艦隊これくしょん この世に生を授かった代償   作:岩波命自

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今回は用語集第二段と、本作における深海棲艦について解説です。
おまけは愛鷹のある程度の詳細設定。



用語集(二)及び深海棲艦について

支援艦

艦娘の長距離航海、大艦隊遠征時の海上移動拠点。

負傷した艦娘の治療を行える集中治療室を備えた医療区画、艤装の整備点検・修理・補給を行う艦内工廠、療養区画、更に強力な通信設備を備えており、人間故に航行や行動範囲に限界のある艦娘の移動拠点たる充実した設備を持っている。

艦内には艦隊指揮を行うFIC(旗艦用司令部作戦室)が存在し、作戦指揮などはここで執り行う。

設計では揚陸艦を基にすることで、開発コストを抑える事に成功している。

また揚陸艦の設計が基である為、飛行甲板や格納庫を備えており、更にヘリコプターやオスプレイ輸送機の運用、搭載機能がある。

これらの艦載航空機は艦娘の救難・救護・輸送に使われる。

更に飛行甲板を用いて妖精さんが搭乗する艦載機の発着艦も可能。

ただし、艦のサイズによっては妖精さんの艦載機の発着艦能力には限界が生じる。

国連海軍では多数が量産されており、各国艦隊に配備されている。

複数クラスが存在するが、小型でも排水量は一万トン以上ある。

艦尾のウェルドックから艦娘の発進を行う。

日本艦隊配備艦ではウェルドックの運用から艦娘の艤装整備などは第五分隊が行う。

支援艦の左右両舷には車輛ランプを備えており、補給物資運搬や車輛輸送にも用いられる。

個艦防御装備はCIWS(近接防御火器)とRWS(リモートウェポンシステム・遠隔操作式の機関砲)、チャフ・フレア発射機と軽装備だが、深海棲艦に誘導弾などは照準不能なため特に問題にはならない。

各国艦隊配備艦だが、大元の所属は国連海軍支援任務軍である。

艦長は大佐が就く。

 

 

HH60Kレスキューナイトホーク(架空機)

戦闘捜索救難ヘリであるHH60の最新版。

エンジンの改良、機体構造素材の見直しなどで積載量と航続距離、速度を向上させている。

機長、副機長、救難士、状況に応じて衛生兵が乗り込む。

戦闘捜索救難型の為、多少の軽火器は装備可能。

レスキューナイトホークのナイトは「夜=Night」ではなく、「騎士=Knight」から来ている。

 

 

HV22D(架空機)

VTOL輸送機V22オスプレイの戦闘捜索救難型。

HH60Kと任務内容は同じながら、その機体サイズを生かしたペイロード(積載量)が強み。

 

 

CH53K(実在機)

輸送ヘリで支援艦への物資・人員・負傷艦娘の救護輸送に用いられる。

 

 

M928A2 

七三式トラック 

ハンヴィー 

高機動車

海軍基地で運用されている輸送車両で全て実在装備。

基地での人員物資輸送に用いられる

七三式トラックと高機動車は日本艦隊にのみ配備されており、自衛隊時代から運用されている。

後方の基地で運用する輸送車輛は、基本的に更新されない、または遅れており旧式装備が多い。

 

 

F35

F22

Su57

J20

An178

C2

MV22

国連軍海兵隊航空軍に配備されている戦闘機及び輸送機。

戦闘機は深海棲艦に対抗する事はほぼ無理なので、深海棲艦との戦闘に用いられることはまずない。

旧式化したF/A18スーパーホーネットなどを無人高速偵察機として運用する、無人機として囮、弾除けに用いられる事はある。

 

このほかに、基地防衛の為に盾艦として旧式化した軍用艦艇を無線操縦に改装し、時間稼ぎや艦娘の盾として用いられることがある。

 

 

急性ロシニョール病

単にロシニョール病と呼ばれる場合もある。

現在艦娘になった女性のみ発症が確認されている難病。

発見者の元艦娘のフランス人軍医アメリ・ロシニョールの名を付けられている。

症状は臓器機能の低下、免疫力・筋力の衰え、癌発生率の急激な上昇等々。

感染経路は全く不明だが、艦娘から艦娘に感染する事や、空気感染することはない模様。

現在、完治可能な治療法は見つかっておらず、辛うじて抑制剤による症状の進行、深刻化を防ぐ、手術による幹部のピンポイント治療程度。

症状はレベル1~5が存在し、レベル1~3までは抑制剤による症状の進行を抑え込められるが、具体的な患部が現れない為手術治療が出来ない。

レベル4になると手術による患部ピンポイント治療が必要。

ただし患部の広がりや転移が早い為、手術による治療も限界がある。

レベル5になった場合もはや手遅れである。

抑制剤は用をなさず、手術の治療も不可能であり、余命宣告を余儀なくされる。

現在に日本艦隊で確認されている艦娘患者は比叡の他に蒼龍、加古、鈴谷、川内、神通、北上、睦月、夕立などだが潜伏患者も複数存在する模様。

比叡以外はレベル3以下。

後に愛鷹がレベル5の末期患者であることが判明し、余命一年半程度となった。

 

 

AWACS

艦娘を空中から指揮管制する早期警戒管制機のこと。

エーワックスと読む。

機種はE10、A100の二種類が主に使用されている。

また妖精さん運用版のAWACSも存在し、富嶽、B36が用いられる。

 

 

UNPACCOM

国連軍太平洋方面軍司令部のこと。

ユーエヌパックコムと読む。

太平洋での日本、北米、オーストラリアの艦娘艦隊や海兵隊の統合作戦指揮を行う。

武本は国連軍のUNPACCOM隷下の日本艦隊司令官と言う肩書。

フランクリン・チャンロン海軍大将が司令官を勤める。

 

 

「CFGプラン」

増大する艦娘の損害を補填する「画期的」とされる計画。

詳細は不明。

ただし、この件について時期的に武本、大和、愛鷹が関与している可能性がある。

 

 

艦隊編成について

六隻で一個艦隊を組むのが定石である。

六隻以上一二隻未満での編成の一個艦隊は、深海棲艦から発見されるのが早まると言う事が判明しているが、その原因、理由等は不明。

ただし基地防衛艦隊は八隻が定数。

一個艦隊を複数組む際は六の倍数で組めば、発見される可能性が六隻よりは上がるモノの、六の倍数では無い艦の数と比べると下がる。

基地防衛艦隊は基地防衛と言う初めから展開を知られても、問題はないと言う観点などから八隻編成となっている。

 

 

階級について

国連海軍における階級は以下の通り

海軍元帥

大将

中将

少将

准将(下級少将のO-7相当であり実質基地司令官専門階級)

大佐

中佐

少佐

大尉

中尉

少尉

准尉(←艦娘の初任階級はここから)

一等兵曹長

二等兵曹長

三等兵曹長

四等兵曹長

一等兵曹

二等兵曹

三等兵曹

上等水兵

一等水兵

二等水兵(訓練兵階級)

 

 

イダ=ヴィル国境紛争

ガングートの人生を変えた出来事。

深海棲艦の本格的な人類への攻撃開始による世界社会の混乱下で起きた、ロシアとエストニアでの国境紛争。

エストニアのロシアとの国境の地、イダ=ヴィル県でロシア系住民と地元住民との間で暴動が発生。

これにロシア連邦軍が部隊を国境沿いに展開し、エストニア軍も部隊を派遣して対抗。

その後、偶発的に戦闘が勃発してロシア軍とエストニア軍との間で戦闘が発生。

情報共有が難しい混乱が拍車をかけ、空爆を含む激しい戦闘へと発展してしまう。

ロシアは更にロシア系住民と自国民保護を名目にエストニア領内へ侵入。

幾度かの大規模な戦闘の後、事態を知ったEUの仲介で紛争が終結する。

当時七歳のガングートはこの紛争で家族を失い、さらにロシア系住民だったことから同じエストニア人から迫害じみた扱いを受け、ついには愛する故郷を追われてしまう。

 

 

能登半島沖海戦

国連軍に編入された元海上自衛隊の第一護衛隊群の護衛艦八隻が深海棲艦の戦艦部隊と交戦した海戦。

能登半島への侵攻を行う深海棲艦に対し、第一護衛隊群のヘリ搭載護衛艦DDH「あまぎ」とミサイル護衛艦「ほたか」「あきつかぜ」「ふゆかぜ」「あかしお」「きりしお」「せとづき」が迎撃に出撃。

艦載するヘリ及び航空基地からの航空支援を受けて第一波を撃退するには成功するも、航空部隊が補給のため撤退している間に第二波の艦隊が襲来。

奮戦虚しく「あまぎ」以下の八隻全艦が撃沈され全滅。

「あきつかぜ」航海長だった武本ただ一人が生還した。

 

 

ハワイ奪還作戦

国連軍が行った「艦娘以外の戦力で行った作戦」では最後の海上戦闘が含まれる、深海棲艦の手に落ちたハワイ諸島奪還作戦。

正式名は「太平洋の自由」作戦(オペレーション・パシフィック・フリーダム)

北米艦隊の原子力空母二隻を含む総計四〇隻ほどの残存艦艇及び航空戦力、海軍兵、海兵隊員総計三万人を動員。

物量で作戦成功を図るも、深海棲艦の強固な防衛体制の前に敗退。

今作戦で艦隊旗艦「バラク・オバマ」と「トマス・ジェファーソン」の二隻の空母を含む八割の艦艇、多数の航空機、海軍兵、海兵隊員を喪失する。

またこの戦いで初めて棲鬼、棲姫級、更に泊地、港湾、飛行場、集積クラスの棲鬼、棲妃の深海棲艦が「多数」確認された。

艦娘の戦線投入以前の国連軍史上最悪の敗北とされる。

この戦いの後、国連軍は作戦の主軸の空母二隻を含む多数の艦艇と兵員を喪失して艦隊編成が困難となったほか、ロシアの資源地帯の治安回復、制圧による燃料供給源確保まで燃料不足に陥った為、洋上艦艇の出撃が大幅に制限される。

 

 

セイロン方面解放作戦

正式名オペレーション・フレンド・ストライク

日本と英国の二国間で行われた統合作戦で、セイロン方面の深海棲艦排除、制海権、制空権奪還を目的とした。

道中の敵排除に手間取り、出撃回数が増加するも戦功を求めた作戦司令部の強引かつ無謀な連続出撃が祟り、リランカ島空爆作戦成功後艦娘の疲労が深刻化する。

また修復剤の連続投与により、複数の艦娘が重度の中毒症状や体調不良に陥る。

しかし艦娘の生命軽視の作戦継続の結果、空母ハーミーズが奇襲を受け轟沈・戦死、鳳翔大破・重傷と先行艦隊が航空支援可能な空母二隻を一瞬にして喪失する。

さらにハーミーズ、鳳翔が無力化されたことで防空能力が低下。

そこへ深海棲艦の戦爆連合の波状攻撃を受け重巡ドーセットシャー、コーンウォール、テネドスが相次いで轟沈・戦死し、日本艦隊も第六駆逐隊が響を残して全滅、榛名、飛龍、愛宕、阿武隈が大破し、蒼龍が意識不明の重体に陥る。

艦隊は損害の大きさから急遽撤退するが、追撃を受け結果的に日本艦隊撤退支援の為の殿を買って出た英国艦隊が旗艦巡洋戦艦レパルスの轟沈・戦死により壊滅(レパルス以下大破、中破艦娘が自らの意思で踏み留まった結果)し、最終的に艦隊は半数余りの艦娘を失って敗走した。

艦娘が戦線に投入されて以来初の大黒星とされる。

 

MI作戦

ミッドウェー島近海の深海棲艦の拠点棲地MIへの攻略作戦。

先行した空母部隊が奇襲により一時、壊滅の危機に陥るも後続部隊の合流で危機を脱し作戦は成功。

複数の負傷者が出るものの死者は出ず、戦略的、戦術的の両方で勝利となる。

この戦いが実質大和の初出撃となった。

 

 

FR77船団の悲劇

英国艦隊の本国艦隊所属の艦娘六人が護衛したFR77船団が、大西洋で深海棲艦の波状攻撃と暴風雨で壊滅した出来事を示す。

多数の貨物船が撃沈され、軽巡スターリング、駆逐艦ヴェクトラ、ヴァイキングが戦死、ユリシーズが右足切断の重傷を負う。

 

 

ラッセル諸島沖海戦

青葉最大の失態にして、艦娘としての経歴で黒歴史になった海戦。

第六戦隊中核の艦隊による深海棲艦の泊地殴り込み作戦の際、激しいスコールのせいで艦隊が離散してしまう。

青葉と古鷹ははぐれた艦娘を探している際に艦影を視認。

視界不良のため発光信号を青葉の提案で送ったところ、発砲される。

誤射と思った二人は回避行動を行いつつ信号を送り続けるが、実際は深海棲艦の艦隊であった。

退避が遅れた青葉が被弾し、全砲門と機関部が損傷、重傷を負って動けなくなる。

援護に入った古鷹はリ級の砲弾の一発が左目を直撃、一瞬で人事不省に陥る。

二人が止めを刺されかけた時、衣笠、加古他はぐれていた艦娘が救援に駆け付け撤退に成功する。

青葉と古鷹は一命をとりとめたが、古鷹は左目を失う事になった。

この事が青葉にとって暗い過去となっている。

 

 

鉄底海峡海戦

詳細は秘匿されているモノの、ソロモン諸島ポイントレコリスの深海棲艦の重要拠点攻略作戦と公表されている。

青葉、衣笠、夕張、大和の他多数の艦娘が参加し、最終的にポイントレコリスの深海棲艦の重要拠点は破壊されて作戦は成功する。

多数の負傷者を出すも、戦死者を出すことは無かった。

この戦いで多数の敵戦艦を撃沈した大和は大佐へと昇進。

この戦いで自信を付けた大和は、自信家としての面を見せ始める。

 

 

沖ノ鳥島海域艦隊戦

新型深海棲艦のス級及び沖ノ鳥島海域の深海棲艦の一大拠点撃滅の大規模作戦。

激しい航空戦と水上部隊の夜間突入が行われる。

航空戦の効果が不十分だったため、予定通り水上部隊が突入するも深海棲艦の待ち伏せとス級二隻の増援により艦隊は壊乱状態に陥る。

混戦する戦闘の中、北米艦隊の重巡スプリンフィールドが被弾、戦死する。

艦隊を迎撃してきたス級二隻は愛鷹と第三三戦隊の活躍で撃沈に成功する。

しかし、水上部隊は甚大な被害を受け、航空攻撃も激しい迎撃により不十分だった為、作戦は深海棲艦が若干有利な痛み分けに終わる。

 

 

ラバウル近海の海戦

オーストラリアより回航された長距離戦略偵察群(LRSRG)水上部隊の補給と誘導を目的とした艦隊と、先日から捜索・排除対象となっていた深海棲艦の空母部隊との間で起きた偶発的戦闘。

激しい豪風雨によりLRSRGが離散しただけでなく、捜索に出た第三三戦隊が高波にのまれて二次遭難、さらに補給部隊と遭遇した深海棲艦艦隊を独断で単独誘引に当たった霞が撃沈・戦死と被害・損害を多く出す。

最終的に現場判断で深海棲艦空母部隊を殲滅するも、戦闘終了間際のヲ級の不意打ちで満潮が腹部を刺され負傷する。

満潮は搬送先の病院で治療を受け、回復する。

またこの戦いの後、愛鷹は急性ロシニョール病を発症し、その末期患者であることが判明した。

 

 

深海棲艦について

現在人類が世界共通の敵と定めて、国連軍を組んで対抗している謎の海洋武装集団。

深海棲艦は特定国家の軍ではない非正規軍として扱われている。

現在、国連軍と言う正規軍対深海棲艦と言う非正規軍の大規模な世界大戦の体を為している。

事実上、人類史上最大級の海上での非正規戦である。

目的や正体、人類を攻撃する理由などについては殆ど解明されていない。

ファーストコンタクトは、二〇二〇年のグアム島沖でのアメリカ海軍の戦略原子力潜水艦失踪事件とされている。

その後、複数の艦艇、船舶を散発的に襲撃し撃沈、生存者は全員殺害されている。

西暦二〇二五年の地球全土での衛星回線の途絶による混乱を期に、大規模な戦闘を仕掛ける様になる。

衛星経由の長距離通信網が途絶したため情報共有が出来ず、人類間での軍事衝突が起きる中に乗じて各国海岸部にも攻撃を開始。

深海棲艦相手には誘導兵器の誘導が出来なくなる他、的が小さい為砲熕兵器による砲撃も追随が難しい為、艦艇での対抗は極めて困難。

深海棲艦の航空機も戦闘機の対空ミサイルの照準が出来ず、更に戦闘機と比べ非常に小さいだけでなく機動性が高い為こちらでも対抗困難である。

艦娘配備以前は大艦隊を編成し、攻撃の受けにくさと物量を持って、強力なアメリカ海軍の空母打撃群までもを葬っている。

衛星経由のシステムダウンは、恐らく深海棲艦の存在のモノと思われているが、一体どのような原理・仕組みでそうなっているかについての裏付けはない為、憶測に止まっている。

深海棲艦が多数展開している、または完全にテリトリーと化している海域は航行機器、通信網の妨害等の「羅針盤障害」が発生する。

戦艦、空母、巡洋艦、駆逐艦、潜水艦、輸送・補給艦艇、陸上型などが確認されている。

本体と呼ばれるものを駆逐艦以外が持っており、どれも女性型である。

駆逐艦に関しては一部を除き人型の部分は無く、海洋生物の形に類似している。

深海棲艦のそれぞれの艦種には、「elite」「flagship」の二種類の強化形態と呼べるものが存在。

強化形態一つでも充分厄介な存在となるが、更に上級種と言える棲鬼、棲姫級と呼ばれるさらに強力な深海棲艦も存在する。

艦娘の強化が行わるのに合わせて、深海棲艦も強化が行われており、戦力、技術のイタチごっこ化が起きている。

一般的に棲鬼、棲姫が外洋艦隊の艦として出撃する事はあまりなく拠点防衛についている模様だが、大規模な外洋艦隊にいる事も確認されている為、防衛専門と言う訳ではないと言われている。

深海棲艦では撃沈された艦娘を何らかの形で深海化し、自軍戦力化している事がある。

人語は話さないが、何らかの手段で深海棲艦同士でのコミュニケーションをとっている模様。

いわば「表情と仕草が口よりモノを言う」形である。

人外の存在と捉えられているが感情表現をする、仲間を庇うなど人間と同じような仕草、行動を行う事がしばしばある。

複数の対応案が出され、その中にあった「適正者に銃火器を施した重装海上歩兵」と言う形での新兵科「艦娘」が設立されることになった。

 

 

駆逐艦

イ、ロ、ハ、ニ、ナの四種類とそのサブタイプが、標準的な駆逐艦の種別として確認されている。

また棲鬼、古鬼、船渠、防空棲姫、防空埋護姫、深海雨雲と言った特殊なタイプも存在する。

現在、深海棲艦ではイ級の後期型と呼ばれるタイプが主力艦として運用されている模様。

大体の行動方法は海中を半潜水状態で航行し、戦闘時に海面に浮上し砲撃と雷撃を行う。

その特性上、空からの攻撃には極めて脆弱だが、ナ級は対空火力を強化しており高脅威目標に指定されている。

一方で半潜水と言う特徴を生かしての奇襲攻撃を行って来る。

イ級はその形状や航行時の動きから「海洋生物の深海化した姿」とする仮説が立てられている。

 

巡洋艦

重巡洋艦と軽巡洋艦の二種類が存在している。

軽巡洋艦からは一部が人型となっており、駆逐艦より性能面が向上している。

重巡洋艦は完全に人型化しており、深海棲艦でも最も数が多く確認されている為、重巡が数的に主力艦となっている模様。

軽巡はホ、ヘ、ト、ツ級及び軽巡枠に分類される重雷装巡洋艦のチ級の四種類が確認されている他、棲鬼、棲姫の二種類も存在。

ツ級の対空火力が大変高いのが特徴であり、艦隊防空はツ級が中核を担っている模様。

重巡はリ級、ネ級、ネ級改の種類が確認され、棲姫も存在。

人型をしている為もあって重巡は旋回時の機動性も高く、また火力、耐久も上がっている。

ネ級は戦艦に継ぐ強敵化しており、また素での強化もあって、かつて容易に撃破する事が出来ていた同じ重巡の筈の青葉にとってネ級は分が悪くなって来ている。

 

戦艦

複数の艦種が存在しル級、タ級、レ級の三種類、棲姫、棲姫改、水鬼、水鬼改、欧州水鬼、海峡夜棲姫、太平洋深海棲姫、仏棲姫が確認されている。

数的にはル、タ級が主力。

戦艦の名に恥じない強力な火力と耐久力を備えており、非常に強敵である。

出現数は多くないが、そのスペックで艦隊に大きなダメージを与えて来た。

戦艦艦娘や空母艦娘の航空戦力以外はほぼ正面からの太刀打ちが難しく、駆逐艦の火力だけでは撃沈出来ない。

魚雷攻撃は有効なので駆逐艦でも撃沈は可能だが、非常に危険。

戦艦における棲鬼、棲姫などは極めて強力な艦種であり、一個艦隊をほぼ単独で戦闘不能に追い込むことが出来る。

その為戦艦の棲鬼、棲姫級は数を集めた場合、物量戦が効果的。

ル級は重火力、重装甲、タ級は装甲をやや落として速力を重視していると推定されている。

レ級は重要拠点の防衛艦隊の主力戦艦となっている模様で、こちらは戦艦でも分が悪い難敵。

強力な航空戦力、砲戦火力、雷撃戦能力、対潜攻撃と多目的な任務に就くことが出来る。

欧州水鬼、太平洋深海棲姫はそれぞれ欧州総軍、UNPACCOMの海域でのみ確認されている。

仏棲姫はフランスのみで確認されたが、過去の作戦で全滅したとみられており、現在に至るも確認されていない。

 

航空戦艦

泊地棲鬼、棲姫、装甲空母棲鬼、棲姫、南方棲鬼、南方棲戦鬼、南方棲戦姫、深海双子棲姫、北方水姫、欧州棲姫がこの種の艦種に該当する。

戦艦並みの火力と航空母艦並みの航空戦力を兼ね備えている。

レ級と比べると多目的運用能力には限界が多く、また数が多くない。

とは言え、全てが棲鬼、棲姫級なだけに大変危険な存在であることには変わりない。

殆どが重要拠点防衛についていると推定されている。

南方と付くモノは太平洋及び大西洋南部、北方と付くモノは太平洋、大西洋、北海などで活動・確認されている為その呼称が付いている。

欧州棲姫は欧州総軍の目の上のたん瘤となっている。

 

空母

軽空母にヌ級、護衛棲姫、護衛水姫、正規空母にヲ級、棲鬼、棲姫、深海海月姫が存在する。

深海棲艦の海上航空戦力の中核をなす。

現代の「制空権あっての艦隊」を支える重要な戦力であり、会敵した場合の攻撃優先度が比較的高い。

ヲ級に関して、用途不明なステッキ状のものを構えており、ヲ級の中にはこれで近接攻撃を仕掛けるのも存在する。

航空戦力に関しては近年、タコヤキと呼ばれる白い球状の艦載機が主力機となりつつあり、航空戦力の急激な強化が行われている模様。

タコヤキの空戦能力は高く、艦娘の航空戦力でも容易ならざる敵となりつつある。

 

水上機母艦

深海棲艦での水上機母艦という艦種カテゴリーで該当するのは、水母棲鬼、棲姫。

レ級のダウングレード版と呼べるスペックとされるが、大変に撃たれ強く、撃破に関しては高難易度目標である。

随伴艦自体が必ず棲鬼、棲姫級である為、攻略も厳しい存在。

ただし火力と雷撃能力、航空戦力に関しては「他の棲鬼・棲姫の凶悪な戦力と比べれば幾分はマシ」と呼ばれる程度にある。

 

潜水艦

カ、ヨ、ソ級、潜水棲姫が確認されている。

棲姫以外は単独、あるいは少数なら脅威度は低いものの、群れを成すような大群となると大変危険な存在と化す。

艦娘の戦闘による負傷者で四肢欠損となった者の多くが、潜水艦による雷撃の犠牲者である。

魚雷攻撃だけでなく、対艦娘と対船舶用の機雷を敷設する機雷敷設型も存在する。

 

輸送艦・補給艦

ワ級がこの役割についている。

このワ級が深海棲艦での物資輸送及び補給を担っている。

火力に関しては個艦武装程度だが、決して侮っていい存在ではなく、flagship級となると駆逐艦を大破させてくることもある。

 

陸上型

深海棲艦の陸上配備型ともいえるもので、制圧され島々における深海棲艦の基地施設として、また独自に建造した海上拠点の要となっている。

海上の深海と違い、防御態勢、火力すべてが大変に高く、一個艦隊での制圧は不可能。

複数個艦隊でも容易ならざる敵。

泊地、飛行場、港湾、離島、集積地、運河、北方、中間、中枢、北端、砲台と呼ばれるものが存在しどれもが棲鬼、棲姫級揃いとなっている。

共通する事として、破壊後は残骸などがすべて消滅してしまう為、爆撃、砲撃によるクレーターやその破片はある物の、残骸や死骸から情報を得る事が出来ないと言う事である。

陸上型に関しては戦車や装甲車輌、歩兵のミサイル以外の火器でも充分攻撃可能となる。

ただし、それが可能なのは航空優勢の確保、又は制空権の確立、護衛をすべて排除した上での攻略時である。

 

ス級

新たに確認された深海棲艦の巨大艦。

異常なまでの大火力とその巨体に似合わずの機動性が特徴。

またサイズも陸上型を除けば深海棲艦一の大きさである。

その主砲火力は至近弾で金剛を瀕死の重傷に追い込むほどであり、単艦の砲撃で一八隻(一八人)の艦隊の三分の二を一瞬で行動不能に追い込んだ。

主砲は取り回しがやや悪い為接近戦に弱いものの、副砲を多数装備しており、内懐に入った敵には副砲で対処する。

副砲自体の火力も強力であり、愛鷹の主砲塔の装甲でも防ぐことは出来ない。

三連装主砲塔を四基備えている為、主砲砲門数は一二門である。

防御力も高く大和型の砲撃でも撃破しがたい。

巨大艦ス級はその圧倒的戦力故に、深海棲艦でも維持・整備には手間がかかる存在の模様。

本作における愛鷹の深海棲艦における最大の敵。

 

 

愛鷹について

本作の主人公愛鷹の設定公開

・生年月日・年齢:不詳

・出生地:不明

・国籍:日本

・身長:一八九センチ

・体重:五八キロ

・血液型:A(Ch)型*1

・海軍入隊・軍籍登録:二〇四三年*2

・国連海軍国際士官学校首席にて卒業

・認識番号:FG3256522246

・艦種:超甲型巡洋艦

・艦種略号:CB

・階級:中佐

・前任地:国連海軍直轄艦隊第666海軍基地*3

・趣味:ジャズ鑑賞 読書 銃器射撃 ポーカー

・嗜好品:葉巻 コーヒー

・性格:

冷静だが稀に熱くなる。

対人関係では受動的で、感情の起伏を大きく出さないが、胸の内の愛鷹は感情表現が豊か。

身体能力は高く、動体視力も極めて高い。

語学、異国文化に詳しい。

小食家で普段はサンドイッチしか食べていない。

・好きな食べ物:アイスクリーム 瑞鳳手製の玉子焼き

・嫌いな食べ物:特にない模様

・利き腕:両利きだが、公共規格に合わせて右手を使う事が多め。

・好きな花:アオタンポポ。

・交友関係:

青葉、衣笠、夕張、深雪、蒼月、瑞鳳とは仲が良く、部下として信頼している。

青葉は良き友人として、自身の秘密の理解者として絆が強い。

ガングートの姉御肌、リーダーシップ、人柄に憧れを抱いている。

大和と武本に対し理由不明の憎悪を抱く一方で、大和との関係を良くするべきだと考える自分がいる事から、内心葛藤することがある。

 

・その他:

急性ロシニョール病の末期患者で長くはない。

喫煙者である為、実は口臭を気にしている。

それでもヘビースモーカーの一歩手前の愛煙家。

葉巻以外にもタバコなども吸う事はある。

自室の本棚の本を出した後、すぐに片付けない為、積まれた本が山を作っていることがある。

自室にはコーヒー缶用の小型冷蔵庫を置いている程、大のコーヒー好き。

料理は瑞鳳に教えてもらうまでは未経験と語るが、実際は料理経験がある。

しかし、作った料理への評価があまりにも酷過ぎた為、自信とやる気をなくした。

容姿と背丈は大和と同じだが、胸囲を含む体系には差異がある。

靴がハイヒールの為、普段は実際の身長より八センチも高くなる。

戦闘で破損した制服類の修繕は自分で行っている。

タイピングが極めて速い。

体質的に酒が飲めない。

見た目は、釣り目の大和と言った風貌のクールビューティーだが、可愛いものが好きな一面を持っている(ただ、恥ずかしいので秘密にしている)

見た目に似合わず実は力持ちである。

非番の時はジャズ鑑賞しており、リズムに合わせて少し体が動く。

負傷の痛みには極めてタフだが、棚の角に足の小指をぶつけ、一人部屋で悶絶している事がある。

ポーカーでは、ポーカーフェイスを作るのが非常に得意。

 

 

・キャラデザインコンセプト

大和の「優雅な女性」要素をすべて抜き、釣り目の険のあるイメージ。

笑顔は時に大和と同じ柔らかさを見せる事も。

体形は大和を身長以外は大幅にダウングレード(特に胸囲)した形。

喋り方、性格は大和と比べ非常に落ち着きがあり、大人びている。

普段は淡々とした喋り方。

周囲からのインテリ呼ばわりには、「まあ、そうなるか」と苦笑交じりに受けて入れている。

大和の様な髪留めはしておらず、ポニーテールの長さは大和の半分程度。

 

 

 

*1:前例のない新種の血液型であり、普通のA型血液による輸血も簡単には受け付ける事が出来ない。

*2:青葉の調査では「一〇〇パーセントそうとは言い切れない」。

*3:どこにある基地かは不明。

 




深海棲艦についての設定の一部以外は本作でのオリジナル要素一〇〇パーセントです。
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