もしも出久が『引き寄せる』個性を持って居たなら
正義の味方というヒーローを憧れた男が引き寄せられないわけないじゃないですか

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同じくUSJ
知ったか豆腐さんの「たとえばこんな緑谷出久」シリーズ読みながらずっと描きたかったの。アサシン先生のもそれです。
いずく1/2も見て、どうぞ。
fateとヒロアカ好きなら深緑のドルイドも見てどうぞ師匠可愛い

「引き継いだのは力だけじゃなかった」の続きやなくてごめんね

1話?は八極拳ですが今回はタイトルで分かる人は分かるかも

最初からクライマックス




出久インストール

「お前オールマイトみたいだなぁ……イライラする。」

 

 

「コイツを殺れ、脳無。後ろのガキもまとめてだ。」

 

 

親玉の命令でこちらを向き僕の前に立ち塞がったのはオールマイト程の巨体の(ヴィラン)

コイツには個性(OFA)が通じなかった、恐らくショック吸収?の個性なのか殴った感触も柔らかいゴム鞠を叩いたかのようなもの。

人を叩きつけて地を割る程の怪力、動いた事にも気付かれないほどのスピード、スペックが僕達とは次元が違う。

あの『手』の奴が対オールマイト対策に連れてきたと言うのは伊達じゃあなかった……。

 

オールマイトなら例えあのスペック相手であっても許容の限界量を超えた一撃でノックアウトさせられる筈だ。

でも、せっかく引き継いだ力を十全に引き出せない僕にはただ蹂躙されるしかないだろう。

もし僕にワン・フォー・オールだけじゃなくて何か個性を持っていたら。

例え通じなかったとしても梅雨ちゃん達が逃げるだけの時間は稼げるかもしれなかったのに。

このまま為す術なく殺られてしまうのか?

 

 

 

そうだとしても。

 

 

 

僕が追い求める理想(ヒーロー)は逃げたりしない。

例え死ぬかもしれない戦いであっても笑顔で立ち向かうんだ!

今コイツと戦えるのは僕だけなのだから!!

 

 

脳無が(獲物)を見下ろす / それだけで足が震えた

 

息を吐き出し両手を組む / 膝が笑う

 

脳無がそれをゆっくりと頭上に持ち上げ / 腰が引ける

 

そこから更に体をしならせ / 肩は強張り

 

『死ね』と目で語り / 拳に力が入らない

 

 

巨大なハンマーと思える両手を僕に振り下ろす。

 

 

死が迫る。

だけどそれでも僕は、笑ってみせた。

 

 

 

 

 

あれ……痛みがこない?

いつの間にか目を瞑ってしまったのか、目を見開くと辺りは真っ白な世界。

これが死後の世界と言うものなのだろうか?

だとしたらとても寂しいものだなぁと思っていると僕の目の前に四角いカードのようなものが光とともに現れた。

なんなんだろうコレは?

古めかしさを感じさせる色合いに英単語と兵士が描かれている。

死後の世界とはよく分からないものだなぁ…。

 

それにしても僕はどうなったんだろうか?

色んな物をぶちまけ潰されたのは確実だろうが、思ったより痛みが無かったな。

もしや痛みを感じる間もなく叩き潰されたのだろうか?

『……ゃ』

それとも拳を叩き付けられる前に恐怖でショック死してしまったのだろうか?

『…りや』

それは少し情け無さすぎてヤダなぁと死んだ身としてはなかなかに悠長な事を考えてしまった。

『…りや!』

それにしてもさっきから何やらうるさ

『起きろ緑谷ぁ!!』

カードが眩く光だし、そこから峰田くんの声がした。

 

 

『呼んでいるぞ?』

 

 

光に対し反射的に閉じてしまった目を開くと、カードの向こう側に特徴的な姿をした青年が腕を組み片目を開け僕を見ていた。

 

 

貴方は…

 

 

『私はしがない弓兵さ』

 

 

弓兵…その、どうしてこんな所へ?

 

 

『なに、英霊の座から何かしらに引き寄せられてここに着ただけだよ。恐らくは君に私は引かれたのだろう』

 

 

英霊の座?それはどうも……って僕が呼んじゃったんですか!?

あの、その、すいません!僕も死んだと思ったらここに居たわけで……

 

 

『ほう…、死んだのか君は?』

 

 

え?あ、はい……とても強いヴィランと戦って…いや、戦うなんてものじゃなかったんですけどね!誰一人護れずに…オールマイト、あっ、僕の先生みたいな人なんですけどその人の期待にも応えられずにやらちゃいました……僕みたいな無個性でも最高のヒーロー(正義の味方)になるって、それでオールマイトの個性を受け継いだのに……

 

 

『それで諦めたのか?』

 

 

諦められるわけないじゃないですか!

でも僕は叩き潰されて……

 

 

『それしきの事で?』

 

 

それしきって……!

死んだんですよ!?もうどうしようも出来ないじゃないですか!

 

 

『私の知る男はそれだけで折れなかったよ。』

『それこそ助けたものから裏切られようが、絶望的な未来を見せつけられようが、例え死んだとしてもその男は立ち上がり戦った。』

『誰かの笑顔のために、誰もが幸福になれる世界を目指しどんなに絶望しうる状況にあってもそいつは戦ってみせた。』

 

 

オールマイトみたいだな……

 

 

『お前もなりたいのだろう?』

 

 

正義の味方に。

 

 

正義の味方。

 

……目を閉じればいつだって思い出す。

どんな辛い状況でも、どんな災害の中でも笑って皆を助け出す最高のヒーローを。

 

 

 

『お前には今、護らねばならない者達が居るのだろ』

 

 

…はい!

僕はこんな所で立ち止まれない!!

蛙吹さんや峰田くんや相澤先生達を護りたい!!!

 

 

『ならばカードに手を伸ばせ』

 

彼に言われた通りにカードへと手を伸ばす。

 

『今回はオマケだ、このような事は二度とないと思うがいい』

『目が覚めたならそのカードを持って、こう呟け(詠唱しろ)

 

 

『 』

 

 

 

♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢

 

カードと共に光に呑み込まれていった彼を見送って私は独り懐かしさを覚えていた。

切嗣、私もあのように見ていたのだろうか?

それにしても答えを得てからの私はどうも

 

『丸くなったものだ』

 

そう言うや否や、私は座へとまた引き戻された。

願わくば彼が私とは違った理想を叶える事を。

 

 

♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢

 

 

「緑谷ァ!!起きろって!!何してるんだよ!!!」

「緑谷ちゃん起きてぇ!」

「何をしている緑谷……っ!」

 

 

峰田くんに蛙吹さんと相澤先生の声で意識が醒めた。

あの世界もあの人もどこにも居なかったが、目の前にはあそこで手に取ったカードが浮いて、カードを基点に2枚のピンク色の花弁のようなものが展開されていた。

 

 

「なんなんだよお前ぇ!!早くぶっ潰せよ脳無!!」

 

 

それとその花弁を壊そうと何度も拳を叩き付けていた。

あの人の言っていたオマケってこういう……っ。

彼の厚意を無駄にしないように彼に言われた事を実行しようとカードに触れると、カードから二人の男の生き様が頭へ、魂へと流れ込んできた。

 

 

 

(地獄)をみた》

 

 

理想(地獄)をみた》

 

 

《彼が歩んできた過去(地獄)を見た』

 

 

 

あの人は本物の…………僕は…僕は、僕は!!!

あの人が間違いなどでは無かったと示さなければならないっ!

正義の味方(ヒーロー)を目指すものとして、オールマイトに誓った最高のヒーロー(正義の味方)になる為にも!!!

 

 

 

「貴方の力……借りしますっ!!!」

 

 

「クラスカード、アーチャー…」

 

 

 

「インストォォォォォル!!!!」

 

 

 

 

 




クラスカード、アーチャー・エミヤ!

インストールッッッッ!!!!と悩みました
誤字脱字は一応見直したけどないはず。
最後の『見た』はそれで合ってる。

ちなみに美優兄バージョンでも紅茶のような姿でもなく、英霊の皮を被るにもまだ彼が未熟なために、凛と離れて独りで旅をしている時のような格好になります。(ターバンに赤い布?外套のようなものを引っさげた傭兵のような格好)
いつものエミヤになる頃にはOFAは80%位使いこなす程度かなって思ってる。なんかこれ霊基再臨みたいだな。
霊基再臨2段階目になるとボディアーマー

インストールして出来ることは主に美優やプリヤと同じで性能はイリヤより下がります。
なお、筋力は力を込めた脳無の一撃は止めれても本気の一撃(オールマイトの全力殴り合い)は逸らすしかありません。そもそも投影した干将莫耶が持たん。
私の中では生前のバサクレス=100%オールマイト位やと思ってます(風圧で空飛ぶってなんやねんお前)
でも技量の関係でオールマイト敗北濃厚。
弓持たせたらギルの王の財宝を圧倒できるとか意味が分からんぞお前はよアチャクレス実装されろ

最後までお読みいただきありがとうございます
評価感想いただきますとまた何か書きます。
どれかの続きも書くかも知れません。知らんけど
貴重なお時間を割いていただきありがとうございました

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