仕方ないじゃないか。
筆が乗ってしまったんだから。
アルシナ視点
「なあアルシナ、明日もここで食べようぜ」
「いいですよ、レオネ」
食べ終わって、そんな会話もしながら帰っていく僕たち。
あの頃だったら、こんなこと考えられなかっただろう。
そう思いながら、アイに感謝する。
あの日、もしアイに会っていなかったらどうなっていただろうか。
いや、考える必要もない。
あそこで死んでいた。
もしアイに会っていたとしても、アイの性格があれほど良かったのも奇跡みたいなもの。
性格が良くなければ、そもそも理性がなければ……。
今思えばゾッとする。
だけど、行かなければアイに会えなかったことも事実で。
今思えばあれは運命だったんだろう。
『どうしたの?アルシナ』
『ああいや、なんでもないです』
本当になんでもないから誤魔化す。
あの時は学園生活に嫌気がさして、死ねれば楽なのにとあの森へと入ってしまった。
けど、いざ死が近づいてみれば怖くて怖くて仕方がなくて。
僕は逃げ出した。
その先にいたのがアイだった。
僕はアイに「見返したくて」なんて言ったけど、実際にはただ嫌で逃げ出しただけ。
そんな僕に対してゴブリンから助けてくれた上、テイムされてくれた。
アイが叩きつぶした影響でいじめもなくなって。
まあ昨日の今日だからって言うのもあるんだろうけどね。
それに、反抗して、僕はとても怖かった。
いつ打たれるかわかったものじゃなかった。
そんなことありえないと分かっていても、怖くて怖くて。
そんな臆病者の僕に対して心配してくれていた。
それが僕のことを、とても短い付き合いながら、しっかり考えてくれていると言うことがわかる行動で。
そう思うと、やっぱりアイに感謝を伝えなければと思う。
けど、なんかそれは照れ臭くて。
(ありがとう、アイ)
せめて心の中で、感謝を言うことにした。
ありったけの感謝、いつか伝えれたらなと思いながら。
***
アイ視点
あれ?
なんかアルシナに言われたような……。
気のせいか。
そんなことより、この教室に戻ってきてしまった。
弛緩していた空気も、アルシナが入ってきた瞬間張り詰める。
教室が静かになる。
誰も言葉を話すことはない。
先生が来てからも教室は緊張したまま。
人が当たるようになってからはみんなも緊張が解れてきていたけれど。
やっぱりアルシナに対する怯えは完全には消えていなかった。
でも、それでも朝に比べればまだマシだと思う。
だって朝は悲鳴も出てたし。
***
下校時。
「その、アルシナくん、これまでいじめを無視しててごめんなさい」
「すみませんでした、アルシナさん」
みんながアルシナに対して謝罪をする。
恐らく恐怖からの行動だと思うけど、アルシナはそれで満足したのか、
「いいですよ、これからはクラスメイトとして仲良くやっていきましょう」
と、寛容に受け入れていた。
……その足が若干、本当に少しだけ震えていたのは見なかったことにしてあげよう。
主人公の種族を変えて、オリジナル化すべき?
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すべき
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どちらでも良い
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すべきではない
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どうでも良いから更新しろ