神話級の巨大蜘蛛、異世界で無双。【凍結】   作:光車

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当然の気持ち

その後。

僕たちは自室に戻ってきていた。

あの決闘は無効だと、うじゃうじゃと言っていたけど、勿論突っぱねてある。

 

そして、アルシナは部屋に着くなり、崩れ落ちた。

 

『!?アルシナ?どうしたの?』

「…いえ、なんでもないです。疲れが出ただけですから」

 

そう言ったアルシナ。

けれどその体は微かに震えていた。

 

『……もしかして、怖かった?』

「ッ!」

 

……図星らしかった。

そっか。

当たりまえだ。

いくら僕からの影響でイラつきが出ていたとしても、これまでいじめられていた事は変わらない。

その分の恐怖が残っていてもおかしくない。

いや、寧ろそれが当然。

どうして気付かなかったんだ。

勝てる勝てないの問題じゃない、できるできないの問題じゃない。

ただ、逆らうのが怖いんだ。

僕がいたからそれはなんとかなった。

けど、なんとかなったのは逆らうという行為だけ。

つまり、感情は一切克服できていないんだ。

今だってそう。

きっと、逆らったことによる仕返しが怖いんだ。

そんなものない、と分かっていても。

 

『大丈夫だよ、僕がいる。僕がいる限り、僕はアルシナを守るよ』

「……アイ?」

 

少し怪訝そうな感じで僕をみてくる。

でも気にせず慰める。

 

『僕はそういう恐怖は味わったことなんてないから、何かを語る事なんてできないよ。けど、それでも僕は君を守る。だから、安心して?ね?』

 

「……ありがとう」

 

アルシナはそういうなり、寝てしまった。

……はあ、ベットに移動させるか。

 

『おやすみ、アルシナ』

 

***

 

次の朝。

 

朝早く起きたアルシナに、僕も合わせて起きる。

僕もアルシナも食事が終わり、何をしようかなと考え、ふと思い出し、僕はある事をアルシナに聞いて見ることにした。

 

『アルシナ、この世界のことを教えてくれない?僕まだそういうこと知らないからさ』

 

そう、この世界の事。

僕はこの世界で10年は過ごしている。

けど、僕はこの世界のことを何も知らない。

だから、知りたい。

この世界の事を。

 

「……アイ?どうしたんですか?」

『この世界の事を教えて欲しいんだ』

「まあいいですけど……。知ってどうするんですか?」

『別にどうもしないよ。ただ知りたいだけだし』

「そうですか」

 

そして、アルシナは僕にこの世界の事を話し始めた。

 

この世界は、主に4つの国があるらしい。

聖法国ホリス、魔帝国ルツエニア、レオグム王国、そしてここ、中立国クシルだ。

この中で仲が悪いのは聖法国ホリスと魔帝国ルツエニアだ。

聖法国ホリスは魔帝国ルツエニアが魔物を労働力として起用しているのが気に入らないらしい。

聖法国ホリスは人間至上主義らしく、それが原因らしいが。

魔帝国ルツエニアは、魔物を労働力として扱っている。

変な事をしなければ人間と平等に立場に扱われているらしい。

中立国クシルはどの戦争にも関わらないという国。

一見纏め役に見えるが、他の国とは一切関わらないという排他的な国で、纏めるなど絶対にしない。

学園都市を管理しているのは中立国クシルだ。

クシル国民はあまり入学しないが、他の国の人間が入っても何も言われない中立国クシルの唯一の場所である。

レオグム王国は、その三国の纏め役。

聖法国ホリスと魔帝国ルツエニアは仲が悪く、その仲裁を良くしている。

時々起こる戦争も、彼等が仲裁することが多い。

 

この中で一番国力の高い国はレオグム王国。

ホリスとルツエニアは同等くらいで、中立国クシルはそれより上という程度。

 

次に、種族。

人型の種族は、人間、精霊人、獣人、魔族。

これらの種族が存在している。

他は動物と魔物、精霊と妖精だ。

 

魔族は世界の敵、というものらしく、生命が死ねば死ぬ程強化されていく。

魔族とわかり合うことは不可能であり、説得は無意味。

そう決め付けているわけではなく、魔帝国や王国辺りが何度か取り込もうとしたらしいが、出来なかったらしい。

 

「……まあ、主な所だとこんな感じです」

『うん、ありがとね、アルシナ』

 

アルシナに礼をいう。

 

「……あ、もう時間ですね。じゃあそろそろ行きましょうか」

『そうだね、行こうか』

 

昨日のように髪の毛の中に隠れる。

そして、アルシナは教室へと向かった。




復活しました。

知っておくと後からわかりやすい設定。
①学園都市の名前
学園都市の名前は、マソウカ。
②この世界での冒険者
この世界には冒険者は存在しません。
存在するのは傭兵と開拓者です。
③傭兵と開拓者
傭兵はスラムの人間でもなれますが、開拓者はしっかりとした身分と学歴がなければ入る事はできません。
しっかりとした身分というのは、国籍などがしっかり登録されていれば大丈夫です。
また、傭兵はならず者が多いので荒ごとは良くありますが、開拓者ではそのような事が起きれば大体開拓者としての資格を剥奪されます。
④開拓者
開拓者とは、国に一定の身分を与えられたものです。
準男爵家と同等の権限を持ち合わせています。
そこまではっきりとした特権は持ち合わせていないが、一般人には敬われる存在だと思ってくれればいいです。

主人公の種族を変えて、オリジナル化すべき?

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  • どちらでも良い
  • すべきではない
  • どうでも良いから更新しろ
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