__博士の私記__
天皇陛下の為に私は…我々はこの戦争に勝たなくてはならない。
ただ、このままだと兵力も武器も圧倒的に劣っている我々が負けるのは容易に想像できる。ならばどうするか?死なない無敵の兵士を壊れない最強の武器を持てばいい
我々はまず莫大な費用と人手で人造人間【ホムンクルス】を作った。生産コストが安定しない上に2回目の襲撃ではショットガンで頭を打ち抜かれて死んだ。所詮は人間と同じだ。命令を受け入れるだけで学習しない兵士はゴミ同然だった。
次に我々は機械生命体【オートマタ】を作った。
AIを搭載し、強固な防御力を手に入れた。しかし機動力が足りなかった。素早さが足りない。
機械生命体500機は敵国の最新鋭の火炎放射器によって焼き払われた。
次に我々は…………人造人間【ホムンクルス】と機械生命体【オートマタ】の合成実験を行いたいと思う。
薄暗い研究室、その研究室の中には丸々人間が一人入りそうなカプセルや研究机の上には歯車やネジが散乱していた。
研究資料の表目には大々的にこう書かれていた。【機械人形(オートマタ)と人造人間(ホムンクルス)合成実験】と…
薄暗い研究室の室内で数多く並べられているパソコンの中で一台だけ机を照らす光とパソコンの電源がついて稼働していた。
その机の前には初老の白衣を纏った男と黒髪ロングのこの世と思えないような端整な顔立ちの女性がいた。男はデスクに座るように…女性はその男に頭を下げる様に居た。
「いいか?お前はこの戦争を終わらせる為に造られた【兵器】だ、この国の為に尽力し、この国の為に朽ちてくれ…」
「了解です」
「私は禁忌を犯した罪で処刑されるだろう…その前にお前に名を与える。お前の名は…《AH06[シナ]》だ」
「記憶フォルダの最重要事項に追加しました」
「これからのこの国を…天皇陛下を守ってくれ…頼んだぞ」
「はい」
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合成実験記録[1]
【○月○日】
今日から私はこの国の為に禁忌を犯してまでも兵器を作ろうと思う。
ホムクンクルスとオートマタの合成だ。今までのホムクンクルスはどんなに素早く動けても耐久力が無かった、ショットガンで頭でもブチ抜けられたら死ぬ、普通の人間となんら変わりない耐久度だ。
今から行うのは人造人間《ホムンクルス》と機械人形《オートマタ》の合成実験だ、これが成功したら敵国ヲ退けるぐらいには働いてくれるだろう。
【×月☆日】
中々に上手くいかない。
人工筋肉とオートマタの腕の蒸気機関が合成できない、出来たとしても蒸気の力が強すぎて人工筋肉では引きちぎれてしまう。
まだまだやることは山積みだ、敵国が攻めてくるまであと2年、それまでになんとしてでも完成させなければ
【☆月☆日】
人工筋肉と機械の合成が出来るようになった。
これで成功に近づいた筈だ、これだけで4ヶ月経ってしまったが大きな進歩だ。
ホムンクルスの脳を完全に機械に入れ替えてみてはどうだろうか…?
指揮官を失っても動けるように成長型のAIを搭載することにしよう、だがそれだけの事をするのに頭蓋骨の大きさで収まるのだろうか…やってみよう。
【%月♪日】
やはり人工知能搭載にするとどうしても機械がデカくなってしまう。軽量化もしなければ頭が重すぎてこのままじゃ立つことすら不可能になってしまうかもしれない。
まずは機械の縮小化が目標になるだろう。
【¥月8…………
_____記実はここで途切れている________
この作品はプロローグ提供作品です
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