バカとテストと召喚獣 ~僕はこの歪んだ運命に抗い続ける~ 作:天沙龍月
……まぁ、ふざけるのはこのぐらいにして本編を……どうぞ!
ーここは、どこだろう?……いや、分かる。
僕は夕暮れのオレンジ色の空をバックに幼稚園の帰り道を一人の少女と手を繋ぎながら歩いていた。
しばらく歩いた後、少女かくるりと僕の方を見て、
「あきくん!あたし…あたしね…あきくんの事、せかいでいっちばんだいすきだよ!」
茶髪の少女が顔を紅く染めながらそう言ってくれた。僕はそう言ってくれたのがとても嬉しかった。僕も彼女の事が好きだった。だから、
「ぼくも、ーーーちゃんのことがだいすきだよ!」
とちゃんと言葉にして伝えた。しかし、
ー今の僕には彼女の名前がわからない。
「え~!?本当?やった~‼」
彼女はそう言いながら、ピョンピョンと跳び跳ねていた。余程嬉しかったんだろう。そんな彼女の様子を見ながら、僕もとても嬉しくてしょうがなかった。端から見ればだらしない笑顔を並べていただろう。これで彼女の名前さえ思い出す事が出来れば何も言う事はないのが…
いやダメだな、彼女以外の景色が消えてきている。もうこの夢か終わりかけている。もう何も思い出せないだろう。
ーそして、すべてが白に変わった。ー
目を開けると見慣れた天井だった、僕の部屋だ。太陽がまだ登ってまだそんなに時間は経っていないだろう。
時計を見るとまだ午前5時だった。そんなことより、
「さっきのは…夢、なのかな? だけど……」
だけど彼女は、どこかで見た気がする。一体どこだったか。夢の中では幼稚園の帰り道だったから、もしかすると幼稚園の頃の友達かもしれない。だけど、彼女の顔が思い出す事が出来ない。
彼女の顔に白いモヤがかかったように。
彼女の事はとても気になるけど、こんな調子だと考えても多分答えは出てこないだろう。
さてと。考え事をするのは後でもできる。それよりも今のうちに朝ご飯を作らなきゃ、学校に遅れてしまう。時計を見ると午前5時30分いい頃合いだろう、料理を始めよう。
キッチンに向かい朝ごはんの献立を考える。
今日は何にしようかな? 2年生の始まりだし縁起の良いものがいいかな。だけど作るの時間かかるし……よし決めた、普通に和食にしよう。
1時間後
料理は作り終わったけど、作っている間も夢に出てきた少女の事を考えていた。朝ごはんを食べながらまた考えてしまう。朝ごはんを食べ終え、身支度を終わらせて、7時30分。ちょうどいい時間だし、学校にいこうかな。ガスの元栓を締め、戸締まりを確認して玄関へ向かう。玄関を出てカギを締める。 さぁ、学校にいこう。
30分後
学校への通学路を歩いていると、あるものを自分が持っていない事に気づいた。
「バック、忘れた~!」
完全に忘れていた。今から取りに行って学校に着くのは遅刻ギリギリだろう。まったく我ながら何で忘れちゃったかな~。
さらに30分後
学校の校門がやっと見えてきた。校門の近くには誰かがいた。もしかして、あれって鉄人、いや西村先生か。なんであそこにいるんだろう? ……まぁ、理由はだいたい分かるけど。
「遅いぞ!吉井!」
「げっ!…鉄人!」
「鉄人じゃない。西村先生と呼べ!お前で最後だ。ほら。」
鉄人から渡されたのは、なにかの封筒だった。なんだろう?もしかして、
「振り分け試験の結果通知だ。今日からそこがお前のクラスになる。」
「はーい。」
早速開けてみよう。ちょっと取りにくいな、これ。封筒の封が切れずに悪戦苦闘する。
「実はな。吉井…今だから言うが、去年一年間お前の事を見て、もしかしたらこいつは…バカなんじゃないかと疑いを持っていた。たが、試験の結果を見て先生は自分の間違いに気づいたよ…。すまなかったな。吉井…お前を疑うなんて俺が間違っていたよ。」
何て事言うんだ鉄人は!僕がバカなのは当たり前じゃないか。さて、中の紙を見よう。これは…
「お前は、疑いの余地もなく本物のバカだ!」
やっぱりFクラスだよね。おそらく彼らもいるはずだし、ちょっと寄り道していこうかな。
はい、お疲れ様です。多分、今回の明久はちょっと性格が変わってますけどちゃんと良いとこもあるので……好きになってくれると嬉しいです!
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……今日の夕時、もう一度来ていただけると何かあるかも?ですっ! それではっ!