幼女のヒーロー?アカデミア   作:詩亞呂

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お久しぶりです。
更新サボってごめんなさい。色々告知があるので後書きと活動報告にて。



第29話

爆豪勝己side

 

生まれて初めての挫折は、入試の結果を見た時だ。

勿論、合格。完膚なきまでにクソ敵をぶっ潰し、トップで合格する───はずだった。

 

 

『合格おめでとう爆豪少年!素晴らしい才能と巡り会えたこと、本当に嬉しく思うよ!』

 

教師として赴任することになったオールマイトからの合格通知。耳当たりの良い言葉で飾ろうと、背後のモニターに映る俺の名前の横に記載されていたのは2位。

一瞬しか映らなかったが間違いねぇ。

俺は、負けたんだ。

 

 

入学してからも胸糞悪い結果が続いた。

個性の関係上仕方が無いとはいえ推薦組と入試1位の奴に負けた。

初めての戦闘訓練じゃ初めて敵わないんじゃとすら思う相手がいることを知った。───道端の石ころだったデクですら、すぐそこに迫っていたことも。

だからここで、ここから俺は1位になる。

 

初めての挫折は、確実に俺の糧となった。

───はずだった。

 

 

「……なんであのチビは先頭にいねぇんだ……ッ!」

 

俺より今は強ぇ、あの金髪のチビ。

それはもう百も承知だった。だから奴に挑むつもりでこの体育祭に賭けた。

……なのに、なのにッ!!

 

『おっと先頭集団、早くも最終関門!

首位争いは両者とも1-A、爆豪勝己と轟焦凍!!こりゃあ熱戦だ!』

 

「よそ見とは余裕だな爆豪っ!」

「うるせぇ!!」

 

こんな障害物、あのチビにとっちゃ障害でも何でもねぇ。空を自在に飛翔してみせる奴には有利すぎる内容。爆発力はあれど持続力に欠ける俺は個性面で奴の背中を追う覚悟を持って飛び出した。

本戦に向けての体力温存?いや、奴の個性には持続力の面でのデメリットは無いはずだ。隠しているだけかも知れねぇが、少なくとも実戦訓練中へばってる様子は見かけたことがねぇ。

 

 

「舐めプしやがって……!!」

───クソが!あのチビは本戦で絶対ボコボコにしてやる……!!

 

 

瞬間、背後で爆音。

「ッ!!?」

 

わっと会場が沸き司会進行のプレゼントマイクが何か言いやがるが俺の耳にはそんなものは届かなかった。

「デク……!!」

 

地雷をかき集めて俺のターボを真似しやがったのか、あの野郎……!!

想定外に吹っ飛んだデクは俺と半分野郎を軽々と越え、首位に立った。

 

「まずい、」

「俺の前を、行くんじゃねぇ!!」

 

半分野郎は戦法を変更、後続を作るが1番早い氷の道を形成。しかし焦りが出たのか個性発動とデクに意識が行き若干スピードダウンしている。

デクは失速。当たり前だ、あれは個性でもなんでもない、ただ地雷の威力を借りただけのモンだ。

ここで俺が前に出れば、1位!いけるッ……!

 

「っらぁ!!」

「!!?」

 

失速したデクはあろうことか俺らを足場に再度地雷を爆破させやがった。

爆発の威力で俺らは後退、デクは地雷原を抜けゴールまで一直線だ。

 

あ、のやろう……ッッ!

 

また個性使わず俺の前を行きやがった!個性を使い全力のはずの俺を!!

───足りねぇ!

研鑽の時間が、まだまだ全然俺には足りてねぇ!!

考えろ、デクにあって俺に無いものはなんだ!

考察力?ひらめき?

否、どれをとっても結局それを動かすのは己の身体。そこのレベル差が顕著にあるはずのデクにどんな頭脳があろうと関係ないはずだ。

ただのクソナードからここに至るまでに必要なもう1つのファクター。それは一体……

 

 

「競技中だと言うに考え事とは余裕だな?」

「!!」

 

金色。

場違いな程に輝くその髪に、もう1人の脅威をいつの間にか失念していたことに気付く。

 

……完全に油断していた……!!

 

 

デクの後を追うようにしてゴールへと飛び去っていったチビに、怒りが込み上げる。

舐めプして、散々煽って俺を越して行きやがった、あのチビ……!!

 

「くっそがああああああ!!!!」

 

 

俺のトップへの研鑽は、4位からのスタートとなったのだった。

 

 

*

 

 

 




無事卒業、就職しましたしあろです。
その間に原稿して原稿して原稿してたらいつの間にかこんな時期に。いやはや申し訳ない。

かなり前に言っていた通り今週の三連休中にあるイベントにお詫びも兼ねて幼女ヒロアカの無配も持っていきたい(しかしまだ白い)と思っているので、腐女子イベントに嫌悪感が無い!私に会いたい!(皆無)みたいな物好きさんがいればぜひふらっと持ってってください。他の頒布物はボーイがラブラブしてるやつもありますのでマジ注意です。

内容はイラストと短編小説です。
イラストは閣下の新衣装先行お披露目になります。短編小説は時期ネタなのでおそらくweb公開はしません。いやまだ書き終わってすらないんですが。

ということで告知でした。
興味がある方は活動報告にてイベントの詳細乗せてあるのでそちらをば。
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