「んだと?」
「………は?」
「………バカにしてるんですか?」
みんながアホ面晒してくる。
ふ、雑魚めが。
「バカにするもなにも、事実ですよ。もう一度言いましょうか?貴方達じゃ「ふざけるな!」なんでしょう?」
「お前ごときに負ける訳ねえんだよ!」
「そうだそうだ!」
「では、やりましょうか。時間は放課後。場所は訓練場で」
***
『ふふふ、ナイスだ』
『ありがとうございます』
僕はとてもイラついていた。
それはアルシナにも伝染していたようだ。
ちなみにステータスは従魔によっては強化される場合があるらしい。
それはアルシナにも言えて、元々20前後しかなかったステータスが今では2000を超えている。
しかも制御できていないからという理由でで下がっているので、本来は9999以上のステータスを誇る。
流石神話級。
授業は魔法の使い方があった。
最もこれまでの時間に魔法なんて使える様になってるけど。
スキル持ってると何となくわかるんだよ。
その他にも色々とあったが、他は何もやることが無かった。
因みに今はアルシナの髪の中にいます。(某剣士を監視する蜘蛛の如く)
さて。
そろそろ授業が終わる。
行こうか。
蹂躙しに。
***
これから始まる。
アルシナに言質を取ったからかコイツらさらに調子に乗ってる。
最も、女子は大半抜けているし、男子も数人抜けている。
まあコイツらはあまりいじめに関わってなかったらしいけど。
元々いじめてたのはコイツらだ。
「ふん、今なら土下座で許してやらんこともないぞ?」
そんなことを言う馬鹿はリオン=ケル=ロインテルと言う子爵家の奴だ。
典型的な馬鹿貴族。
このグループのリーダーでもある。
「する訳ないでしょう?」
そう言うのはこちら。
アルシナだ。
でも、相手は虚勢だと思っているらしく、
「ふん、だろうなぁ。ま、テメエ程度簡単にやれれるけど?」
と、調子に乗り続けてる。
さて。
始めるかい?
『始めましょうか』
「そろそろ始めましょうよ。これまでの借り、返してあげますから」
「テメエ!」
そして、
***
「ハアアアアアああ!」
馬鹿みたいに大きな声を上げて切りかかってくる馬鹿。
………思った以上に力があるみたいだ。
でも。
私が出たら、その程度意味ないよね?
「行って、アイ」
その言葉と共に飛び降りる。
そして巨大化。
大体1メートルくらいの大きさになる。
「ふ、そのまま叩き斬ってやる!」
そう意気込んで、僕を切る。
カキン!
弾き返す。
「………は?」
一見柔らかそうな体なのに剣が弾き返されて呆然とする馬鹿貴族。
そこにタックル。
「グアっ!」
一撃で終わる。
壁にぶち当たり、そのまま気絶。
みんながシーンとする。
「ッツ!化け物!」
そう言って女子生徒の一人が火魔法を叩き込んでくる。
確かに弱点だけど………。
甘いね。
[キシシシシシシ]
私は虫の音を立ててさらに巨大化。
全長10メートルほどになり、そのまま魔法を受ける。
煙が晴れた先にいたのは。
無傷の私。
「ヒイッ!」
怯える生徒たち。
あとは一方的。
私が空気を吸い込み、射出スキルで吐き出す。
それだけで、生徒達は吹き飛び、壁に当たる。
………ここまで本気出さずとも倒せるか。
意外と弱いね。
主人公の種族を変えて、オリジナル化すべき?
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すべき
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どちらでも良い
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すべきではない
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どうでも良いから更新しろ