惑する。
しかしオーネは続けた。
「この戦争には魔族が関わっているかもしれない。だから、そのことを調べてほしい」
「え……ですが」
「兵を使え。オレの直属の兵ならばどれだけでも使っていい。オレはこれから第9皇子と交渉をしてくる。オレの兵にはそう伝えろ。アルにもそう伝えておけ」
「は、ハッ!」
そのように、やってもらわなければならないことをまくしたてる。
そして、オーネはすぐさま第9皇子の元へ向かった。
主人公の種族を変えて、オリジナル化すべき?
-
すべき
-
どちらでも良い
-
すべきではない
-
どうでも良いから更新しろ